マークラインズ株式会社は、自動車産業に関わるビジネスユーザー向けに、新しいAI機能「マークラインズ生成AI β版」の提供を2026年1月13日より開始しました。
この機能は、マークラインズが持つ膨大な自動車関連データの中から、知りたい情報を自然な言葉で質問するだけで、必要な「データ」と、それを元にした「分析」結果を文章で受け取れるサービスです。まるで専門家が答えてくれるように、信頼性の高い情報が手に入ります。
日本初、データと分析を組み合わせた生成AI
「マークラインズ生成AI β版」は、B2B(企業間の取引)分野で、データと分析をAIが一つにまとめて提供するサービスとして、日本で初めての試みです。世界的に見ても、このようなサービスはまだ珍しいとされています。
このサービスは、マークラインズの情報プラットフォームの会員であれば、基本的に無料で利用できます。
マークラインズ生成AIの主な特徴
1. 「データ」と「分析」を同時に提供
一般的なWeb検索を使う生成AIでは、自動車業界の専門家が求める正確で詳しいデータを見つけるのが難しい場合があります。しかし、この機能では、最適な独自データが「データ編」として提示され、さらに幅広い情報を元にした正確で信頼性の高い分析結果が「分析編」として文章で提供されます。
2. 幅広い自動車情報を横断的に検索
マークラインズのコンテンツは、車の販売数やモデルチェンジなどの市場の動き、自動運転支援システム(ADAS)や電気自動車(EV)の技術トレンド、自動車メーカーと部品メーカーの関係、業界ニュースや技術レポートなど、非常に多岐にわたります。この生成AIは、これらの様々な情報をまとめて検索し、目的に合った網羅的な回答を一度に得ることができます。
3. 60カ国以上の多言語に対応
日本語、英語、中国語だけでなく、60カ国以上の言語で質問することが可能です。質問した言語に合わせて回答が生成されるため、世界中のユーザーが利用できます。
開発の背景と仕組み
誰もがAIを手軽に使えるようになった現代において、マークラインズは、大規模言語モデル(LLM)と検索拡張生成(RAG)というAI技術を活用して、この生成AIを開発しました。これにより、質問内容に最も近い情報をデータベースから探し出し(RAG)、それらをLLMが分析・要約することで、単に情報を提示するだけでなく、文脈を理解した実用的な回答を実現しています。
例えば、「EV市場は今後どの地域で成長すると予測されるか?」と質問すると、マークラインズが持つデータの中から関連性の高い情報が「データ編」として示されます。
さらに、一般的な生成AIでは扱えないマークラインズ独自の専門情報と、最新のニュースやレポートを組み合わせた分析結果が「分析編」として文章で提供されます。

このように、専門的な知識や複雑な検索操作がなくても、自然な言葉で自動車産業の深い知見を引き出すことが可能になります。
今後の展開
この「マークラインズ生成AI」は現在β版として提供されており、利用者からの意見や要望を取り入れながら、より良いサービスへと改善を進め、正式版のリリースを目指しています。今後も機能の拡充と回答の精度向上に努め、さらに専門性の高い情報提供を目指していくとのことです。
マークラインズは、世界の自動車生産・販売、技術、部品などの情報をインターネット上で提供する「自動車産業ポータル」を運営しており、国内外の自動車メーカーや部品・材料メーカーなど、約5,600社に利用されています。また、コンサルティングや人材紹介なども手掛けています。
詳細については、マークラインズのウェブサイトをご覧ください。

