noteが生成AIを活用した自動多言語対応を開始、日本のコンテンツを世界へ

AIツール・サービス紹介

noteは、日本語で書かれたコンテンツを世界中の読者に届けるための自動多言語対応の試験運用を開始しました。

日本語コンテンツを、そのまま世界へ

この新しい取り組みでは、Googleの生成AIなどを活用し、まず英語をはじめとする複数の言語にコンテンツが自動で翻訳されます。これにより、海外の検索結果やSNSを通じて、日本のクリエイターのコンテンツが世界に広がる機会が生まれます。

クリエイターにとっての新たな可能性

この多言語対応によって、日本で活動するクリエイターは、海外向けのプラットフォームや翻訳サービスを介することなく、直接海外のファンに作品を届けられるようになります。例えば、伝統工芸に関する記事が海外のバイヤーに届いたり、企業の製品ストーリーが海外市場で注目されたりする可能性が広がります。

noteはこれまでも、GoogleやNAVERとの連携を通じて、グローバルなプロダクト開発を進めてきました。特に検索やAIとの相性を重視しており、2025年に株式会社ヴァリューズと実施した共同調査では、noteへの生成AI経由の流入が、検索流入から予測される期待値を約4倍上回ったことが示されています。

利用方法と対応コンテンツ

クリエイターは、自身のコンテンツを多言語対応の対象にするかどうかを自由に選択でき、設定はいつでも変更可能です。対象となるのはnoteに投稿されたテキストコンテンツで、画像、音声、動画コンテンツは現時点では対象外です。対応言語はまず英語から始まり、将来的には他の言語への拡大も検討されています。

本取り組みは、協力する一部のクリエイターの無料記事で試験運用が行われ、その結果を踏まえて対象が広げられる予定です。

自動翻訳された記事の表示例

自動翻訳された記事の表示例はこちらから確認できます。

なぜ自動多言語対応に取り組むのか

経済産業省の発表によると、2023年の日本のコンテンツの海外売上は約5.8兆円に達し、鉄鋼や半導体の輸出額を上回る規模となっています。政府は2033年までにこれを20兆円に拡大する目標を掲げ、「新たなクールジャパン戦略」を推進中です。

しかし、この成長を牽引しているのは主にアニメやマンガであり、日本の暮らしや仕事のスタイル、価値観といった文章コンテンツは、言語の壁により十分に世界に届いていないのが現状です。noteには、エッセイ、小説、ビジネスのナレッジ、企業のストーリーなど、1日に7万件を超える多様なコンテンツが投稿されており、それぞれのクリエイター独自の体験や考えが詰まっています。

AIの進化により、言葉の壁は以前よりも低くなっています。noteは、AIを創作そのものを代替するものではなく、クリエイターの創作をサポートする手段として活用してきました。今回の自動翻訳も、クリエイターのコンテンツを世界中の読者に届けるためのAI活用の一環です。AIによる自動翻訳の特性上、原文と完全に同じ表現にならない場合もありますが、作品の魅力が自然に伝わるよう、継続的に改善が行われる予定です。

今後の予定

この取り組みは、クリエイターが安心して利用できるよう、段階的に進められます。

  • 2026年2月〜3月: 一部記事での試験運用開始

    • 協力クリエイターの作品を対象に、自動多言語対応の精度や表示方法、海外からのアクセス傾向などを検証します。

    • 先行して自動多言語対応を利用したいクリエイターや企業担当者は、以下のフォームから登録が可能です。
      登録フォーム

  • 2026年春: 対象の拡大と有料コンテンツへの対応

    • より多くのコンテンツで多言語展開が可能になるよう、対象が広げられます。有料記事やメンバーシップ特典記事についても、段階的に海外読者への対応が進められる予定です。これらのステップを通じて、対応言語の拡大や改善を重ねながら、クリエイターの作品が世界中の読者に届けられます。

noteについて

noteは、クリエイターが文章、画像、音声、動画を投稿し、ユーザーがコンテンツを楽しんで応援できるメディアプラットフォームです。2014年4月にサービスを開始し、約6407万件の作品が誕生、会員数は1052万人(2025年8月末時点)に達しています。

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