実写の演技がAIでアニメに!「AIスタジオ・アインス」がリニューアルオープン
合同会社ズーパーズースは、モーションキャプチャスタジオをリニューアルし、新たに「AIスタジオ・アインス」として2026年3月1日にオープンします。このスタジオでは、実写で演じた動きや表情を、AIの力でアニメのキャラクターに変換する新サービス「AIロトスコーピング・アニメーション」の提供を開始します。

AIアニメに「感情」と「共感」をもたらす
AI技術は効率化に注目が集まりがちですが、作品が持つ「制作の背景」や、人の心を動かす「リアルの価値」を増幅させることが重要だと考えられています。このスタジオは、人間が土台となる演技をすることで、AIアニメーションに新たな「感情」と「共感」を創造することを目指しています。

スタジオの3つのメリット
- 演出意図に沿って映像をコントロールできる
撮影した実写映像を「ComfyUI」などの生成AI技術を使ってアニメに変換します。これにより、俳優の演技やカメラワークを保ちつつ、狙った画風のアニメスタイルに映像を完全にコントロールできます。 - 実写撮影のノウハウでアニメを作れる
アニメ制作の専門知識がなくても、実写撮影の経験があればアニメ制作が可能です。長編映画監督の実績を持つ代表の中島 良氏をはじめ、プロのスタッフが企画から制作までサポートするため、実写クリエイターも直感的に制作に参加できます。 - 早く効率的に作れる
従来は長い時間が必要だったロトスコーピング・アニメーションを、AI技術によって短期間で高品質に実現します。これにより、コストと制作期間を大幅に削減しながら、クオリティの高い作品を制作できます。

スタジオの空間と制作技術
「AIスタジオ・アインス」は、実写撮影とデジタル技術を組み合わせるために特別に設計されています。
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空間設計: 天井高4.0mを活かし、美術セットを自由に組むことができます。

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カメラトラッキングとリアルタイム合成: 実写カメラの位置や動きをデジタル空間と完全に連動させる「LinkBox」を採用。グリーンバックで演技する俳優とUnreal Engine 5による3DCG背景をその場で合成し、モニターで完成イメージを確認しながら撮影できるため、演出の精度が大きく向上します。

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AIロトスコーピング・アニメーション: 撮影した実写映像をComfyUIを使ってアニメーションに変換します。俳優の演技の細かなニュアンスを失うことなく、狙ったスタイルでアニメーションとして再構築できます。

これまでの実績と今後のプロジェクト
2023年に制作された長編アニメーション映画『死が美しいなんて誰が言った』では、AIレンダリングが全面的に導入され、2024年には世界最大規模の「アヌシー国際アニメーション映画祭」や「プチョン国際ファンタスティック映画祭」に入選、ニューヨークの映画祭ではベストアニメーション賞を受賞しています。また、大日本印刷株式会社(DNP)が運営する「DNP XR STUDIO」のAI分野業務パートナーとしても参画し、次世代の映像制作フロー確立に向けた共創を進めています。
さらに、以下の2つの大型プロジェクトが始動する予定です。
- 長編ドキュメンタリー映画『The Taste of Water』: 日本酒の味や香りをアニメーションで視覚化し、海外の視聴者に日本の文化を伝えます。
- ショートアニメシリーズ『ラストリセット(仮)』(全40話): 「AIによる心への介入」をテーマに、実写のリアリティとアニメの抽象性を融合させたSFサイコスリラーです。
私たちのビジョン「付加価値」の創造
人の演技や伝統文化といった「リアルの魅力」を、AIという「絵筆」を使って増幅させ、作品に特別な付加価値を与えることを目指しています。コンテンツがあふれる現代において、その作品固有の文脈こそが最大の価値になると考えられています。
リニューアル記念!スタジオ見学会を開催
メディア関係者および映像クリエイター向けに、スタジオ見学会が開催されます。
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日時:
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2026年2月27日(金) 18:00~
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2026年2月28日(土) 14:00~ / 17:00~
※所要時間は約1時間~1時間半程度です。
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場所: AIスタジオ『アインス』(ONE’S STUDIO内) 〒176-0005 東京都練馬区旭丘1丁目10-10
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内容:
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リアルタイムカメラトラッキング・バーチャルセット撮影の実演
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実写のアニメ変換技術の解説
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制作事例のビフォー・アフター紹介と質疑応答
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申込方法: AIスタジオ・アインスのホームページよりお申し込みください。
合同会社ズーパーズースについて
映画監督の中島 良氏が2020年に設立した映像制作会社です。生成AIを活用し、実写とアニメーションの境界をなくす制作手法に取り組んでいます。

