半導体は、スマートフォンやパソコン、自動車、家電製品など、あらゆる電子機器に使われている「頭脳」のような部品です。電気の流れをコントロールすることで、さまざまな情報を処理したり、動かしたりする役割を担っています。
近年、AIの急速な発展や電気自動車(EV)の普及、そして地球温暖化対策のためのGX(グリーントランスフォーメーション)といった新しい技術が広がる中で、半導体はますますその重要性を増しています。半導体がなければ、これらの技術は動かないと言っても過言ではありません。
世界の半導体市場は、WSTS(世界半導体貿易統計)によると、2026年には約1兆ドル(日本円で約150兆円)という巨大な規模に到達する見込みです。日本政府も、半導体を国の重要な戦略分野と位置づけ、研究開発への税制優遇などで企業を支援しています。これは、日本の技術が世界の半導体産業を支える上で非常に重要だからです。
特に、電力の効率的な利用を可能にする「パワー半導体」や、半導体の性能を最大限に引き出す「後工程技術」は、日本が世界に誇る強みです。これらの技術は、データセンターの電力消費を抑えたり、EVの充電時間を短縮したり、航続距離を伸ばしたりするなど、私たちの生活をより便利で持続可能なものにするために不可欠です。
この最先端技術の「今」を体験できるのが、東京ビッグサイトで開催される「第40回 ネプコン ジャパン」です。この展示会では、半導体に関するあらゆる技術が一堂に会します。
開催期間は2026年1月21日(水)から23日(金)まで、会場は東京ビッグサイトです。
展示会の中には、特に注目すべき2つの専門展があります。
注目展示会:パワーデバイス&モジュール EXPO
AIやEV、そして再生可能エネルギーの普及を支える電力制御技術が集まる展示会です。
データセンターの電力消費問題やEVの充電時間といった課題を解決する最新技術が紹介されます。
例えば、「サーバーの電力を大幅に減らす半導体」や「EV充電を速くするパワーモジュール」、「再生可能エネルギーを安定して送る送電技術」など、社会の課題を解決する技術を見ることができます。
出展企業(一部抜粋)
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三菱電機 (株): 発電から送電、蓄電、電力消費まで、電力の最適化技術を追求し、高圧直流送電向けなど、電力供給の安定化に貢献しています。

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富士電機 (株): 高性能で高品質なパワー半導体を提供し、産業や社会の省エネ化に貢献しています。

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インフィニオン テクノロジーズ ジャパン (株): パワーシステムとIoT(モノのインターネット)分野で世界をリードする半導体企業で、脱炭素化とデジタル化を推進しています。

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東芝デバイス&ストレージ (株): 2022年度から300mmシリコンウエハーでのパワー半導体生産を開始し、生産能力の強化を進めています。
注目展示会:半導体・センサ パッケージング展 (通称:ISP)
半導体の性能を最終的に決める「後工程」の専門展です。
半導体チップを組み立てるための最新技術や装置が集結し、世界初や日本初の技術も多数出展される予定です。この展示会では、半導体の性能を最大限に引き出すための工夫や技術を見ることができます。
出展企業(一部抜粋)
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ケーエルエー・テンコール (株): 半導体向けの検査・計測装置や製造ソリューションを提供し、品質向上と生産効率の改善を牽引しています。

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(株) カイジョー: 超音波応用技術を核に、接合、洗浄、計測の各分野で製品を開発しており、会場では最新の3機種が実機で展示されます。

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上村工業 (株): めっき技術のリーディングカンパニーとして、半導体パッケージの高密度化・高集積化に貢献するめっき薬品や設備を展示します。

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東レ (株): 素材、装置、分析技術の融合により半導体製造を革新し、研磨材やワイピング材、水処理膜などの先端材料を展示します。

「ネプコン ジャパン」は、同時開催展を含め、合計1,850社が出展し、92,000名の来場者が見込まれるアジア最大級の専門展示会です。
半導体の最前線に触れることができるこの貴重な機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
一般来場を希望される方は、以下のリンクから事前にご登録ください。
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展示会の詳細については、以下の公式サイトをご覧ください。
第40回 ネプコン ジャパン 公式サイト

