AIと食事で患者をサポート!「おいしい健康」が製薬・医療機器企業向けSaaS「Patient Success Program」を提供開始
ヘルスケアスタートアップの株式会社おいしい健康は、製薬・医療機器企業向けの新しい患者支援プログラム「Patient Success Program(PSP)」の提供を開始しました。このプログラムは、AIと「食」の力を活用し、患者さんの治療をサポートすることで、日々の生活をより豊かにすることを目指しています。

医療と製薬業界の変化に対応する新しい支援
近年、医療の現場では、薬による治療だけでなく、食事や生活習慣の改善を組み合わせた「包括的な治療」がますます重要視されています。しかし、医師や医療従事者が病院の外で患者さんの生活を継続的にサポートするのは難しいのが現状です。
このような状況の中、製薬業界も変化しています。薬を提供するだけでなく、「患者さんの健康と生活の質(QOL)を高める」という、より広い視点での価値提供を目指す企業が増えてきました。これを「Beyond the pill(薬のその先へ)」と呼びます。
おいしい健康は、これまでにも多くの製薬企業と協力し、500件以上の患者支援プロジェクトを実施してきました。この経験から、「薬から患者さんへ、そしてその先のデータとエビデンスへ」という製薬企業のニーズの変化を感じ取り、今回のSaaS型患者支援プログラム「Patient Success Program(PSP)」を開発するに至りました。

「Patient Success Program(PSP)」とは?
今回提供が始まった「Patient Success Program(PSP)」は、おいしい健康がこれまで行ってきた20件以上の臨床研究から得られた知識や、日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受けた研究開発の成果を元に作られました。
このプログラムの大きな特徴は、SaaS(Software as a Service)という形で提供される点です。これにより、製薬企業は初期費用を抑えながら、必要な期間や利用者数に合わせて柔軟にプログラムを利用できます。糖尿病や肥満症、喘息といった慢性的な病気から、がんや希少な病気まで、幅広い疾患に対応できるようアプリをカスタマイズすることが可能です。
アプリによるデジタルなサポートに加え、管理栄養士による食事相談など、専門家が直接サポートする「人的伴走」も組み合わせることで、多様な患者さんのニーズに応えます。

患者さんの治療を支える主な機能と導入の流れ
PSPは、製薬企業との契約に基づき、それぞれの病気に合わせてカスタマイズされます。その後、医療機関や主治医を通じて患者さんに案内され、患者さんはアプリを通じて様々なサポートを受けられます。
主な機能には、病状に合わせたAI献立やレシピの提案、食事の記録と栄養分析、管理栄養士への相談、運動などの生活習慣サポート、歩数・体重・血圧などのバイタルデータの記録、症状や服薬の記録などがあります。これらの機能で、患者さんの「治療生活における困りごと」を日常的にサポートします。
また、このプログラムは、患者さんの同意を得て集めたデータを匿名化し、分析結果を製薬企業に提供することで、治療効果の科学的な証拠(エビデンス)作りも支援します。

患者さん、医療機関、製薬会社、みんなに良い「三方よし」のモデル
このPSPは、患者さん、医療機関、そして製薬会社の三者すべてにメリットをもたらすことを目指しています。
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患者さんのメリット:
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病気があっても「食事をおいしく、暮らしをゆたかに」できるよう、健康状態に合ったAI献立や管理栄養士のレシピを利用できます。
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栄養、活動、服薬、体重、症状など、治療に大切なデータをアプリでまとめて確認できます。
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管理栄養士やAIがいつでもそばにいるように、食事の仕方など治療以外の困りごとを相談できます。
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医療機関のメリット:
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患者さんへの生活指導が効率的になり、治療への参加意識(アドヒアランス)が高まります。
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栄養専門職の業務を支援し、人手不足への対応にも役立ちます。
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患者さんの満足度向上や通院継続に貢献し、臨床成績の向上にも繋がります。
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製薬会社のメリット:
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低コストで患者支援プログラムを導入・終了できます。
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迅速にデータを集め、科学的なエビデンスを構築・発信する力を強化できます。
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患者さんの生活行動や服薬データを組み合わせた分析により、一人ひとりに合った治療支援モデルを構築できます。
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今後の展開:患者さん中心医療の新しいプラットフォームへ
おいしい健康は、すでに複数の製薬企業とともにPSPの提供準備を進めています。今後は、糖尿病や肥満症などの慢性疾患、がん、希少疾患など、さらに幅広い病気の領域へと展開し、患者さんを中心に据えた医療の新しい基盤となることを目指しています。
AI献立・栄養管理アプリ『おいしい健康』について
おいしい健康は、健康状態や病気、食の好みに合わせてAIが最適な献立やレシピを提案する、パーソナルな食事管理サービスです。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」や各種診療ガイドラインに基づき、家庭で手軽に食事管理を実践できるようサポートします。
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Google Play Store:https://oishi-kenko.com/katgut/android-kenko_google-play
株式会社おいしい健康は、「Food as Medicine(食を薬に)」をコンセプトに、データサイエンスに基づいた食事・栄養療法を通じて「世界から病気をなくす」ことを目指しています。アプリ『おいしい健康』や医療機関向けSaaS『Kakaris(カカリス)』を通じて、人々の健康と幸福、そして医療が抱える社会課題の解決に貢献していきます。

