滋賀大学が「因果AI」と「予防統合科学」の研究拠点形成へ、学際プラットフォーム「因果フォーラム」を始動

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滋賀大学は、2017年に日本初のデータサイエンス学部を設置して以来、データサイエンスやAIの分野で国内をリードしてきました。この度、同大学は、先端研究を推進するデータサイエンス・AIイノベーション研究推進センター内に「先端因果推論研究特別チーム」を発足させました。

このチームが昨年12月に開催したキックオフシンポジウムには、大学、企業、官公庁などから200名以上の参加者が集まり、活発な議論が交わされました。この盛況を受け、滋賀大学は、より深く、そして広く知見を共有するための学際プラットフォームとして「因果フォーラム」を本格的に始動します。

「因果AI」とは、単なるデータの関連性だけでなく、何が原因で何が結果なのか、その因果関係を深く理解しようとするAI技術です。また、「予防統合科学」は、社会で起こりうる様々な問題を未然に防ぐことを目指す科学的なアプローチを指します。滋賀大学は、これらの研究を推進し、「科学のためのAI(AI for Science)」と「AIを支える科学(Science for AI)」の両面を担う国内拠点の形成を目指しています。

第1回因果フォーラムの告知

「因果フォーラム」開催趣旨

このフォーラムは、以下の3つの柱を軸に活動を展開します。

  • 多様な専門家が集い、知をつなぐ場づくり: 因果推論や因果AIに関する最新の知識を共有し、理論から応用、社会での活用に至るまで、幅広い立場からの議論を促します。

  • 分野や組織の壁を越えた学際的な交流: データサイエンス、統計、AI、医療、教育、政策、産業応用など、様々な専門領域の事例や技術を紹介し合うことで、新しい共同研究や社会での活用につながる可能性を探ります。

  • 次世代を育てるオープンなコミュニティ形成: 因果推論の概念や方法を発展させるだけでなく、広く普及させることで、次世代の研究者や実務家が共に学び、つながるコミュニティを育てていきます。

第1回因果フォーラムの開催概要

第1回因果フォーラムは、以下の日程と場所で開催されます。

  • 開催日時: 2026年1月29日(木)12時50分~17時30分、2026年1月30日(金) 9時30分~16時30分

  • 会場: 滋賀大学彦根キャンパス(滋賀県彦根市馬場一丁目1番1号)

    • メイン会場:士魂商才館3階セミナー室Ⅰ

    • サテライト会場:イニシアティブ棟1階未来創生スクエア

    • 情報交換会会場:イニシアティブ棟2階オープンイノベーションエリア

  • 主催: 滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター、JST CREST(国立研究開発法人科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業)

  • 後援: 理化学研究所 革新知能統合研究センター(RIKEN AIP)

プログラムには、横浜国立大学の黒木学氏による「因果推論の基本」のチュートリアルや、富士通の鈴木浩史氏による「実践的な課題に動機づけられた因果探索の技術開発」など、大学、企業、研究機関からの多岐にわたる講演が予定されています。予防医学や脳神経ネットワーク、因果分析ツールの最新動向など、幅広いテーマが扱われ、参加者にとって有益な学びの機会となるでしょう。

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