音と位置で緊急事態を自動検知!新たな「緊急通報システム」特許がライセンス提供を開始
株式会社ポイント機構の代表取締役である竹内祐樹氏は、さまざまな社会問題の改善・解決を目指し、約30件の特許取得に取り組んでいます。その中で、新たに「国家戦略級特許」と位置づけられる「緊急通報システム」に関する特許(特許第7796450号)が取得され、そのライセンス提供が始まりました。
この特許は、企画を通して株式会社ポイント機構の総代理店である株式会社Kトラストが発明者・権利者となり、竹内祐樹氏に特許使用権限が付与されています。竹内氏がこの特許を思いついた背景には、「様々な犯罪を無くしたい」「緊急時に自動で安否確認や位置特定を行い、救助・救援ができる環境を作りたい」といった強い願いがあります。
従来の緊急通報システムの課題
これまでの緊急通報システムは、多くの場合、本人がボタンを押したり、アプリを起動したり、電話をかけたりといった「操作」が必要でした。しかし、意識を失ってしまったり、パニック状態になったり、拘束されたり、転倒して動けなくなったりといった状況では、本人が操作できないために通報ができない可能性がありました。また、通報先が固定されているため、状況に応じて最適な連絡先(家族、施設、警備会社、警察、救急など)へ連絡することが難しいという課題もありました。
新たな「緊急通報システム」の中核技術
今回取得された特許「緊急通報システム、およびそのプログラム」(特許第7796450号)は、これらの課題を解決する画期的な仕組みです。

このシステムは、事故や急病、事件などで本人が操作できない状況でも、以下のような流れで緊急事態を検知し、自動で通報します。
- 音の収集: ユーザーの声や周囲の音(破壊音、衝突音、火災音、異常な連続音など)を集めます。
- 位置情報の取得: 発生している場所を特定します。
- 音データの記憶: 集めた音のデータを一時的、または継続的に記録します。
- 状況の推定: 集めた音や位置情報から、どのような緊急事態が起きているのかを推測します。
- 複数の連絡先を検索・選択: 推定された状況に合わせて、端末内やネットワーク上から最適な複数の連絡先を自動で探し出し、選びます。
- 自動通報: あらかじめ設定された方法(電話、メッセージ、アプリ通知など)で、選ばれた連絡先へ自動で通報します。
この技術について、さらに詳しく解説している動画が公開されています。
導入が期待される分野
この「緊急通報システム」は、さまざまな製品やサービスに組み込むことができます。例えば、以下のような分野での活用が考えられます。
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見守り: 家庭や通学時に使うランドセル、スマートウォッチ、見守りタグなど
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介護・医療: ベッド、部屋のセンサー、身につけるウェアラブル機器、施設システムなど
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車載: 自動車の事故や急な体調不良時に役立つドライブレコーダー、車載インフォテインメント、保険テレマティクスなど
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防犯・警備: 無人店舗、施設警備、破壊音を検知するシステム、緊急通報サービスなど
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自治体・学校向け安全ソリューション: 地域での見守り、通学路の安全確保、災害時の対応補助など
ライセンス提供の形態と導入効果
この特許技術は、パートナー企業の事業内容に合わせて柔軟な形でライセンス提供されます。製品に組み込むためのライセンス、アプリやサービスで利用するためのライセンス、クラウドでの推定・通知基盤を利用する形など、さまざまなメニューが用意されています。
このシステムを導入することで、以下のような効果が期待されます。
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操作不能時でも初動を確保: 本人が操作できない状況でも、自動で異常を検知し、通報を開始できます。
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通報先の最適化: 状況に合わせて最適な連絡先を自動で選び出すため、固定された通報先では対応しきれない事態もカバーできます。
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到達性の向上: 複数の方法で繰り返し通報することで、「連絡が届かない」というリスクを減らします。
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証拠性の向上: 必要に応じて自動で映像を記録し、暗号化して保存することで、後からの状況説明や手続きを助けます。
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高度化の余地: AIの学習モデルを活用することで、誤った検知を減らしたり、状況の分類をより正確にしたりすることが可能です。
パートナー企業を募集
この画期的な技術を社会に広めるため、以下のような企業や団体との連携が想定されています。
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端末・機器メーカー(ウェアラブル、車載、見守りデバイスなど)
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介護・医療向けソリューション企業
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警備・防犯サービス事業者
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保険会社/保険テック事業者
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自治体・学校向け安全ソリューション事業者
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通信・クラウド基盤企業(通知/運用/監査を含む)
この特許によって、多くの人々が安心して笑顔で過ごせる未来の実現が期待されます。

