LIGHTzとストックマークが業務提携:製造業の「熟練技術者の知恵」をAIで新しい価値に変える

ビジネス活用

製造業の大きな課題をAIで解決

日本の製造業では、ベテラン技術者の経験や勘といった「暗黙知」が失われつつある「技能継承」が大きな課題となっています。多くの企業がこの問題の重要性を認識している一方で、うまくいっていると感じている企業は少ないのが現状です。

特に、自社の持つ優れた技術をどんな新しい市場や事業に活かせるかという「技術マーケティング」の分野では、熟練者の「勘所」に頼ることが多く、組織全体での新しい用途探しや市場開拓が進みにくいという問題がありました。

このような課題を解決するため、熟練者の暗黙知をAIで活用する技術を持つ株式会社LIGHTzと、生成AIやデータ整理の技術に強みを持つストックマーク株式会社が業務提携しました。この提携を通じて、製造業が持つ技術と市場のニーズをAIで結びつけ、新しい価値を生み出すことを目指します。

技術マーケティングにおける「暗黙知」をAI資産へ

熟練者の知恵をAIで「見える化」し、活用する仕組み

今回の業務提携では、ストックマークの高度なAI技術とデータ整理のソリューションに、LIGHTzが持つ熟練者の思考プロセスを「見える化」する技術を組み合わせます。これにより、これまで個人のスキルに頼っていた知識を、企業全体の資産として活用できるAI環境を提供します。

具体的な取り組みは以下の通りです。

  1. 技術マーケティング戦略の相談・業務の進め方を変えるお手伝い
    専門家が、AIを使って「技術から新しい市場を作る」または「市場のニーズから技術の活用方法を探す」という業務の流れを新しく考え直します。社内に眠るたくさんの情報を分析し、研究開発から営業まで、企業全体で新しい価値を生み出すための技術マーケティングのモデルを構築します。

  2. 「技術」と「市場」をつなぐデータの整理(SATの活用)
    ストックマークのデータ整理プラットフォーム「SAT」を使い、社内の技術文書や図面をAIが扱いやすい形に整えます。さらに、過去10年間にわたる膨大な市場データを活用し、自社の技術と最新の市場トレンドを結びつけることで、新しい用途を見つける精度を高めます。

  3. 用途を探す考え方をAIに教える(汎知化とブレインモデル®)
    LIGHTz独自の「汎知化」という方法で、「この技術は、この業界のこんな問題に役立つ」といったベテランの思考の流れや判断基準をモデル化(ブレインモデル®)します。これにより、これまで言葉にしにくかった「用途を見つけるセンス」をAIが学習できるようになります。

  4. 技術マーケティングに特化した「AIエージェント」の作成
    「汎知化®」で「見える化」された「ブレインモデル®」と、「SAT」で整理された社内外のデータを、ストックマークが開発した「製造業に特化したLLM(大規模言語モデル)」と組み合わせます。これにより、技術マーケティングに詳しい「AIエージェント」が誕生。このAIエージェントは、研究開発や営業部門の専門的な業務をサポートし、自社の技術の新しい活用先をAIとの対話を通じて素早く見つけ出す手助けをします。

  5. 日々の業務で生まれる知恵を集めて、組織全体の知識にする
    LIGHTzのAIエンジン「Re:Quid(リキッド)」が、日々業務の中で生まれるデータから、新しい知識(暗黙知)を自動で効率的に集めます。熟練者の知恵をAIにするだけでなく、組織全体の知識として蓄え、活用するプロセスも支援します。

  6. 自社でシステムを作るお手伝い
    特定の企業に頼ることなく、各社の技術に合わせて最適なシステムを構築できるよう支援します。トップレベルの技術者がサポートし、技術マーケティングにおけるAI活用のノウハウを企業内に伝え、プライベートクラウドなどの安全な環境でのシステム作りもサポートします。

Stockmark AIでビジネスを変革する6つのソリューション

両社の代表からのメッセージ

ストックマーク株式会社の代表取締役CEOである林 達氏は、「多くの企業が生成AIの導入を考えていますが、一番の課題は『自社の重要な知識が整理されていない』ことです。特に製造現場では、大切なノウハウが個人の経験に頼っており、約8割の企業が将来の継承に不安を感じています。今回のLIGHTz社との提携は、この『暗黙知』という最後の課題を解決するものです。LIGHTz社の優れたコンサルティングで引き出された『匠の知恵』を、当社のデータ整理プラットフォーム『SAT』や製造業特化型LLMと組み合わせることで、ベテランの知見を誰もが自由に使える『価値創造の仕組み』を新しく作り、日本の製造業の競争力をさらに高めていきます」と述べています。

株式会社LIGHTzの代表取締役社長CEOである乙部 信吾氏は、「私たちはこれまで、『汎知化』と『ブレインモデル®』という技術で、専門家が持つ暗黙知を組織全体の知識に変え、企業が戦える力を提供してきました。今回挑戦する技術マーケティングの分野では、単に市場を調べる力だけでなく、技術の可能性や産業の弱点を見抜く『目利き力』が重要です。製造業の最も上流のプロセスを支援することに強みを持つストックマーク社と協力することで、まるで熟練技術者が隣にいるかのようにAIを活用し、新しい市場を生み出せる、そんなワクワクする未来を皆様に提供してまいります。両社は創業時期も近く、10年間、製造業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の分野で互いに技術を磨いてきました。今回の素晴らしいパートナーシップの実現に尽力いただいた皆様に深く感謝申し上げます。今後の両社の協力にご期待ください」と語っています。

AIを活用した「ナレッジスタジオ」の仕組み

ストックマーク株式会社について

ストックマーク株式会社は、「価値創造の仕組みを再発明し、人類を前進させる」をミッションに掲げ、最先端の生成AI技術を使い、多くの企業の変革を支援しています。

製造業向けのAIエージェント「Aconnect」や、あらゆるデータを整理し企業の資産に変える「SAT」を運営。さらに、企業ごとに特化した生成AIの開発や、独自のシステム構築も支援しています。

  • 会社名:ストックマーク株式会社

  • 所在地:東京都港区南青山一丁目12番3号 LIFORK MINAMI AOYAMA S209

  • 設立:2016年11月15日

  • 代表者:代表取締役CEO 林 達

  • 事業内容:最先端の生成AI技術を活用した、企業のナレッジマネジメント・生成AIの業務適用を支援するサービスの開発・運営

  • URL:https://stockmark.co.jp/

株式会社LIGHTzについて

LIGHTzは、「人の知恵をつなぎ、社会を灯す(ともす)」をミッションとし、熟練者の知見を「見える化」・整理する「汎知化®」技術を核に、製造業のDXを支援するテクノロジー企業です。独自開発した「ブレインモデル®」テクノロジーを活用し、個人の暗黙知を組織全体の集合知に変えることで、大手製造業の技術継承や生産性向上に貢献しています。

  • 会社名:株式会社LIGHTz

  • 所在地:茨城県つくば市千現2-1-6(つくば研究支援センター内)

  • 設立:2016年10月5日

  • 代表者:代表取締役社長CEO 乙部 信吾

  • URL:https://lightz-inc.com/

関連リンク
https://lightz-inc.com/press-release/20260121/

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