医療データの安全な共有を実現する「リーガルテックVDR」
医療の分野では、患者さんのカルテ情報、検査画像、そして新しい治療法を探る研究データなど、非常に大切な情報がたくさんあります。これらの情報は、病院同士や研究機関、検査会社の間で共有されることが増えていますが、一方で「誰でも見られる状態になっていないか」「間違って違う人に送ってしまわないか」といった心配も大きくなっています。
このような課題を解決するため、リーガルテック株式会社は、医療分野に特化した国産のAIデータルーム「リーガルテックVDR」の提供を開始しました。

医療現場のデータ共有における課題
最近では、医療のデジタル化(医療DX)が進み、医療機関の間でたくさんのデータを共有する必要が出てきました。しかし、個人情報保護法や医療情報システムの安全に関するガイドラインなど、医療データを扱う上で守るべきルールはとても厳しくなっています。
従来の一般的なクラウドストレージでは、次のような問題がありました。
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機密性の高いデータを共有する際のやり取りが複雑になりがち。
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メールや通常のクラウドストレージでは、間違って送ってしまったり、関係ない人が見てしまったりするリスクが高い。
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共同研究などで「誰が、どの資料に、どこまでアクセスできるのか」が分かりにくくなる。
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何か問題が起きた時に、誰がいつデータを見たかという記録が残りにくい。
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画像データのような大きなファイルの管理や更新が大変。
「リーガルテックVDR」が提供する価値と機能
「リーガルテックVDR」は、これらの課題を解決し、医療分野の共同研究や連携プロジェクトを安全に進めるための情報管理の仕組みを提供します。
精密なアクセス権限管理
「閲覧だけ」「ダウンロードはできない」「印刷はできない」「特定の場所からしかアクセスできない」といった細かな設定が可能です。これにより、医療データの安全性を最大限に高めます。
監査ログ(閲覧履歴)の自動記録
誰が、いつ、どの資料にアクセスしたかを自動で記録します。これにより、もしもの時に原因を調べたり、監査に対応したりする際に役立ちます。
高速ビューア
医療画像やPDF、スキャンした資料などを、特別なソフトがなくてもスムーズに見ることができます。
AIの活用
AI(人工知能)の力で、医療文書の要点をまとめたり、英語の論文を翻訳したり、必要な資料を素早く見つけ出したりする機能が備わっています。
国産・法規制への対応
日本の医療情報ガイドラインにしっかり対応しており、国内のデータセンターで安全に運用されます。これにより、高い信頼性が確保されています。
どのような場面で役立つか
「リーガルテックVDR」は、次のような様々な場面で活躍します。
- 大学病院と研究機関による共同研究:治験や医療データの分析など、特に秘密性の高い研究データや患者さんの情報を安全に共有できます。
- 医療法人グループ内での情報共有:役員会議の資料や財務情報、内部監査の資料などを安全に一元管理できます。
- 画像検査会社と医療機関での検査結果共有:容量の大きな画像データの誤送信を防ぎ、アクセスを細かく管理できます。
導入によるメリット
このシステムを導入することで、医療情報の共同利用が「安全に」「効率的に」「記録を残しながら」行えるようになります。データ共有のスピードが上がり、研究や診療における意思決定を迅速化できます。また、従来のメールやクラウドでの運用と比べて、情報が外部に漏れるリスクを大幅に減らすことができます。ファイル更新、資料収集、権限管理といった業務が一元化されるため、作業にかかる時間も減らせます。
今後の展望
リーガルテック株式会社は、「企業の重要情報を、AIで守り、可視化し、活用する」という目標のもと、医療や研究の分野で大切な情報が適切に扱われるようサポートを続けていくとのことです。
将来的には、医療画像や研究データ、倫理審査の資料など、大量のデータの中からAIがリスクを見つけ出したり、個人を特定できないように匿名化を支援したり、文書の変更履歴を自動で分かりやすく表示したりと、さらに高度な機能を追加していく予定です。多施設での共同研究や国際的な共同研究にも対応できる、透明性の高い情報基盤として、医療DXを支えるプラットフォームへと進化を続けることでしょう。
関連情報
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お問い合わせ:
https://form.legaltech.co.jp/aos/legaltechvdr/input/ -
リーガルテック株式会社:
https://www.legaltech.co.jp/

