シンガポール発の保険業界向けテクノロジー企業InsureMOは、保険料率計算エンジンを強化する国内特許を2件取得したことを発表しました。

保険料率計算の常識を覆す高速化
今回取得された特許は、保険商品の料率計算やリスク評価を劇的に効率化する高速計算エンジンに活用されます。この技術には、サーバレステクノロジーが使われており、これまで数時間かかっていたような複雑な計算を、わずか数秒で完了させることが可能になります。これにより、保険業務はより効率的かつ高度に進められることが期待されます。
取得された特許の概要
取得された特許の一つは、「計算論理処理方法、電子装置、及び読み取り可能記憶媒体(InsureMO SPOCKサービス)」に関するものです。この特許は、高速計算エンジンにおいて、計算のプロセスを柔軟に構築する仕組みについて説明しています。
具体的には、設定ファイル(YAML/DSL)という、計算のルールを記述したファイルから、計算の静的な流れを作り出します。そして、実際に入力されるデータ(JSON)を取り込むことで、処理を行うための「動的な実行グラフ」を生成します。
「動的な実行グラフ」とは、計算の各ステップを視覚的な「ノード」として表現し、それらがどのように連携して計算を進めるかを示す図のようなものです。保険の複雑な計算フロー(例えば、決定木や数式など)は、この設定ファイルとして定義され、フローベースプログラミング(FBP)という手法を使って、計算ノードのつながりとしてモデル化され、実行されます。これにより、複雑な計算も効率よく、柔軟に処理できるようになります。
InsureMOについて
InsureMOは、2000年に創業したシンガポール発の保険業界向けテクノロジープロバイダーです。「保険を簡単に」をミッションに掲げ、グローバルにサービスを展開しています。モダンなテクノロジーを活用し、システムの柔軟性が課題となりがちな保険業界の解決に取り組んでいます。現在、アメリカ、ヨーロッパ、アジアを含む約40の国や市場で500社を超える顧客基盤を築いており、国内の金融機関でも20社以上に採用されています。
同社のテクノロジーに関する詳細は、InsureMOのウェブサイトで確認できます。
今後の展望
InsureMOは、今後もテクノロジーと知財の両面から保険業界を支援し、革新的なソリューションを提供し続けるとしています。この度の特許取得は、その取り組みをさらに加速させる一歩となるでしょう。
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