横浜市が「YOKOHAMA Hack!」で建築物の劣化調査にAIなどのデジタル技術を募集!老朽化対策に新しいアイデアを

ビジネス活用

横浜市は、デジタル技術を活用して行政の課題を解決する「YOKOHAMA Hack!」というプラットフォームで、建築物の劣化度調査に関する新しいアイデアを募集しています。特に、築50年を超える南部市場の建物について、より効率的で正確な点検方法を見つけることを目指しています。

港に隣接する大規模な産業・商業地域を空撮した画像

南部市場の現状と課題

金沢臨海部に位置する南部市場は、昭和48年の開場以来、加工・配送・流通の拠点として24時間稼働しています。現在も開場当初からの建物が使われており、定期的な点検は行われています。

しかし、市場の建物は非常に広範囲にわたっており、狭い場所や目に見えない死角も多いため、これまでの目視や打診による点検だけでは、建物全体を詳しく調べるのが難しい状況です。

曇り空の下、多くの車が駐車している水産関連施設の様子を捉えた画像

「横浜丸」と書かれた緑色の建物と複数の荷積みドックが写っている画像

期待されるデジタル技術のアイデア

今回の募集では、建物全体の状況を把握し、いつ、どこを、どのように修理すべきかを判断する手助けとなるデジタル技術のアイデアが求められています。特定の技術に限定せず、幅広い視点からの提案が期待されています。

具体的には、以下の3つのプロセスで役立つ技術が募集されています。

1. データの取得

直接目で見ることができない場所(死角など)について、建物の劣化具合を判断できるようなデータ(写真、動画、計測値など)を取得する技術です。
例えば、赤外線カメラ、ドローン、高性能カメラ、LiDAR(光を使った距離測定技術)などが考えられます。

2. データの処理

広範囲から集められたたくさんのデータを、建築の専門家が短時間で確認できるようにする技術です。
例えば、AI(人工知能)が画像から劣化部分を自動で判断したり、撮影した映像や点群データ(たくさんの点の集まりで形を表すデータ)から建物の3Dモデルを作り出して、どこに問題があるか分かりやすく表示したりする技術が期待されています。

3. 詳細な診断

将来の修理や改修計画を立てるために役立つ、具体的な数字で劣化状態を把握できる技術です。
例えば、電磁波や超音波を使って建物の内部を調べ、目に見えないひび割れや腐食などを特定する技術が考えられます。

これらの技術の一部だけでも、また、建築事務所とデジタル技術を持つ企業が協力して提案することも歓迎されています。
より詳しい情報については、以下のサイトで「ニーズ詳細資料」をご確認ください。

提案方法とスケジュール

提案の受付期間は、令和8年1月23日(金)から令和8年2月20日(金)までです。
「YOKOHAMA Hack!」に会員登録後、「建築物の劣化度調査」の案件詳細ページから提案できます。
提案内容については、応募後に個別にヒアリングが行われる予定です。

「YOKOHAMA Hack!」とは

「YOKOHAMA Hack!」という文字が書かれたロゴ画像

「YOKOHAMA Hack!」は、横浜市がDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めるために運営しているオープンなプラットフォームです。行政が抱えるさまざまな課題(ニーズ)と、それを解決できる民間企業のデジタル技術(シーズ)を結びつけることで、より良い行政サービスや業務効率化を目指しています。

YOKOHAMA Hack! ウェブサイト

今回のアイデア募集に関するニュースも以下のリンクから確認できます。

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