AI社員「新井あい」で現場の課題解決へ
札幌を拠点とするヤブシタグループは、株式会社ビヨンドソフトホールディングスと共同で、デジタルヒューマンのAI社員「新井あい」を開発しました。この取り組みは、人口減少や人手不足が進む社会において、企業の現場で起こりがちな「担当者がいないと業務が回らない」「判断や対応が止まってしまう」といった課題を解決することを目的としています。
「新井あい」は、AIを使って業務を効率化したり、人間の作業を減らしたりするだけでなく、時間や場所の制限なく、24時間365日、常に同じ品質で対応できる新しいサービスモデルを実現します。これにより、人間が対応できない部分をAIがどこまで担えるのか、そして人間には不可能なサービスをどこまで実現できるのかに期待が寄せられています。

「新井あい」の3つの特徴
1. 人間と話しているような自然な対話
「新井あい」の一番の特長は、人間の言葉を理解するだけでなく、その場の状況や会話の流れに合わせて適切な言葉をすぐに作り出し、対話ができる点です。これまでのAIアバターやロボットは、あらかじめ決められたセリフや質問に答えることが多かったのですが、「新井あい」は、まるで人間と話しているかのような感覚でコミュニケーションが取れるように作られています。
2. 会話に合わせて自律的に動くデジタルヒューマン
「新井あい」は、ただ声で答えるだけでなく、会話の内容に合わせて「身振り」「手振り」「表情の変化」「視線」「姿勢」などを自分で考えて動きます。言葉を理解する能力と連動して、自動的に自然な動きや表情を見せるため、AIでありながらも、説明内容や話題に合わせた人間らしい振る舞いが可能です。

3. 質問から回答までが早い「高速レスポンス」
「新井あい」は、質問を受けてから平均して3秒から5秒程度で回答します。これは、「話し終わったことを判断する」「音声を文字に変える」「内容を理解する」「回答を作る」「音声を再び変換する」「CGを表示し通信する」といったたくさんの処理を短い時間で同時に行っているためです。これにより、人間と会話しているようなスムーズなテンポが再現されています。
「HVAC&R JAPAN 2026」で初披露、その後は実務へ
「新井あい」は、2026年1月27日から1月30日まで東京ビッグサイトで開催される、冷凍・空調・暖房機器産業の展示会「HVAC&R JAPAN 2026」で初めて一般に公開されます。
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展示会名称: HVAC&R JAPAN 2026(ヒーバックアンドアールジャパン)第44回冷凍・空調・暖房展
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会期: 2026年1月27日(火)~1月30日(金) 10:00~17:00 (※最終日は16:00まで)
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会場: 東京ビッグサイト 東展示棟4,5,6ホール
展示会での公開後、「新井あい」はデモンストレーションにとどまらず、実際の業務を担うAI社員として活用される予定です。将来的には、「商品の注文や受け付け」「納期の回答」「見積書の作成」のほか、「製品の製造指示」や「輸送の手配」など、さまざまな業務に段階的に対応できるよう、機能の拡張が進められる計画です。
ヤブシタホールディングス株式会社の森 忠裕代表取締役社長は、AIを単なる効率化や人件費削減の道具ではなく、人間では対応しきれなくなった役割を引き受ける「正社員」として迎え入れたいとコメントしています。人間が判断や創造的な仕事に集中できる環境を守るためには、時間や場所に縛られず、常に同じ品質でサポートし続ける存在が必要であると考えており、「新井あい」がその役割を担うために誕生したと語っています。今回の取り組みは、人間とAIが対立するのではなく、共に働き、支え合う未来の姿を「現場で使える形」として示す挑戦であるとのことです。
ヤブシタグループについて

創業から60年を迎えるヤブシタグループは、空調や冷熱に関する部材で高いシェアを持ち、太陽光発電の架台や照明部材などの設計・製造・販売を行っています。20年以上の設備工事業の経験と、最新の設計・解析技術を活かして、顧客の利益に貢献し続けています。
ヤブシタを中心に多角的に事業を展開するグループ16社が連携し、安全性と技術革新を追求する企業として、最先端の技術を用いた製品を提供しています。人々の安全と健康を守ることを使命としています。

