住友電工情報システム株式会社は、社内の情報探しを助けるエンタープライズサーチ「QuickSolution® (クイックソリューション) 」の最新バージョン14.0を、2026年2月2日より提供開始します。
今回のアップデートでは、AI技術の一つである「ベクトル検索」に対応し、これまでの「キーワード検索」と組み合わせることで、より賢く情報を探し出す「セマンティック検索」が大きく進化しました。この新しい検索方法は「ハイブリッド検索」と呼ばれ、社内情報の価値を最大限に引き出し、情報検索にかかる時間を減らすことで、日々の業務を効率化し、会社のデジタル変革(DX)をさらに加速させることが期待されます。

意味を理解する「セマンティック検索」が進化
「ベクトル検索」とは、単語や文章の「意味」を数値のまとまり(ベクトル)として捉え、その意味がどれくらい似ているかをもとに情報を探し出す技術です。これにより、言葉の表面的な一致だけでなく、意味の近さで関連性の高い情報を見つけられるようになります。
QuickSolution®では、このベクトル検索と、これまで得意としてきたキーワード検索を組み合わせた「ハイブリッド検索」を実現しました。たとえば、「部下におすすめの研修は?」と検索すると、言葉が直接一致しなくても「年次毎に推奨されている教育プログラムについて」といった、質問の意図に合った回答が直感的に得られるようになります。これにより、表現のゆれや多様な言い回しがある文書でも、必要な情報を素早く、もれなく見つけ出すことが可能です。
検索の精度と効率が向上し、意思決定を迅速化
ベクトル検索は幅広い意味を理解できる反面、関係のない情報(ノイズ)が増える可能性もあります。QuickSolution®のハイブリッド検索は、高精度なキーワード検索と融合させることで、このノイズを最小限に抑えています。さらに、「文書全体の評価点(全文スコア)」や「データの更新日時」、「アクセス数」などを考慮し、似た文書をまとめて表示する機能も備わっています。
これにより、広く情報を探しつつも、キーワード検索の正確さで結果を絞り込むことができ、検索結果の質が大きく向上します。情報探しにかかる時間を短縮し、ビジネスにおける意思決定のスピードアップに貢献します。
生成AI連携(RAG)機能の回答精度も向上
最近注目されている生成AI(人工知能)と連携する「RAG(検索拡張生成)」機能も、ハイブリッド検索の導入でさらに賢くなりました。RAGは、外部の情報源から必要な部分を検索して抽出し、その内容をもとにAIが回答を生成する技術です。適切な情報をAIに参照させることが重要ですが、ハイブリッド検索によってユーザーの意図に沿った情報を正確に抽出できるようになり、生成AIの回答精度が大きく向上します。
QuickSolution®の生成AI連携(RAG)機能はオプションとして提供され、OpenAI社のChatGPT、Microsoft社のAzure OpenAI Service、Google社のGeminiなど、様々な最新の生成AIモデルに対応しています。また、ファイルのアップロードが不要で、既存の権限設定をそのまま引き継げるため、導入が簡単な点も特徴です。
RAG(検索拡張生成)についてさらに詳しく知りたい方は、RAGとはをご覧ください。
ベクトル検索の仕組みや詳細については、ベクトル検索とはをご参照ください。
QuickSolution®は、国内のエンタープライズサーチ市場において、複数の市場調査でシェア1位を達成するなど、高い評価を得ています。今後も、AIを活用した「探し方」の改革をキーワードに、時代のニーズに応じた製品開発に取り組んでいくとしています。
QuickSolution®について
QuickSolution®に関する詳細情報や資料は、以下のリンクから確認できます。
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5分で分かるQuickSolution®カタログ&事例資料:https://www.sei-info.co.jp/quicksolution/download
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Webセミナー(ウェビナー)のご案内:https://www.sei-info.co.jp/quicksolution/event/webinar-qs/
主な特長
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大容量:1台のサーバーで50TB(1億2000万ファイル)を2~3秒で検索可能。数100TBまで拡張できます。
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高精度:検索漏れがなく、重要な文書を上位に表示。似た文書をまとめて表示したり、利用者の行動を検索結果に反映したりする機能も備わっています。
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サムネイル/ビューワ:検索結果をサムネイルで確認でき、専用のビューワでヒットした箇所を直接表示・ハイライト表示できます。
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生成AI連携:RAG(検索拡張生成)に対応し、生成AIが社内情報をもとに質問に回答します。
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簡単・安心運用:直感的な操作性で、簡単に使えます。充実した権限管理機能も搭載。
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整理・分類・活用:お気に入りや共有タグで情報を整理・分類し、誰が何を知っているかを見つける「Know-Who」機能で情報活用を促進します。
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充実の分析機能:検索結果の可視化、文書の分類、関連語の自動作成、固有表現の抽出などが可能です。
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豊富な実績:スマートフォンやタブレットからの利用、クラウドや仮想環境での運用、多言語対応など、様々な環境で利用されています。
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システム連携:豊富なAPI(プログラム連携の仕組み)により、他のシステムとスムーズに連携できます。
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多彩な検索対象:ファイルサーバー、Webサイト、データベース、Microsoft 365など、社内に散らばる様々な情報を横断的に検索できます。
住友電工情報システム株式会社の概要

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設立:1998年10月1日
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資本金:4.8億円
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従業員数:630名
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代表者:社長 倉富 幸一
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本社所在地:大阪市淀川区宮原3-4-30(ニッセイ新大阪ビル)
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事業内容:各種業務用ソフトウェアの開発・販売・保守、パッケージソフトの開発・販売・保守、クラウドサービスの提供

