PROMISE Technologyは、映像監視やAI(人工知能)を使った分析を支える新しいサーバプラットフォーム「Vess A8110」を、日本で提供開始すると発表しました。

映像監視とAI活用の進化
最近のAIカメラや映像解析技術の進歩により、映像監視システムは大きく変わってきています。以前はただ映像を記録するだけでしたが、今ではリアルタイムで映像を分析し、状況を素早く把握したり、意思決定を助けたりするAI活用型システムへと進化しています。
このような環境では、映像データだけでなく、映像に関する情報(メタデータ)やセンサーデータ、システム記録(ログデータ)など、さまざまな種類のデータが爆発的に増えています。そのため、AIをスムーズに動かすための土台となるシステムには、たくさんのデータを素早く処理できる能力(高いスループット)や、処理の遅れが少ないこと(低レイテンシー)、そして24時間365日止まることなく動き続ける安定性が求められています。
PROMISE Technologyの経験とVess A8110
PROMISE Technologyは、35年以上にわたり、映像監視、映像制作、データセンターといった幅広い分野で、信頼性が高く高性能なデータ保存ソリューションを提供してきました。その長年の技術と設計の考え方をもとに、AIの学習や推論、データの準備、リアルタイム分析といった、AIがデータを処理するために必要な作業(AIワークロード)に対応する新しいシステムとして「Vess A8110」を開発しました。
Vess A8110の主な特長
「Vess A8110」は、PROMISE独自の「SmartBoost™テクノロジー」を搭載しています。これにより、映像やデータの取り込みとAI解析処理が同時に行われるような、たくさんの負荷がかかる状況でも、非常に安定した性能を発揮します。
また、最新のハードウェアとして、第4世代および第5世代のIntel® Xeon®デュアルプロセッサを搭載し、高速なNVMeストレージにも対応しています。これにより、大量のデータを速く、遅延なく扱えるようになり、リアルタイムでのAI映像解析や多様なAIワークロードの安定した運用を強力にサポートします。
さらに、外部ストレージと連携することで、200台以上のドライブまで柔軟に規模を広げることが可能です。連携するPROMISEのストレージが持つ省電力技術「GreenBoost™テクノロジー」は、環境に配慮した効率的な運用にも貢献します。
Vess A8110 ― AI運用基盤としての主な特長
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高負荷なデータ取り込みとAI処理を両立: 映像やデータの継続的な流れとAI解析処理が同時に行われる環境でも、「SmartBoost™テクノロジー」によって安定した性能を保ちます。
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最新の設計による高速・低遅延: NVMeストレージに対応しているため、リアルタイム解析やAI推論処理に適した速いデータアクセス性能を提供します。
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最新のIntel® Xeon®デュアルプロセッサに対応: 映像監視やAIを使った映像解析(IVA)から、AIの学習や推論まで、用途に合わせてシステムを柔軟に構成できます。
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AI環境の成長を見据えた拡張性: 外部ストレージとの連携を前提とした設計のため、データ量が増えても柔軟にシステムを拡張できます。大規模なストレージ運用も可能です。
想定される活用シーン
PROMISEは、日本における「Vess A8110」の活用領域として、以下のような用途を想定しています。
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AI/インテリジェントビデオ解析(IVA)や、次の世代の映像監視システム
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スマートシティ、公共の安全、交通分野でのリアルタイム映像・データ分析
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AI運用を支える企業やデータセンターの基盤
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大規模なデータ解析や科学技術分野の研究向けデータセンター基盤
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映像、センサー、ログといった、形が決まっていないデータ(非構造化データ)をまとめて扱う分析・データレイク基盤
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並列ファイルシステムや、規模を拡張できる構成を含む、高い拡張性が求められるAIインフラ
PROMISEは、日本市場において、AI運用に求められる信頼性と拡張性を持つプラットフォームを提供することで、次の世代の映像監視とAI活用を支援していきます。

