ジェネシア・ベンチャーズ、AI電話SaaS「スパ電」のカイタクへリード出資を発表

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株式会社ジェネシア・ベンチャーズは、マルチエージェント型Speech-to-Speech AI電話SaaS「スパ電」を展開するカイタク株式会社に対し、シードラウンドにおいてリード出資したことを発表しました。この出資は、ジェネシア・ベンチャーズが運用するGenesia Venture Fund 4号(GV-4)から行われました。

出資の背景

日本社会では、人手不足が深刻な問題となっています。特に、ホワイトカラー業務における電話対応は、即時性や確実性が求められる一方で、人材の不足や対応品質のばらつきといった課題を抱えています。電力・ガス・通信といった社会インフラ業界や大企業では、厳しいセキュリティ要件や古い基幹システムが原因で、一般的なクラウド型AI電話ツールの導入が難しい状況が続いていました。

カイタク株式会社は、これらの課題に対し、高い精度の音声認識技術と独自の軽量RAG(検索拡張生成)技術を組み合わせた「スパ電」を開発しました。「スパ電」は、単に対話や自動応答を行うだけでなく、人手不足の社会における「AI労働力」として、実用的で高度な電話業務の自動化を実現します。ジェネシア・ベンチャーズは、カイタクの技術力と実用性の高さに注目し、同社の成長を支援するため今回の出資を決定しました。

事業内容と「スパ電」の特長

カイタク株式会社の「スパ電」は、AIが自然な音声対話を通じて、電話対応からその前後の業務までを一貫して自動化する電話エージェントです。通話内容を理解して記録し、業務システムと連携することで、これまで人手に頼っていた電話業務をプロセスごとAIに置き換えることができます。

「スパ電」の主な技術的な特長は以下の通りです。

  • 国内屈指のマルチエージェント型Speech-to-Speech AI: 音声をテキストに変換せずに直接理解し、人間と同じような速さで自然な対話を実現します。相手の発言に重ねて話す「割り込み会話」も可能です。

  • 非構造化音声からの高度なデータ抽出とシステム連携: 通話の中から重要な情報を98.7%という高い精度で抽出し、整理されたデータとして顧客のシステムに自動で連携します。APIが整っていない環境でも、CSV連携やRPA(ロボットによる業務自動化)技術を使って柔軟に対応できます。

  • インフラ業界も認める「確実性」と「ミニRAG」: 企業固有の情報を正確に参照する「ミニRAG(軽量検索拡張生成)」機能により、非常に重要な業務にも対応できる確実性を持っています。

  • オペレーター教育が不要: AIが企業の知識を一貫して保持するため、常にトップオペレーター以上の品質で安定した電話応対が可能です。

スパ電の特長

調達資金の用途と今後の展望

今回の出資で調達した資金は、以下の用途に活用される予定です。

  • 技術開発: マルチエージェントAIのさらなる高度化、安全機能(ガードレール機能)の強化、より複雑な意思決定を伴う場面への対応を進めます。

  • R&D・基盤整備: 次世代のコミュニケーションAIエージェントに向けた新しい機能の開発や、プラットフォームの基盤を整えます。

  • 人材採用: 事業の成長を加速させるため、エンジニア、CS(カスタマーサクセス)、FDE/FDS(フィールドデータエンジニア/サイエンティスト)などの人材を積極的に採用します。

中期的には、「スパ電」は電話対応だけでなく、メール、SNS、チャットなど、企業のあらゆる対外コミュニケーションを一元的に担う「コミュニケーションAIエージェント」へと進化していく計画です。

カイタクは、「コミュニケーションAIエージェントの未来」や「スパ電」についてより深く理解してもらうため、2月25日(水)にオンラインセミナーを開催する予定です。ジェネシア・ベンチャーズの黒崎氏も登壇し、今回の出資の背景について話す予定です。

ご興味のある方は、ぜひ下記ページよりお申し込みください。
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採用情報

カイタク株式会社では、現在、エンジニア、CS、FDE/FDSなど、さまざまなポジションで一緒に働く仲間を募集しています。詳細は以下のページをご覧ください。
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出資について

株式会社ジェネシア・ベンチャーズ Investment Manager 黒崎 直樹氏は、今回のリード投資について「AIAgentのtoB領域での社会実装という大きな挑戦に伴走する機会をいただき、身の引き締まる思いです」と述べています。国内の人手不足が深刻化する中、AIソリューションの必要性は今後さらに高まると考えられており、先端テクノロジーと企業情報システムに精通したカイタクがその分野をリードする存在になると期待を寄せています。また、CEOの松木友範氏が今後10年間でこの分野の新たなスタンダードを提示するだろうという確信が示されています。
ジェネシア・ベンチャーズのウェブサイト

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