小林住宅と創建が「究極の睡パ住宅」実証実験を開始!AI活用で快適な睡眠環境を科学的に検証

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小林住宅株式会社と株式会社創建は、睡眠研究の第一人者である筑波大学の柳沢正史氏と共同で、「究極の睡パ住宅」開発に向けた実証実験を2025年12月14日より開始しました。

小林住宅・創建「究極の睡パ住宅」実証実験

住宅環境と睡眠の質を科学的に検証

この実験の目的は、住宅の環境が睡眠の質にどのような影響を与えるのかを科学的に明らかにすることです。筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)、慶應義塾大学川久保研究室、そして睡眠ソリューションを提供する株式会社S’UIMINがこの共同研究に参画しています。

快適な睡眠には、「温度」「音」「換気」「光」という4つの環境要素が深く関わると言われています。本実験では、これらの要素を住宅環境としてどのように整えることが睡眠の質の向上につながるのかを検証します。

実験の舞台となる2棟の住宅

今回の実験では、見た目(立地、間取り、インテリア、配色)は全く同じでありながら、睡眠の質に影響を与える「温度」「音」「換気」「光」に関わる住宅性能だけを変えた2棟の実験棟が建てられました。

一方は、建物全体を断熱材で包み込む「外断熱工法」の住宅、もう一方は一般的な性能の住宅です。被験者は、これらの住宅に宿泊し、株式会社S’UIMINが提供するAIで脳波を解析する睡眠計測デバイス「InSomnograf(インソムノグラフ)」を使って、睡眠中の脳波を測定します。これにより、総睡眠時間、睡眠効率、心身の回復に重要な「深睡眠」、中途覚醒時間などが詳しく評価されます。

さらに、睡眠後のアンケートによる主観的な評価や心拍数の計測、そして室内の温度・湿度・照度・CO2濃度なども同時に記録され、住宅環境と睡眠の関係が多角的に検証されます。

「睡パ」向上の重要性

日本人の平均睡眠時間はOECD加盟国の中で短く、睡眠不足による経済的損失は年間約15兆円と試算されています。また、睡眠の「質」を高めたいという意識も高まる一方で、「睡眠で休養が十分とれていない」と感じる人はまだ多く、気候変動による酷暑や厳冬も快適な睡眠を妨げる要因となっています。

このような背景から、睡眠の質を高めるための取り組みが注目されており、今回の実証実験はその解決策の一つとして期待されています。

外断熱工法とは

外断熱工法は、屋根や床下を含む建物全体を外側から断熱材ですっぽりと包み込む方法です。この工法により、外の気温が室内に伝わりにくく、冬は暖かさを逃がさず、夏は外からの熱の侵入を防ぐため、室温が安定しやすいという特徴があります。また、高い気密性により外部の音が伝わりにくく、計画的な換気もしやすいという利点もあります。

今後の予定と関連情報

実験は、外気温の影響を受けやすい冬季に実施され、その後、気温が上昇する夏季にも同様の実験が行われます。これらの結果を解析し、季節変動の影響を含めた研究結果は2026年10月に報告される予定です。

筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(IIIS)

睡眠覚醒の仕組みを解き明かし、睡眠障害の治療法開発を目指す世界トップレベルの研究機関です。
詳細はこちら: https://wpi-iiis.tsukuba.ac.jp/japanese/

柳沢正史 教授

1988年にエンドセリン、1998年に睡眠・覚醒を制御するオレキシンを発見した、睡眠研究の世界的権威です。筑波大学 国際統合睡眠医科学研究機構(WPI-IIIS)を設立し、株式会社S’UIMINも起業しました。

株式会社S’UIMIN

柳沢正史氏が起業した筑波大学発のスタートアップ企業。睡眠時の脳波をAIで解析する睡眠計測サービス「InSomnograf」を提供しています。
詳細はこちら: https://www.suimin.co.jp/

今回の実証実験を通じて、住宅が私たちの睡眠にどれほど深く関わっているかが明らかになり、「究極の睡パ住宅」の開発へとつながっていくことでしょう。

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