
株式会社マクニカ(以下、マクニカ)と米国カリフォルニア州のクレアモント大学院大学(以下、CGU)は、「AIを人々のために役立てる(AI for Humanity)」という大きな目標に向けて、協力していくことを発表しました。両者は、そのための話し合いを進めることを示す「意向表明書(LOI)」という書類を交わしました。
この協力は、AIが世界中の様々な場所で急速に影響を与えている中で、「AIを正しく、信頼できる形で、そして何よりも人間を中心に考えて開発・活用するためには、大学などの研究機関と企業が手を取り合うことがとても大切だ」という共通の認識から始まりました。
主な協力の分野
マクニカとCGUは、この意向表明書に基づいて、次のような分野での協力を検討していきます。
-
「AI for Humanity研究所」の設立を支援: CGUの中に、AIと社会がどのように関わっていくかを研究し、教育し、新しいリーダーを育て、イノベーションを起こすための研究所を作ることを目指します。
-
「AI for Humanity」に関する研究と情報発信: 倫理的なAIのあり方や、人間中心のデザイン、最新の技術が社会にどのような影響を与えるかといったテーマについて深く研究し、その成果を広く伝えていきます。
-
学術的な研究と実践的な研究: デジタルの力で社会を変える「デジタルトランスフォーメーション(DX)」、脳の働きを研究する「神経科学」、インターネットを安全に使うための「サイバーセキュリティ」、教育、そして便利な都市を作る「スマートインフラ」など、様々な分野で研究に取り組みます。
-
学生の参加と実践的な学び: 学生がAIについて深く学べるように、ワークショップやセミナー、アイデアを競い合うハッカソン、企業での実習(インターンシップ)、そして共同でプロジェクトを進める機会などを提供します。
-
社会人向けの専門教育: 企業や組織のリーダーが、倫理的なイノベーションやAIを使って組織を変革する方法について学べるプログラムを、共同で作り上げていきます。
-
多様な関係者との対話を促進し、知識を共有: 大学や企業、そして政策を作る人々など、様々な立場の人々が集まって意見を交換できるフォーラムやイベントを開き、AIについて深く話し合う場を作ります。
リーダーたちの想い
CGUのジョディ・ウォーターズ学長代理は、「CGUは、常に良い変化をもたらすリーダーを育てることを使命としています。AIは大きな可能性を秘めていますが、同時に重要な責任も伴います。マクニカとの連携を通じて、技術の進歩の中心に『人間の価値観』を据えた研究や教育、対話を深めていきたいと考えています」と述べています。
マクニカの原 一将 代表取締役社長は、「マクニカは、最先端の技術を社会に届け、誰もがその恩恵を受けられるようにすることを目指しています。技術を追求するだけでなく、それを社会で『今、使える価値』として届けることを大切にしています。AIは社会を大きく変える力がありますが、その価値は人間を中心に据え、責任を持って活用してこそ最大限に引き出されます。CGUとの提携は、この考えを実現するための重要な一歩です。両者の知識を合わせ、倫理的で持続可能なAIの社会への導入と、それを担う次の世代のリーダーを育てることで、未来をただ待つのではなく、『今』を創ることに挑戦していきます」と語っています。
今回の意向表明書の締結は、CGUの学問的な強みとリーダーシップ教育の視点、そしてマクニカの技術的な専門知識とグローバルな産業界での経験を組み合わせる、未来に向けた協力の始まりです。両機関は、AIの開発が倫理的な考え方と人間中心の価値観に基づいて進められることの重要性を共有しており、この意向表明書を今後の話し合いと検討を進めるための土台としています。
-
クレアモント大学院大学について: www.cgu.edu
-
株式会社マクニカについて: www.macnica.co.jp

