台湾半導体産業がAI需要で大きく飛躍
台湾の半導体産業が、人工知能(AI)と高性能計算(HPC)の需要に支えられ、2026年にはその生産額が初めて7兆台湾元(日本円で約32兆円)を超える見込みであることが発表されました。
工研院(ITRI)の予測によると、2026年の生産額は前年と比べて9.2%増加し、7兆1,000億台湾元に達すると見られています。これは、世界中で使われるAI半導体の8割以上を台湾が生産するという、とても強い体制が背景にあるためです。

次世代技術が成長を後押し
この大きな成長を支えるのは、新しい技術の進化です。例えば、「裏面電源供給(BSPDN)」という、半導体の消費電力を減らすための技術や、「シリコンフォトニクス(SiPh)」という、光の技術を使ってデータを高速にやり取りする技術が、これからの成長の鍵を握ると考えられています。
関税引き下げで広がるビジネスチャンス
また、米国が台湾製品にかける相互関税を15%に引き下げたことも、台湾の産業界に良い影響を与えています。工作機械や自動車部品、自転車といった昔ながらの産業が、中国製品に対して価格面での競争力を取り戻し、米国からの注文が増えているとのことです。
さらに、航空機部品や医薬品の分野では「関税ゼロ」になる合意がされたため、新たなビジネスチャンスが生まれることが期待されています。
AIを支える注目企業
AIの進化を支える企業も注目されています。中国のマイコン(MCU)市場で4位にまで成長した「雅特力科技(Artery)」は、AIエッジ(AIを身近な機器で動かす技術)向けの製品開発を強化しています。
また、ウィストロンが出資している液冷ソリューションの「元鈦科技(MetaGreen)」のような企業も、AIに必要な技術を提供することで、その存在感を増しています。
詳しい情報は「ワイズ機械業界ジャーナル」で
これらの詳しい情報は、ワイズコンサルティング グループが発行する台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の2026年2月第1週号で紹介されています。

このジャーナルは、日本語で台湾の機械業界に関する最新情報を手に入れることができ、半導体設備、電子材料・部品、工作機械、自動車、航空宇宙など、幅広い分野のトレンドや企業動向、統計資料、法改正情報などが満載です。
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