「VeraSnap」のAndroid/iPad版が新登場!デジタル証拠の信頼性を高める
VeritasChain株式会社と、技術提携を結んだAI MQL合同会社は、デジタル証拠を安全に残せるアプリ「VeraSnap」のAndroid版とiPad版を正式にリリースしました。これにより、iPhoneやAndroidのスマートフォン、そしてiPadなど、さまざまなデバイスでこのアプリが使えるようになります。
「VeraSnap」は、写真や動画が「いつ、どこで、誰が、どのデバイスで」撮影されたのかを、特別な暗号技術を使って証明できるアプリです。世界175カ国で使えるよう、英語や日本語を含む10種類の言語に対応しています。

デジタル証拠の信頼性、その課題と「VeraSnap」の解決策
今の時代、スマートフォンで撮った写真や動画は、大切な思い出だけでなく、何か問題が起きたときの「証拠」としても使われます。しかし、これまでの写真や動画は、撮影日時を自分で簡単に変えられたり、AIを使って偽物を作りやすくなったりと、その信頼性が揺らぎ始めていました。
「VeraSnap」は、この「デジタル証拠の信頼性の危機」を解決するために作られました。第三者機関が時間を証明する仕組み(タイムスタンプ)と、顔認証や指紋認証といった生体認証を組み合わせることで、証拠が本物であることを科学的に証明します。

広がるフェイクニュース問題と「VeraSnap」の役割
最近では、AIを使って作られた偽の動画や画像(ディープフェイク)がインターネット上で広がり、社会に大きな影響を与えることが問題になっています。特に選挙の時などには、このような偽情報が民主主義の根幹を揺るがす可能性も指摘されています。
これまでの偽情報対策は「偽物を見つけ出す」ことが中心でしたが、AI技術の進化であまりにも精巧な偽物が作られるようになり、人の目では見分けるのが難しくなってきています。「VeraSnap」は発想を転換し、「本物であることを暗号技術で証明する」ことで、この問題に立ち向かいます。

Android版の特別な機能
Android版の「VeraSnap」は、iPhone版と同じように使えるだけでなく、Androidならではのセキュリティ機能を最大限に活用しています。
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より強固なセキュリティ: 撮影した写真や動画を証明するための「鍵」が、スマートフォンの特別な安全な場所にしまわれます。これにより、偽造がほぼ不可能になります。
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どのデバイスでも検証可能: Androidで撮った証拠はiPhoneで、iPhoneで撮った証拠はAndroidで、きちんと本物かどうかを確認できます。
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たくさんのセンサーを活用: スマートフォンに搭載されている様々なセンサー(動き、傾き、気圧など)の情報を記録することで、より詳しく証拠の状況を残せます。

iPad版の便利な機能
iPad版の「VeraSnap」は、iPadの大きな画面と同時に複数のアプリを動かせる機能(マルチタスク)を活かした、使いやすいデザインになっています。
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見やすい画面: 証拠のリストを見ながら、同時にその詳細な情報を大きな画面で確認できます。
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LiDARセンサーで画面撮影を検出: LiDARセンサーが付いているiPad Pro(2020年以降のモデル)では、撮影しているものが「画面を撮り直したもの」ではないかを自動で見分けることができます。

誰でも簡単に、法的に有効な証拠を残す
「VeraSnap」は、難しい暗号技術を裏側で処理しながらも、普通のカメラアプリと同じように直感的に使えるように作られています。証拠の信頼度を「Bronze(銅)」「Silver(銀)」「Gold(金)」というバッジで表示するので、専門知識がなくても、一目でその証拠の価値がわかります。
いつでもどこでも使えるオフライン対応
インターネットがつながらない場所(地下や山の中、災害時など)でも、「VeraSnap」は問題なく使えます。電波が届かない場所で撮影された写真や動画も、後でインターネットにつながった時に、まとめて第三者機関による証明を受けることができます。

デジタルメディアの信頼性を支える技術「Content Provenance Protocol (CPP) v1.5」
「VeraSnap」は、VeritasChainが作った「Content Provenance Protocol(CPP)」という技術の最新版v1.5に基づいています。これは、デジタルメディアの出所(どこから来たのか)を記録し、本物であることを確認するための国際的な基準です。
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外部タイムスタンプ: 国際的に認められた機関が、撮影された正確な時間を証明します。デバイスの時計をいじっても、この時間は偽造できません。
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証拠の削除を検出: 連続して撮影された証拠が、途中で勝手に消されたり改ざんされたりしていないかを数学的に検出する仕組みです。都合の悪い証拠を隠すことを防ぎます。
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生体認証で「人が撮った」ことを証明: 撮影時に顔認証や指紋認証を求めることで、「人間が実際にデバイスを操作して撮った」ことを証明できます。自動撮影や遠隔操作との区別が可能です。
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プライバシーへの配慮: 位置情報を保存する際には、細かな場所を隠したり、大まかな場所だけを表示したりと、ユーザーがプライバシーを守るための選択ができます。
この技術に関する学術論文は、以下のリンクで公開されています。
https://doi.org/10.5281/zenodo.18455556
CPPの詳しい仕様については、こちらをご覧ください。
https://github.com/veritaschain/cpp-spec
未来に向けた取り組み:コンテンツ来歴認証SNS「C2PA VeritasSocial」の開発
VeritasChainは、「VeraSnap」で培った技術を活かし、コンテンツの出所を証明できる新しいSNS「C2PA VeritasSocial」の開発も進めています。これは2026年の第4四半期に提供開始が予定されており、AIが作った偽のコンテンツが氾濫する現代において、信頼できる情報だけが共有される社会を目指しています。

関連リンク
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iOS版「VeraSnap」アプリ: https://apps.apple.com/app/id6757994770
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VeritasChainウェブサイト: https://veritaschain.org

「VeraSnap」は、デジタル時代における「本物の証拠」を守り、偽情報から私たちを守るための強力なツールとなることでしょう。世界中で、より信頼できる情報が流通する社会の実現に貢献することが期待されます。

