一般社団法人未踏は、独創的なアイデアと卓越した技術を持つ17歳以下の小中高生クリエータを支援するプログラム「2026年度 未踏ジュニア」の募集を開始しました。

応募の締め切りは2026年3月28日(土)まで。未来のITを担う若い才能からの応募を待っています。
- 未踏ジュニアってどんなプログラム?
- 未踏ジュニアが生まれた背景とこれまでの成果
- 2025年度の採択プロジェクト例
- UmiNavi — 個人開発者のための水中ドローン向け自己位置推定システム
- Flusca – シミュレーションによって体験を生み出すゲーム
- Fudey – Sensory Calligraphy
- おしゃべりなタスクボード – アナログ的な操作で子供の自己管理を補助できる、忘れ防止装置
- Mathmosis – 数学学習支援AIを搭載したタブレット向けアプリ
- Paper CAD – ミニチュア建物を簡単に設計するための2D/3D統合CAD
- S.M.S.|太陽集光変換ユニット:電力・熱・光の屋内伝送システム
- Gen5 – 自然言語とGUIの融合による柔軟な画像編集エディタ
- 人工心臓に応用するためのシンクロナスリラクタンスモーターの開発
- aikyo – 相互につながるAIキャラクターを作成するバックエンドフレームワーク
- NextRouter -ベストエフォート型光回線を複数利用することで高速に通信を行うルータの開発-
- TalkBoost – 吃音者の発話の自発性を促進し、積極的に話すことを支援するアプリ
- KIGO -ろう者と健常者の間の心理的な壁を越える装置-
- Cian – 今日をつぶやく、明日を見つける、未来を思案するジャーナルアプリ
- Neureka! – 教材生成とAI学習パートナーによる理解支援サービス
- 2026年度 未踏ジュニアの概要
- 未踏ジュニアへの推薦の声
- 過去の成果報告会
- 一般社団法人未踏について
未踏ジュニアってどんなプログラム?
未踏ジュニアは、採択されたクリエータに対して、約6ヶ月間にわたる手厚い支援を提供するプログラムです。
具体的には、次のようなサポートが受けられます。
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メンターや専門家による指導:経験豊富なメンターが、プロジェクトの進め方や技術的な課題解決をサポートします。
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最大50万円の開発資金:アイデアを形にするための費用を支援します。
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開発場所・機材の提供:プロジェクトを進める上で必要な環境やツールを利用できます。
これらの支援はすべて無料。さらに、成果発表会への交通費や宿泊費なども未踏ジュニアが負担します。
未踏ジュニアが生まれた背景とこれまでの成果
近年、プログラミング教育が広がり、IT技術に高い関心とスキルを持つ若い世代が増えています。しかし、大学生や大学院生に比べて、小中高生はプロジェクトの提案を練るための環境が少ないという課題がありました。
そこで、一般社団法人未踏は、17歳以下を対象とした「未踏ジュニア」を2016年に立ち上げました。このプログラムは、経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が実施する「未踏IT人材発掘・育成事業」のジュニア版として、若いクリエータのソフトウェアやハードウェア開発を毎年支援しています。
未踏ジュニアは、メンターや多くのスポンサーのサポートにより、これまでに120件以上のプロジェクトと150名以上のクリエータを輩出してきました。2018年以降は毎年100件以上の応募があり、多様な分野のプロジェクトが採択されています。
2025年度の採択プロジェクト例
未踏ジュニアでは、様々な分野のユニークなプロジェクトが生まれています。いくつか例を見てみましょう。
UmiNavi — 個人開発者のための水中ドローン向け自己位置推定システム
松本 慎太郎氏による、水中ドローンが自分の位置を正確に把握するためのシステムです。

Flusca – シミュレーションによって体験を生み出すゲーム
加納 武紘氏が開発した、シミュレーションを通じて新しい体験を提供するゲームです。

Fudey – Sensory Calligraphy
三田村 美桜氏のプロジェクト。書道を「見る」だけでなく「感じる」ことで学べる、新しい書道体験アプリです。

おしゃべりなタスクボード – アナログ的な操作で子供の自己管理を補助できる、忘れ防止装置
久保 晃市氏による、子供たちがタスクを忘れずにこなせるようサポートする装置です。

Mathmosis – 数学学習支援AIを搭載したタブレット向けアプリ
南 大地氏のプロジェクトは、AIが数学の問題解決をサポートするタブレットアプリです。AI初心者にも分かりやすく、学習の強い味方になるでしょう。

Paper CAD – ミニチュア建物を簡単に設計するための2D/3D統合CAD
宮崎 航大氏による、ミニチュア建物の設計を簡単に行える2D/3D統合CADソフトウェアです。

S.M.S.|太陽集光変換ユニット:電力・熱・光の屋内伝送システム
加藤 正宗氏が開発した、太陽光エネルギーを効率的に利用するためのシステムです。

Gen5 – 自然言語とGUIの融合による柔軟な画像編集エディタ
船橋 一汰氏、中村 承太郎氏、松長 侑南氏による、言葉で指示するだけで画像を編集できるエディタです。AIが言葉を理解し、画像に反映させるイメージです。

人工心臓に応用するためのシンクロナスリラクタンスモーターの開発
張 契洙氏が取り組む、人工心臓に応用可能なモーターの開発プロジェクトです。

aikyo – 相互につながるAIキャラクターを作成するバックエンドフレームワーク
野田 蒼馬氏、安田 陽真氏のプロジェクト。AIキャラクター同士が自然に会話するようなシステムを作るためのツールです。

NextRouter -ベストエフォート型光回線を複数利用することで高速に通信を行うルータの開発-
長島 昇平氏による、複数の光回線を組み合わせて通信速度を向上させるルーターの開発です。

TalkBoost – 吃音者の発話の自発性を促進し、積極的に話すことを支援するアプリ
後藤 潤樹氏のプロジェクト。吃音がある人の会話をサポートし、自信を持って話せるようにするアプリです。

KIGO -ろう者と健常者の間の心理的な壁を越える装置-
山下 桃子氏による、ろう者と健常者のコミュニケーションを円滑にするための装置です。

Cian – 今日をつぶやく、明日を見つける、未来を思案するジャーナルアプリ
徳永 優人氏のプロジェクト。日々の記録を通じて、自己成長をサポートするジャーナルアプリです。

Neureka! – 教材生成とAI学習パートナーによる理解支援サービス
大平 直輝氏による、AIが教材を生成し、学習をサポートしてくれるサービスです。AIがあなたの学習パートナーになってくれるようなイメージです。

これらのプロジェクトは、未踏ジュニアが幅広い分野の若い才能を支援していることを示しています。あなたのアイデアも、きっと形にできるはずです。
2026年度 未踏ジュニアの概要

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対象: 2026年4月1日時点で17歳以下の個人または4人以内のグループ
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締切: 2026年3月28日(土)23:59
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期間: 2026年6月から11月までの約6か月間
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応募方法: 応募の手引きの手順に沿って応募してください。
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参加費用: 無料
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支援内容:
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メンターを中心とした、未踏事業修了生によるメンタリング
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各グループ最大50万円の開発費用の支援
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開発場所・開発に必要な機材の提供
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未踏ジュニアスーパークリエータの認定
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各支援の詳細は公式Webサイトで確認できます。
未踏ジュニアへの推薦の声

GMOインターネットグループの堀内敏明氏と近畿大学情報学部の井口信和氏は、未踏ジュニアが次世代のIT人材育成に貢献する重要なプログラムであると評価し、若い才能の挑戦を応援しています。
過去の成果報告会
これまでのプロジェクトの成果は、成果報告会で発表されています。どのようなプロジェクトが採択され、どのように成長したのか、ぜひご覧ください。
一般社団法人未踏について

一般社団法人未踏(所在地:東京都渋谷区、代表理事:竹内 郁雄)は、情報処理推進機構(IPA)が運営する未踏事業の修了生を中心に設立された団体です。創造的な人材を多角的に支援し、IT分野のイノベーションを加速することを目指しています。
未踏ジュニアは、あなたのアイデアを現実にし、未来を切り開くための大切な一歩となるでしょう。ぜひこの機会に、挑戦してみてください。

