AIが小売店の広告を変革!スペースビジョンエーアイが次世代リテールメディア「attention:d」を日本初公開

ビジネス活用

スペースビジョンエーアイ、AI映像分析で小売広告を革新

スペースビジョンエーアイ株式会社は、AI映像分析を基盤とした次世代リテールメディアプラットフォーム「attention:d(アテンションド)」を、東京ビッグサイトで開催される「リテールテックJAPAN 2026」で日本初公開します。この展示会は2026年3月3日(火)から3月6日(金)まで開催され、同社はブース番号RT7038で出展します。

現代的なオフィス空間で、人々が仕事や休憩をしている様子が描かれています。中央のデジタルサイネージには「SALE」と表示され、活気ある雰囲気を演出しています。

「attention:d」とは?AIで実現する新しい広告体験

「attention:d」は、Vision AI(AIの目)を使って、お店や屋外の空間をデジタル化し、より効果的な広告を届けるためのプラットフォームです。今回の展示では、特に2つの主要なソリューションが紹介されます。

1. Retail Vision:ターゲットに合わせた最適な広告配信

「Retail Vision」は、屋外広告の新しい効果測定方法を取り入れたソリューションです。AIが広告を見る人の特徴(性別や年齢など)をその場で検知し、その人にぴったりの広告コンテンツを自動で表示します。これにより、広告が本当に見てもらいたい人に届きやすくなり、広告の費用対効果(ROI)を最大限に高めることが期待できます。

AIを搭載した店内メディアが導入された美容小売店の様子。デジタルサイネージで「30代女性向けシャンプー40%オフ」が宣伝されており、AIが顧客の年齢層を認識し、広告への注目度を分析している。

2. Storefront AI:ショーウインドーで来店者を増やす

「Storefront AI」は、お店のショーウインドーを単なる飾りではなく、データを集めるメディアに変えるソリューションです。生成AI(新しい情報を作り出すAI)が、通行人の視線などのデータを分析し、最も注目を集めるビジュアルコンテンツをショーウインドーに表示します。これにより、お店への来店率を高め、実際の売上アップにつながることが実証されています。

成果連動型広告プラットフォーム「attention:d」の技術

「attention:d」は、デジタルサイネージ(電子看板)と最先端のAI技術を組み合わせた、これまでにない屋外広告の仕組みです。広告主が「見てもらいたい」と考える特定の層(例えば「18歳から59歳の男女」)に広告が実際に表示された回数だけ費用を支払う、「成果連動型CPM課金モデル」を採用しています。これは、従来の屋外広告では難しかった、より透明性の高い広告効果測定と効率的な予算運用を可能にします。

AIはデジタルサイネージの前にいる人の性別、年齢、視線の方向、見ている時間などを正確に計測します。この技術により、広告主は無駄なコストを抑え、本当に成果につながった部分にだけ費用を支払うことができます。すべてのデータは、国際的なデジタル広告の基準であるIAB(インタラクティブ広告協会)のガイドラインに沿って集計・分析されており、信頼性も確保されています。

AIとコンピュータビジョンによる小売店での顧客行動分析システム。人物の骨格追跡、年齢・性別推定、視線追跡、滞留時間測定を通じて、顧客の購買行動や広告への関心をデータ化する様子が描かれています。

プライバシー保護とグローバルでの実績

「attention:d」は、個人のプライバシー保護にも配慮しています。広告を見る人の画像は、お店に設置された機器の中のAIがその場で分析し、すぐに破棄されます。外部のサーバーに画像データが送られることは一切ありません。この「オンデバイス方式」は、個人情報保護の基準が厳しいアメリカやヨーロッパの市場でも実績があり、グローバルな製薬企業ロシュやLGエレクトロニクスなどのプロジェクトでもその効果が証明されています。

人々が行き交う店内に設置されたデジタルサイネージが、人気化粧品の広告を表示しています。割引やイベント情報も含まれ、活気ある商業空間の様子が伺えます。

AIソリューションの活用分野

スペースビジョンエーアイのソリューションは、様々なビジネスシーンで役立ちます。

1. 新しい広告事業を展開したいメディア企業

店舗内の「Retail Vision」を活用することで、リアルタイムの広告表示データや顧客の関心度合いを把握でき、オフライン店舗でもオンライン広告のような透明性とターゲティングが実現します。

2. 店舗オーナー・小売事業者

「Storefront AI」は、来店客数を増やすことに特化したソリューションです。通行人の関心を引くコンテンツを最適化し、デジタルサイネージを通じて来店を促します。これにより、通り過ぎる人々を実際の顧客に変えることができます。

靴店で男性客がデジタル広告を見ている様子が捉えられており、画像には顧客の属性や広告への注視時間などの分析データが重ねて表示されている。

3. 販売代理店・システムインテグレーター(SI)パートナー

Vision AI分析エンジンを製品に組み込むことで、単なるハードウェアの提供にとどまらず、顧客企業に投資対効果(ROI)に関する深い洞察を提供する「インテリジェントインフラ」の提案が可能になります。

スーパーマーケットで商品を手に取る女性の行動をAIが分析している様子。年齢、性別、行動が検出され、小売店の顧客行動分析や在庫管理に活用される技術が示されています。右側には調理中の缶詰が映っています。

会社概要と展示会情報

会社概要

  • 商号: スペースビジョンエーアイ株式会社(SpaceVision AI, Inc.)

  • 代表者: Lee Dongwook

  • 所在地: <本社> 韓国ソウル市 中区 ダサンロ12ギル3

  • 設立: 2023年7月

  • URL: https://www.space-vision.ai/

展示概要

  • 展示会名: リテールテックJAPAN 2026

  • 日時: 2026年3月3日(火)~6日(金) 10:00~17:00 (最終日のみ16:30終了)

  • 会場: 東京ビッグサイト 東展示棟(東京都江東区有明3-10-1)

  • ブース番号: RT7038

  • イベントURL: https://messe.nikkei.co.jp/rt/

「Space vision」のモダンな展示ブースが写っており、AIを活用したDOOH(デジタル屋外広告)およびリテールメディアソリューションが紹介されています。複数のスクリーンがデータや広告を表示し、数人の参加者がブース内で技術に触れています。展示会「Integrated Systems Europe」で撮影されたもので、先進的なデジタル広告技術と小売テクノロジーに焦点が当てられている様子が伺えます。

スペースビジョンエーアイは、今回の展示を通じて、日本のパートナー企業と協力し、屋外広告全体の科学的な発展と、様々なメディアを横断して効果を測るシステムの構築を目指しています。

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