AIの進化が止まらない現代社会で、「人間であること」をデジタル上で証明する技術が注目を集めています。今回、株式会社メディロムは、この新しい個人認証技術「World ID」を提供するTools for Humanity社およびWorld Foundationとパートナーシップを結んだことを発表しました。
World IDとは?AIと人間を見分ける新しい認証技術
World IDは、生成AIが普及する中で、デジタル空間で「人間とAIを区別する」ことを目的としたグローバルな個人認証技術です。プライバシーを守りながら、あなたが「人間である」ことを証明する「Proof of Human」という考え方に基づいています。
認証は、高性能カメラ「Orb」を使って目の虹彩(こうさい)をスキャンすることで行われます。認証が完了すると、専用アプリ「World App」にあなたのWorld IDが発行されます。

Tools for Humanityについて
Tools for Humanity(TFH)は、AI時代において「人間のためのテクノロジー」を構築することを目指すグローバルなテクノロジー企業です。サム・アルトマン氏とアレックス・ブラニア氏によって共同設立され、World Networkの初期開発を主導し、World Appの運営を行っています。本社は米国カリフォルニア州サンフランシスコとドイツ・ミュンヘンにあります。

メディロムの取り組みと今後の展望
メディロムは、このWorld IDの導入を積極的に進めています。現在、同社グループが運営するリラクゼーションスタジオ「Re.Ra.Ku」を中心に、すでに150店舗に「Orb」を設置しており、これまでの認証件数は20,000件を超えています。
今後は、全国約3,000拠点への「Orb」設置を目指しており、この目標が達成されれば、今後2年間で約3,900万米ドル(約61億円)規模の収益機会となる可能性があると想定されています。
為替レート:1米ドル=156.36円(2026年2月25日時点、出典:Bloomberg)

メディロムグループについて
メディロムは、健康管理サービス「Re.Ra.Ku」を中心にリラクゼーションスタジオを展開している企業です。その他にも、ヘルスケアアプリ「Lav」を活用した特定保健指導や体質改善プログラム、充電不要で連続駆動する活動量計「MOTHER Bracelet」の開発、美容サロン「ZACC」や「脳梗塞リハビリセンター」の運営など、予防から医療まで幅広いヘルスケア事業を手がけています。
社名 : 株式会社メディロム(英文名 MEDIROM Healthcare Technologies Inc.)
上場市場 : NASDAQ
ティッカー(米国証券コード) : MRM (Nasdaq CM)
本社所在地 : 東京都港区台場2-3-1 トレードピアお台場16F
代表 : 代表取締役 江口 康二
設立 : 2000年7月
まとめ
今回の提携は、AIが私たちの生活に深く浸透する中で、デジタル空間での「人間性の証明」という重要な課題に対する具体的な解決策を提供するものです。メディロムの全国的なネットワークを通じてWorld IDの普及が進むことで、より安全で信頼性の高いデジタル社会の実現に貢献するかもしれません。なお、上記の収益見通しは、これまでの運営実績と契約条件に基づいた将来の予測であり、必ずしも保証された収益を示すものではありません。

