医療の現場でAI(人工知能)の活用が期待される中、新しい医療AIや医療機器を開発する企業にとって、「本当に私たちの技術が医療画像に使えるのか?」という最初の確認はとても重要です。しかし、これまではそのための手軽な方法がなかなかありませんでした。
株式会社イヨウガゾウラボは、この課題を解決するため、医用画像データを少量から手軽に利用できる新しいサービス「医用画像 確認プラン」を2026年3月3日から提供開始します。

医療AI開発の「ここが知りたかった!」に応える新プラン
AI技術の進化は目覚ましく、医療分野での応用にも大きな期待が寄せられています。しかし、実際にAIを本格的に導入したり、商用製品として展開したりする前には、必ず「これで本当にうまくいくのか」を見極めるための検証が必要です。
例えば、次のようなことを確認したいと考える企業は多いでしょう。
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自分たちのAI技術が、実際の医用画像でうまく動くか
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AIの開発に、この医用画像データを活用できるか
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開発中の医療機器ソフトウェアが、医用画像で正しく動作するか
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ネットワークへの負荷や処理の速さはどうか
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社内でのデモンストレーションや評価に使いたい
これまでの医用画像データ提供サービスでは、このような初期の確認には規模が大きすぎたり、費用が高すぎたりするケースが多く、手軽に試すことが難しいという課題がありました。
従来のプランとの違い
イヨウガゾウラボはこれまで、「AI開発向けプラン」と「オーダーメイドプラン」の2種類のサービスを提供してきました。

これらのプランは、本格的なAI開発や製品の商用利用を目的としており、数百症例単位のデータ提供や、数百万円規模の契約が一般的でした。そのため、初期の技術確認には、データ量と費用の両面でハードルが高いという実情がありました。
今回始まる「医用画像 確認プラン」は、こうした本格導入前の段階に特化したライセンスプランです。
「医用画像 確認プラン」の概要
この新しいプランでは、医用画像データを「1症例・1撮像」という小さな単位で提供します。
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提供単位: 1症例・1撮像
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提供価格: 1単位10万円(税抜き)
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利用期間: 24カ月
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申し込み方法: ウェブフォームおよびメールで完結
このプランは、必要最小限の範囲で技術確認を行う環境を整え、本格的な導入を判断するための材料を得ることを目的としています。
段階的な導入もサポート
「医用画像 確認プラン」を利用した後、もし本格的なAI開発向けプランやオーダーメイドプランを新規で契約する場合、購入から1年以内であれば、「確認プラン」の契約金額を新しい契約金額の一部に充てることができます。これにより、
技術確認 → 投資判断 → 本格導入
という流れをスムーズに進められるよう、段階的な導入が支援されます。
医療機器関連ソフトウェアを開発する企業からは、「本格導入前に自社環境との適合性を十分に確認できなかったことが、導入判断の大きなハードルでした。実際の医用画像を使って検証できるようになったことで、リスクを抑えながら前向きに導入検討を進められるようになり、大変心強いです」という声が聞かれています。
医療AIの発展を加速させる
株式会社イヨウガゾウラボの代表取締役兼CEOである國枝 良氏は、次のようにコメントしています。

「AIへの投資は世界的に加速しており、大規模な投資の前には慎重な見極めが不可欠です。私たちは、その『空白領域』を埋める存在でありたいと考えています。Beyond AIの研究成果を基盤とする企業として、技術の可能性を迅速に見極められる環境を整備することが私たちの使命です。医療分野におけるAI活用のスピードを一段引き上げ、日本発の医療AIが世界市場で存在感を示せる基盤を築いていきます。」
提供される医用画像について
「医用画像 確認プラン」で提供される医用画像の例として、髄膜腫、下垂体腺腫、脳動脈瘤といった脳疾患に関するCTやMRA画像などがあります。これらの詳細については、同社のウェブサイトで確認できます。

サービスの詳細やお問い合わせは、以下のリンクからどうぞ。
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お問い合わせ: sales@iyogazolab.co.jp
Beyond AIの成果を社会へ
イヨウガゾウラボは、東京大学とソフトバンク株式会社が共同で行った「Beyond AI」プロジェクトの研究成果を、社会で役立つ形にするために設立されました。

医用画像データの収集、加工、流通を通じて、医療AIや関連技術が社会で実際に使われるようになることをサポートしています。この新しい「医用画像 確認プラン」も、その取り組みの一環です。

