株式会社homula、AIに会社の業務を「教える」新サービスを開始 – 複雑な仕事もAIが自動でこなす未来へ

ビジネス活用

株式会社homulaは、AIエージェントに会社の業務のやり方やルール、承認の流れを覚えさせる「Agent Skills開発・導入支援サービス」の提供を開始しました。

このサービスを利用すると、従業員はAIエージェントに普段使っている言葉で指示を出すだけで、複数のシステムにまたがるような複雑な業務でも、AIが正確かつ安全に自動で実行できるようになります。

Agent Skillsは、実務現場の業務知識をAIエージェントの実行設定に変換するオープン標準フォーマットです。homulaが開発・導入を支援し、企業のAI内製化を促進します。

「Agent Skills」とは?AIに業務を教える新しい方法

AIエージェントは、一般的な知識は持っていますが、会社独自の業務ルールや承認のプロセス、社内での書類の形式などは知りません。このサービスでは、homulaの専門エンジニア(FDE:Forward Deployed Engineer)が、お客様の会社ならではの業務知識を「Agent Skills」(SKILL.mdというオープンな形式)にまとめ、AIエージェントに教えていきます。

Agent Skillsは、AIエージェントが業務を正確にこなすために必要な「手足」(ツールへの接続)と「頭脳の拡張」(業務知識)の両方を提供するものです。

導入で業務はどう変わる?具体的な例

このサービスを導入すると、日々の業務が大きく変わります。

例1:営業週次レポートの自動生成

  • 従来: 営業担当者がシステムからデータを出し、表計算ソフトでまとめ、社内形式に転記し、共有するまで週に約2時間かかっていました。

  • 導入後: 「先週の営業実績をまとめてチームに共有して」とAIに指示するだけで、AIがデータ取得から集計・分析、レポート作成、保存、チームへの通知までを約30秒で自動実行します。レポートの形式や集計ルールは事前にAIに教えられているため、毎回同じ品質で作成されます。

例2:請求書処理の自動化

  • 従来: 経理担当者がメールの請求書をダウンロードし、内容を目で確認、社内ルールと照らし合わせ、会計ソフトに手入力し、承認依頼メールを送るまで、1件あたり約15~20分かかっていました。

  • 導入後: 「受信した請求書を処理して」とAIに指示するだけで、請求書の受け取りから内容の読み取り、社内ルールとのチェック、会計ソフトへの連携、そして経理担当者への承認依頼までが自動で完了します。高額な支払いには人間の承認が必要といった安全な仕組みも組み込めます。

例3:インシデント初動対応

  • 従来: 監視システムのアラートを受け取ったエンジニアが、手動でログを確認し、影響範囲を特定、チケットを作成し、関係者に連絡する、といった対応に時間がかかり、深夜帯では遅れるリスクがありました。

  • 導入後: アラート受信後すぐに、AIがログ分析、影響範囲特定、チケット作成、関係者への通知までを自動で素早く実行します。電話での報告にも音声AIエージェントが対応できます。

なぜ今、このサービスが必要なのか?

AIエージェントは「質問に答える」だけでなく「業務を実行する」段階へと進化していますが、企業での本格導入が進まない大きな理由が「AIが会社の業務を知らない」という点にありました。

一般的なAIは、会社独自の集計ルールや承認の流れ、例外処理、レポート形式など、個別の業務のやり方を理解していません。そのため、AIが出す結果は「だいたい合っているが、そのままでは使えない」という課題があり、実証実験(PoC)の段階で止まってしまうことが多くありました。

この課題を解決するのが、Anthropic社が開発し、オープンな基準として公開された「Agent Skills」という形式です。業務知識や手順、プログラムを「SKILL.md」という持ち運び可能なパッケージとして整理し、AIエージェントに「お客様の会社の業務のやり方」を正確に教えることができます。

「Agent Skills開発・導入支援サービス」の特長

homulaのAgent Skills開発サービスは、AIエージェントがツールに接続する「手足」と、業務知識を持つ「頭脳の拡張」の両方を整えます。

1. 専門エンジニアによる一貫した開発

homulaの専門エンジニア(FDE)が、お客様の業務内容のヒアリングから「SKILL.md」の作成、システム接続の設計、承認フローの設定、テスト、導入までを全て担当します。これにより、通常5~10人分のチームが必要な作業を、1~2名の専門エンジニアで実現します。

2. 開発成果がそのままAIの設定に

専門エンジニアが作成する「SKILL.md」は、コンサルティングの成果物であると同時に、homulaの自社製品「Agens」の実行設定ファイルでもあります。そのため、コンサルティング作業が終わった時点で、AgensはすぐにAIエージェントが業務を始められる状態になります。

3. 多様なAIプラットフォームに対応、自社製品「Agens」でさらに進化

homulaが作成する「SKILL.md」はオープンな形式なので、Claude Code、Cursor、GitHub Copilotなど26以上の開発プラットフォームでそのまま利用できます。特定のAIベンダーに縛られることはありません。

しかし、企業で広く使われるGPT、Gemini、n8n、Dify、Google AI Studioなどは、SKILL.mdにそのまま対応していません。そこで、homulaの自社製品「Agens」が、このギャップを埋める「業務知識の実行レイヤー」として機能します。Agensは、SKILL.mdに書かれた業務手順を、さまざまなAIやツールで実行できるようにし、さらに200以上のツール接続や安全なコード実行環境も提供します。

SKILL.md単体では「AIへの業務指示書」ですが、Agensと組み合わせることで、「あらゆるAI基盤で即座に業務を遂行できる実行プラットフォーム」へと進化します。

Agensを使うことで、AIが対応できる基盤が大幅に広がり、ツールへの接続や安全なコード実行環境、承認ワークフロー、監査機能なども利用できるようになり、AIエージェントの業務実行能力が飛躍的に向上します。

株式会社homulaについて

homulaは、企業向けにAIエージェントの戦略を考えたり、試しに作ってみたり、実際に導入・運用したり、社内でAIを使いこなせるように支援したりと、一貫したサポートを提供しています。特定のツールにこだわらず、お客様の要望に合わせて最適なAIソリューションを組み合わせて提供しています。

お問い合わせ

サービスについてご興味のある方は、以下のリンクからお問い合わせください。

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