ネオス株式会社は、複数のAIが協力し合って働く「マルチエージェントシステム」を搭載した新しいAIサービス「OfficeAI社員」を正式にリリースしました。このサービスは、企業が抱える複雑な業務をAIが自ら考えて実行し、まるで一人の社員のように成長していくことを目指しています。
従来のAIサービスとの違い
ネオスはこれまで、会社の資料から正確な情報を探し出す「RAG(Retrieval Augmented Generation)」という仕組みを使ったAIチャットサービス「OfficeBot」を提供してきました。RAGは、生成AIに会社の資料などの独自情報を与えることで、より的確な回答を導き出す技術です。
しかし、ユーザーからの質問があいまいだったり、複数の資料を調べて回答をまとめるような複雑な業務には、従来のRAGサービスだけでは対応が難しいケースがありました。
「OfficeAI社員」は、この課題を解決するために開発されました。複数のAIエージェントが連携することで、AIが自ら「役割を決め、計画を立て、実行し、経験を記憶する」という一連のプロセスに沿って業務を進めます。これにより、あいまいな質問にはAIが追加で質問をして意図を確認したり、情報を探す際のやり方をAIが自動で最適化したりするなど、これまで人が行っていたような問題解決のプロセスをAIが代替できるようになります。

組織の文化に適応し、“成長する”AI社員
「OfficeAI社員」の大きな特徴の一つは、「記憶」する機能です。これにより、会社独自の専門用語や業務の進め方、社員からのフィードバックなどを“経験”として蓄え、それを今後の業務に活かすことができます。
特に、会社の中には略称やプロジェクト名、業界特有の言葉など、一般的なAIが知らない用語がたくさんあります。これらをAIがスムーズに使えるように、「専門辞書機能」も備わっています。用語はCSVファイルでまとめて登録できるほか、日々のチャットを通じてAIに直接教え込むことも可能です。これにより、導入直後から「即戦力」として活躍させたり、使いながらAIを育てていくこともできます。
こうした独自の機能によって、「OfficeAI社員」は文書化されていない会社の「暗黙のルール」なども学習し、利用すればするほど、その会社の業務や文化に合った「AI社員」へと成長していきます。
ベータ版でのフィードバックを反映、実務性能を強化
「OfficeAI社員」は2025年12月からベータ版として提供され、実際に利用した企業から多くの貴重な意見が寄せられました。これらの意見をもとに、「Web検索での特定のサイト指定」や「会話の記録をダウンロードする」機能が追加され、管理画面の使いやすさも向上。回答の質や応答速度も大幅に改善されました。
技術資料の調査業務では、「従来のシンプルなRAGよりも、深く掘り下げた調査結果が得られた」という評価も受けており、実際の業務で役立つAIとしての有効性が確認されたことから、今回の正式リリースに至りました。
サービスの詳細や無料トライアルの申し込みはこちらから確認できます。
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「OfficeAI社員」の主な特長
「OfficeAI社員」は、単なる自動化ツールではなく、「考え、調べ、改善する」働き方を身につけた頼れるチームメンバーです。以下に主な特長を紹介します。
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質問の“意図”を汲み取る対話設計: あいまいな質問でも、AIがユーザーの業務や会話の流れを理解し、追加で質問しながら、本当に知りたいことや解決したい課題へと導きます。
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最適な検索方法の自動選択: 単純なキーワード検索ではなく、質問内容に応じてAIが最適な検索方法を選び、必要な情報を集めます。会社の資料に情報がない場合でも、インターネット検索で補完し、最新で正確な回答を提供します。
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経験を蓄積し、“成長するAI”: ユーザーからのフィードバックや、会社特有の言い回し、専門用語などを学習し、経験として蓄積します。これにより、会話の質や表現がどんどん良くなり、利用するほど自社のルールや文化に適応した“AI社員”に成長します。
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手軽な運用で精度と速度を向上: 難しい設定や日々のメンテナンスは不要です。AIが日々の業務を通じて自動で学習するため、管理者が細かく調整しなくても、回答の精度や速度が継続的に向上します。

ネオスは今後も「OfficeAI社員」の性能向上に取り組み、企業の生産性向上と知識の活用を支えるソリューションとして進化させていくとしています。
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