Forcesteed Roboticsは、ローカル環境で動くAIエージェントの新しい技術基盤「Forcesteed-Luqua(フォースティード・ルクア)」を開発しました。

AIエージェントが企業で使いにくい課題を解決
最近、AIが自分で考えて仕事を進める「AIエージェント」という技術が注目されています。しかし、これまでのAIエージェントの多くは、インターネット上のクラウドサービスを使うことが前提でした。
そのため、企業が大切な情報(機密データ)を扱う業務では、外部のクラウドにデータを送ることが難しかったり、会社ごとに違う仕事のやり方やルールにAIを合わせるのが大変だったりする課題がありました。また、AIエージェントと他のツールを組み合わせたシステムは複雑になりがちで、既存の会社のシステムやロボットと連携させるのも簡単ではありませんでした。
Forcesteed Roboticsは、このような課題を解決し、AIエージェントを企業で実際に使えるようにする「賢い基盤」が必要だと考え、そこで「Forcesteed-Luqua」が開発されました。
Forcesteed-Luquaの5つの特徴
Forcesteed-Luquaは、まるで人間が学習して行動するように、以下の5つのサイクルを繰り返しながら自律的に動くAIエージェントです。
- 記憶する
会社の持っている特別な知識、仕事のルール、作業の流れ、これまでの履歴などを、AIが長く覚えておきます。 - 判断する
覚えている情報や今の状況から、次に何をするべきかをAIが自分で考えます。 - 実行する
タスクの実行、決められた作業の流れの処理、定期的な処理などを自動で行います。 - 接続する
MCPという技術やROS2というロボットを動かす技術を使って、他のソフトウェアやロボットなどの外部システムとつながり、操作することができます。 - 拡張する
新しい機能やAIエージェントを追加することで、できることをどんどん増やしていくことができます。

主な機能
Forcesteed-Luquaは、以下のような便利な機能を備えています。
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会社ごとの作業の流れ、ルール、知識を長く記憶する機能
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「レシピ」のように決まった手順で作業を自動化する機能
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過去のやり取りをまとめて検索できる機能
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情報へのアクセス権限を細かく設定できる機能
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決まった時間に作業を実行したり、タスクを管理したりする機能
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MCPを中心とした様々な外部ツールと連携する機能
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ROS2を使ってロボットなどの外部機器を操作する機能
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画像や動画を理解できるAI(VLM)を使ったサブエージェント
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複数のAIエージェントを同時に動かして、より高度な作業を行う機能
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新しい「スキル」を追加して機能を拡張できるシステム
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ファイルの変更を監視したり、画像やPDFの内容を読み取ったりする機能
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パソコンの画面やウェブブラウザから操作できるインターフェース
今後の展開
Forcesteed Roboticsは、このForcesteed-Luquaを、企業の仕事の基盤や製品に組み込まれる「賢い頭脳」として広めていく予定です。今後は、ローカル環境でAIエージェントをさらに使いやすくするための機能追加や、AIの性能を上げる改良を続けていくとのことです。また、MCPやROS2といった外部とつながる機能をさらに強化し、ロボットや様々な制御システムと連携する「フィジカルAI」(現実世界で働くAI)の分野への応用を進めていくことが予想されます。
株式会社Forcesteed Roboticsについて
Forcesteed Roboticsは、AI、画像認識、ロボット技術を組み合わせて、現実世界で役立つAI(フィジカルAI)の研究開発や社会での活用を進めるスタートアップ企業です。現場でロボットが活躍することを目指し、AIが物事を認識し、判断し、制御するシステムを作ったり、AIの学習に必要なデータ集めを助けたりすることで、研究開発から現場への導入までをサポートしています。

関連リンク
- Forcesteed Robotics 公式ウェブサイト: https://www.forcesteed.com/

