フリーランスボードが掲載案件数45万件を突破、リモート案件も22万件超え
フリーランスエンジニアやITフリーランス向けの案件検索サイト「フリーランスボード」が、掲載案件数45万件を突破しました。特に注目すべきは、掲載されているリモートワーク案件が22万件を超えている点です。これは、場所にとらわれずに働きたいフリーランスにとって、大きな選択肢の広がりを意味します。
INSTANTROOM株式会社が運営する「フリーランスボード」は、2025年6月の正式版リリース以降、多くのフリーランスエージェントからの問い合わせを受け、案件数を順調に増やしてきました。現在では、10万人以上のITフリーランスが利用する国内最大級の案件検索サイトとなっています。

フリーランスボードの大きな特徴は、複数のフリーランスエージェントを個別に探したり、それぞれに会員登録したりする手間を省き、サイト上でまとめて案件を探せることです。単価、勤務地、スキル、稼働日数、業界、働き方といった細かな条件で絞り込みができるだけでなく、各エージェントのおすすめポイントや利用者の口コミ・評判も確認できるため、自分に最適な案件やエージェントを見つけやすくなっています。
2026年1月には、AI(人工知能)があなたの希望条件に合った案件を提案する「AIマッチ機能」をリリース。さらに2月には、このAIマッチ機能の精度を高めるための改善も行われています。これにより、より効率的に最適な案件を見つけられるようになっています。
また、2025年6月にはiOSアプリ、2025年9月にはAndroidアプリがリリースされ、iOSとAndroidの両方でアプリを提供する国内唯一のフリーランスエンジニア向け案件サイトとなりました。Webサイトとモバイルアプリを併用することで、いつでもどこでも案件探しができるようになっています。

開発言語別の案件トレンド
フリーランスボードに掲載されている案件を開発言語別に見ると、以下のような状況です。
| 順位 | 開発言語 | 掲載案件数 |
|---|---|---|
| 1位 | Java | 84,691件 |
| 2位 | PHP | 46,428件 |
| 3位 | Python | 44,708件 |
| 4位 | JavaScript | 42,267件 |
| 5位 | TypeScript | 41,963件 |
| 6位 | C# | 23,532件 |
| 7位 | Ruby | 18,218件 |
| 8位 | Go言語 | 16,606件 |
| 9位 | Kotlin | 12,650件 |
| 10位 | Swift | 10,859件 |
Javaが1位、PHPが2位、AI分野で人気のPythonが3位となっています。特に案件数の増加が目立つPython、JavaScript、Javaについて、それぞれの市場動向を解説します。
Python
Pythonは、最近話題の「生成AI」や、データ分析の分野で世界的に使われている開発言語です。AIが人間のように思考する「自律型AIエージェント」の開発にも使われています。
たくさんの言葉を学習したAIである「LLM(大規模言語モデル)」の調整や、日々の業務を自動化するツール、高度な予測システムを作るなど、幅広い場面で活用されています。AIの技術革新を引っ張る言語として、今後もPythonの需要は増え続けると予想されます。
JavaScript
JavaScriptは、Webブラウザで動く唯一の言語として、Webサイトの見た目を作る「フロントエンド」から、裏側の処理を行う「サーバーサイド」まで、何でもできる便利な開発言語です。
ReactやVue.jsといった人気の「フレームワーク」(開発を効率的に進めるための便利な道具箱のようなもの)の進化に加え、Node.jsなどの普及により、インターネットの端っこで処理を行う「エッジコンピューティング」や、リアルタイムで情報をやり取りするシステムなどでも使われるようになりました。
Webアプリケーションがどんどん複雑になるにつれて、Web開発の全てをこなせるエンジニアの需要は高く、現代のWeb開発には欠かせない存在として、案件数が増え続けています。
Java
Javaは、銀行などの金融機関の重要なシステムや、大規模な企業システムで、その信頼性の高さと普及率を誇る開発言語です。
Spring Bootという便利な仕組みを中心としたエコシステム(関連技術の集合体)により、しっかりとしたAPI(プログラム同士をつなぐ仕組み)の開発や、小さな部品を組み合わせてシステムを作る「マイクロサービスアーキテクチャ」への対応が簡単です。最近では、古いシステムをクラウド環境に移行するプロジェクトでも中心的な役割を担っています。
長く使えるバージョンが継続的にアップデートされているため、安定した運用が可能です。既存のシステムの維持・改善から、新しい大規模プロジェクトまで、今後も安定した案件数が期待されます。
IT職種別の案件トレンド
IT職種別の掲載案件数は、以下のようになっています。
| 順位 | IT職種 | 掲載案件数 |
|---|---|---|
| 1位 | バックエンドエンジニア | 125,040件 |
| 2位 | サーバーサイドエンジニア | 96,509件 |
| 3位 | インフラエンジニア | 86,004件 |
| 4位 | アプリエンジニア | 56,229件 |
| 5位 | フロントエンドエンジニア | 47,218件 |
| 6位 | プロジェクトマネージャー | 46,919件 |
| 7位 | PMO | 27,751件 |
| 8位 | システムエンジニア(SE) | 29,154件 |
| 9位 | ネットワークエンジニア | 20,739件 |
| 10位 | セキュリティエンジニア | 17,928件 |
バックエンドエンジニアが1位、サーバーサイドエンジニアが2位、インフラエンジニアが3位となっています。特に案件数の増加が顕著なプロジェクトマネージャー(PM)、セキュリティエンジニア、アプリエンジニアについて、それぞれの市場動向を解説します。
プロジェクトマネージャー(PM)
プロジェクトマネージャーは、開発プロジェクトの計画を立て、進捗や品質、予算を管理し、ビジネスを成功させるための重要な役割を担うIT職種です。
最近は、素早く開発を進める「アジャイル開発」やAIを導入するプロジェクトが増えており、単に工程を管理するだけでなく、開発する製品の価値を最大限に高める「プロダクトマネジメント(PdM)」に近い視点も求められています。
複数の企業が関わる体制や、リモートでの仕事が増える中で、高いコミュニケーション能力や素早い意思決定が重視されており、企業のデジタル変革(DX)を推進するリーダーとしての需要が高い状況です。
セキュリティエンジニア
セキュリティエンジニアは、サイバー攻撃が高度化し、個人情報保護のルールが厳しくなっていることを背景に、システムを守り、攻撃を検知し、対応することを専門とするIT職種です。
クラウドサービスの利用が一般的になったことで、「ゼロトラスト」(何も信頼しないことを前提にセキュリティを構築する考え方)に基づいた設計や、開発の段階からセキュリティを組み込む「DevSecOps」という技術が業界の標準となっています。
AIを悪用した攻撃への対策や、企業全体の情報セキュリティ体制を築くなど、専門性の高い知識を持つ人材は全体的に不足しており、企業の信頼性を支える重要な役割として案件数が増加しています。
アプリエンジニア
アプリエンジニアは、iPhoneやAndroid向けのモバイルアプリから、高度な機能を持つWebアプリケーションまで、様々なサービスを作るIT職種です。
FlutterやReact Nativeといった技術を使うことで、一つのプログラムでiPhoneアプリもAndroidアプリも作れる「クロスプラットフォーム開発」が進んでいます。また、Web技術を使ってアプリのように使える「PWA」など、使うデバイスに関わらず、一貫した使い心地の良いサービスを提供する技術力が業界の標準となっています。
生成AIのAPI(プログラム同士をつなぐ仕組み)との連携や、リアルタイムでのデータ処理など、アプリの価値を高める高度な実装能力が求められています。ビジネスのデジタル変革を最前線で実現する存在として、需要が拡大しています。

