Zoomは、単なるコミュニケーションツールから、「会話」を「行動」に変えて業務を自動で完結させる「業務完結型プラットフォーム」へと進化を遂げました。この度、エンタープライズ向けエージェント型AIプラットフォームの拡張を発表し、Zoom Workplace、Zoom Phone、Zoom CXといった製品全体で、新たなワークフロー調整機能を導入します。
会話から行動へ:エンタープライズAIの次なる段階
現在、多くの企業ではAIを活用して会話を要約する段階にとどまり、異なるシステム間での業務連携は手作業に頼りがちです。Zoomのエージェント型AIプラットフォームは、この課題を解決するために設計されました。ミーティング、通話、チャット、コンタクトセンターでのやり取りにワークフロー自動化機能を直接組み込むことで、会話を企業システム全体での自動アクションへと変革します。
Zoomのプロダクトおよびエンジニアリング担当プレジデントであるVelchamy Sankarlingam氏は、「エンタープライズ向けAIの次なる段階は、『会話』から『行動』へと移行する能力によって定義されるでしょう。Zoomのエージェント型AIプラットフォームは、システムを横断した行動を調整し、あらゆるミーティング、通話、顧客対応をワークフロー自動化へと変えるよう設計されています」と述べています。

Zoomエージェント型AI 3.0プラットフォームの主な機能強化
今回発表された主な機能強化は以下の通りです。
プレミアムAI「AI Companion」の進化
Zoom AI Companionの提供範囲が大幅に拡大し、「AI Companion 3.0」としてZoom Workplaceアプリ、Zoom Business Services、Workvivoに順次導入されます。これにより、会話から業務完了までの流れが加速します。また、カスタムAI Companionのアドオン新機能により、組織は自律的に業務を実行するカスタムAIエージェントを構築できるようになり、Salesforce、Slack、ServiceNowなどのサードパーティシステムを横断した業務効率化を実現します。
カスタムAI Companionの新機能は以下の通りです。
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カスタムエージェントとワークフローの構築: 営業、IT、マーケティング向けの事前構築されたエージェントを活用できるほか、ノーコードで独自のカスタムAIエージェントとワークフローを展開できます。
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追加の企業データとの連携: Salesforce、ServiceNow、Box、Google Drive、OneDriveなどのサードパーティプラットフォームとの連携に対応する、安全性の高い10種類の新しいコネクタが提供されます。
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パーソナライゼーションと記憶機能: ユーザーの役割、好み、重点領域などの状況を学習し、カスタマイズされたインサイトと提案を提供します。
さらに、新しい作業環境としてZoom AI Docs、AI Sheets、AI Slidesが加わり、チームはミーティングでの会話を構造化された文書、データ分析、プレゼンテーションコンテンツへ簡単に変換し、ツールを切り替えることなくリアルタイムでの共同作業が可能になります。開発者向けには、文字起こし、翻訳、要約、深層推論、画像処理などのZoom製品を支える技術を活用できる新しいスイート「Zoom AI Services」も発表されました。
Zoom Workplaceで業務をシンプルに統合
次世代のオールインワンワークプラットフォームであるZoom Workplaceの新機能およびアップデートは以下の通りです。
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UXの簡素化: デスクトップ、モバイル、ウェブで見やすく統一されたインターフェースを実現し、AI Companionの専用タブにより中央集約型の対話型ワークスペースを提供します。
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Zoomie group assistant: Zoom Rooms、ミーティング、チャットを横断して機能し、チームの連携を促しながら重要な目標に集中できるよう支援する新たなチームファシリテーターです。
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AIファーストチャット: チャット内で、カスタムエージェントやトピック別サマリーに加え、「おすすめ」機能を提供します。
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ライブ音声翻訳機能: Zoom Meetings向けのリアルタイム音声翻訳により、言語の壁を解消します。(サービス開始時は日本語を含む5言語に対応)
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ディープフェイクリスク検知: ミーティング中の合成音声や合成映像をインテリジェントに検知し、リアルタイムで警告を発します。
Zoom Phoneで「会話」から「アクション」へ
Zoom Phoneの新機能は以下の通りです。
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Agentic workflows(エージェント型ワークフロー): メールのドラフト作成や要約の送信といったタスクを自動的に実行します。
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Zoom Virtual Agent AI ReceptionistのSMS対応: 24時間365日対応のバーチャル受付が、新たにSMSでの顧客対応を行えるようになります。
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Zoom Phone Mobile: ネイティブダイヤラーからビジネス通話を発信できるようになり、場所を問わず直感的なモバイル体験を提供します。
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カスタマーエンゲージメントパック: 拡張された分析機能とAIによるインサイトにより、顧客対応の最適化を支援します。
Zoom CXとRevenue Workflowsで実現するAI活用のコンタクトセンターと営業自動化
Zoom CXとZoom Revenue Acceleratorは、コンタクトセンターおよび収益ワークフロー向けに、拡張されたエージェント型自動化を導入します。
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AIエキスパートアシスト 3.0: コンタクトセンター向けのリアルタイムかつ自律型のAIレイヤーであり、タスクの自動化やオーケストレーションにより、エージェントやスーパーバイザーを支援します。
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CX Insights: 自然言語で質問し、対話記録やCX指標などを横断的に分析することで、論理的なインサイトの獲得を可能にします。
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Customer Workflow Orchestration: 自然言語でワークフローを作成し、システムやチャネルを横断したカスタマージャーニーの設計と自動化を実現します。
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Zoom Virtual Agent向けAdvanced Quality Management: オペレーターとバーチャルエージェントの両方を対象に、対話内容やパフォーマンスの傾向などを可視化します。
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Zoom Revenue Acceleratorの機能強化: 新機能のAI Sales Assistは、通話中に推奨アクションを提示し、営業会話におけるリアルタイムコーチングを実現します。また、Ask ZRAは収益責任者向けに会話型インテリジェンスを提供し、自然言語で通話や取引内容を分析できるようにします。
これらの新機能の提供状況や詳細は、Zoomニュースルーム(英語)で確認できます。
Zoomについて
Zoom(NASDAQ:ZM)は、現代の働き方における「System of Action(会話を行動に変え、業務を自動で完結させるプラットフォーム)」として、ライブでのコラボレーションを具体的な成果へとつなげています。Zoom AI Companionを組み込んだミーティング、電話、コンタクトセンターなどを通じ、シームレスなコラボレーションとコミュニケーションを実現し、ビジネス成果の創出を支援しています。詳細はzoom.comをご覧ください。

