「シネアニ」とは?映像制作の新しい扉を開くAIワークフロー
合同会社ズーパーズースは、実写撮影とAIの力を組み合わせた、革新的な映像制作ワークフロー「AIハイブリッド・シネマ&アニメ」(略称:シネアニ)の提供を開始しました。
この「シネアニ」は、時間や天候、場所、安全面といった従来の映像制作につきものだった多くの制約を取り払い、映像表現の可能性を大きく広げることを目指しています。

「シネアニ」の3つの大きな特徴
「シネアニ」は、主に3つのポイントで映像制作の現場をサポートし、クリエイターの表現力を高めます。
1. 撮影の制約から解放されるAIの力
これまでの映像制作では、撮影できる時間帯や天候、ロケ地の確保、そして安全性の問題など、様々な制約がありました。「シネアニ」は、AIの技術を駆使してこれらの制約を解消します。
例えば、「AI VFX」を使えば、昼間に撮影した映像を夕焼けや夜景に変えたり、雨や雪、霧といった環境要素を追加したりできます。これにより、撮影後に映像の雰囲気を自由に調整できるようになります。

また、「バーチャルセット撮影」では、AIが作った360度の画像を3D空間に変え、これをiPhoneに取り込むことで、まるで本物のロケ地のような空間で撮影ができます。複数のアングルからの撮影や自然なカメラ移動も可能になり、リアルタイムで完成イメージを確認しながら演出を進めることもできます。

2. 俳優の演技を活かしたまま、アニメーション表現へ拡張
「シネアニ」の大きな特徴は、AIで一から映像を作るのではなく、まず実写で撮影した俳優の演技やカメラワークを土台にする点です。具体的には、以下の3つの段階で制作が進みます。
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実写で演技とカメラワークを撮影
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演技のニュアンスを保ちながらAIでアニメーションに変換
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作品の意図に合わせて画風や質感を調整
この方法により、俳優の持つ説得力や身体性を活かしつつ、アニメーションならではの多様な画風や世界観へと映像を展開できます。実写のリアルさとアニメーションの自由な表現を両立させ、新しい映像表現の実現をサポートします。

3. AIエージェントによる制作支援
映像制作の現場では、繰り返し行う作業や資料の整理など、多くの事務作業が発生します。「シネアニ」では、これらの作業をAIエージェントが支援します。
例えば、ソフトウェアの初期設定や素材フォルダの整理、命名ルールの整備、ロケハン資料の作成、進行状況のドキュメント更新などをAIが手伝ってくれます。これにより、クリエイターや制作チームは、演出の判断や作品の品質管理といった、よりクリエイティブで本質的な業務に集中できるようになります。

「シネアニ」が生まれた背景
合同会社ズーパーズースは、2023年からAIを使った映像制作に取り組んできました。その中で、AIは単なるツールとして使うだけでなく、実写の撮影現場から、撮影後の編集、そして制作全体の進行まで、あらゆる工程で活用することで、初めて実用的な制作力として機能するという考えに至りました。「シネアニ」は、こうした現場での試行錯誤から生まれた、再現性のある制作ワークフローなのです。
詳しい情報は、スタジオアインス公式サイトをご覧ください。
https://mocap.co.jp/service/%E8%A6%8B%E5%AD%A6%E4%BC%9A%E3%81%BE%E3%81%A8%E3%82%81/
どんな映像作品に使えるの?
「シネアニ」は、様々な映像制作で活用が期待されています。
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短編映画や長編映画の一部
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ミュージックビデオ
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企業ブランド映像や採用映像
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観光や地域PR向けの映像コンテンツ
今後の展望
合同会社ズーパーズースは、「シネアニ」を基盤として、実写とアニメーションの両方を手がけられる映像制作体制をさらに強化していく予定です。今後は、AIの活用範囲と実写ワークフローの設計をそれぞれの制作に合わせて最適化し、表現と実務を両立できる、より実践的なハイブリッド制作の提供を目指しています。

合同会社ズーパーズースについて
映画監督の中島 良氏が2020年に設立した映像制作会社です。生成AIを活用し、実写とアニメーションの境界をなくすような制作手法に取り組んでいます。モーションキャプチャスタジオの運営やCGアニメーション映像制作を手がけています。
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代表者:代表社員 中島 良
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所在地:〒166-0015 東京都杉並区成田東5-33-10
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設立:2020年2月

