「aibo」開発者の倉田 宜典氏が京都橘大学ロボティクス学科の教員に就任!AI教育と著作権問題に貢献

教育・学習

京都橘大学に新設されるロボティクス学科に「aibo」開発者が着任

京都橘大学は、2026年4月に工学部ロボティクス学科を新たに開設します。この新しい学科に、ペットロボット「aibo」や二足歩行ロボット「QRIO」の開発に携わったことで知られる、音声AI研究の第一人者である倉田 宜典氏が、2026年4月1日付で教員として着任することが発表されました。

倉田 宜典氏

倉田氏のこれまでの歩み

倉田氏は、ソニー株式会社にて革新的なロボット開発に貢献しました。また、2016年には、デジタルサイネージでニュース動画を自動生成する「バーチャルアナウンサー 沢村碧」を開発し、デジタルサイネージアワード技術賞を受賞しています。これは、音声合成技術とCGを組み合わせた画期的な取り組みでした。

その後、東芝デジタルソリューション株式会社では、テキストを自然な音声で読み上げるだけでなく、話し手の抑揚(イントネーション)を真似て読み上げることができる音声合成ツール「Voice Track Maker」の企画・開発を推進しました。これにより、産業分野における音声AIや、AIとの自然な会話体験(対話UX)の技術をさらに進化させてきました。

AIの公正利用と著作権保護への取り組み

近年、生成AIの進化に伴い、著作権に関する問題が注目されています。倉田氏は、この問題に強い関心を持ち、2024年には「一般社団法人 日本音声AI学習データ認証サービス機構(AILAS)」を設立し、代表理事に就任しました。この団体は、音声AIの開発企業間で、権利を尊重した開発ルールを提案・運用することを目的としており、AIの公正な利用と権利保護のための認証の仕組み作りや啓蒙活動を牽引しています。

京都橘大学ロボティクス学科の特色

京都橘大学のロボティクス学科は、機械工学だけでなく、電気電子工学、計測・制御工学、そしてAI・情報工学といった幅広い分野を統合的に学ぶことができるのが特徴です。これにより、社会で役立つ知識と技術を、理論だけでなく実践を通して身につけることができます。

学科には、AI研究の第一人者である松原 仁氏をはじめ、人間とロボットの関係性を研究するヒューマンエージェントインタラクションの先駆者など、多様な専門性を持つ教員が集まる予定です。倉田氏の着任は、学生たちが最先端のロボット技術とAIを学ぶ上で、貴重な経験と知識をもたらすことでしょう。

京都橘大学の詳細については、以下のリンクをご覧ください。

倉田氏の豊富な経験と、AIの倫理的な利用に対する深い洞察が、京都橘大学の新しいロボティクス学科の発展に大きく貢献することが期待されます。

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