ロボットが賢く「見る」「動く」!STとLeopard ImagingがNVIDIA Jetson対応マルチセンサ・モジュールを発表

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STマイクロエレクトロニクスとLeopard Imagingは、人型ロボットをはじめとする先進的なロボットシステムのための、新しいオールインワン型マルチモーダル・ビジョン・モジュールを発表しました。

ST LEOPARD IMAGING

ロボットの「目」と「動き」を一つに

この新しいモジュールは、ロボットが人間のように周りを認識し、動きを理解するのを助けることを目指しています。具体的には、次の3つの主要な能力を一つのモジュールに集約しています。

  • 2D画像: 一般的なカメラのように、周りの様子を画像として捉えます。

  • 3D深度センシング: 物体までの距離を正確に測り、空間を立体的に把握します。

  • 人間のようなモーション認識: ロボット自身の動きや、周りの物体の動きを感知します。

これにより、ロボットのビジョンシステム(物を見るための仕組み)の設計が簡単になり、開発にかかる時間も短縮されることが期待されます。

NVIDIAのロボット開発プラットフォームとの連携

このモジュールは、NVIDIA社の「NVIDIA Jetson」というロボット向けの強力なコンピューターや、ロボット開発用のオープンなプラットフォーム「NVIDIA Isaac」とスムーズに連携するように作られています。NVIDIA Holoscan Sensor Bridgeという技術を使うことで、たくさんのセンサーデータをリアルタイムで、しかも簡単にJetsonプラットフォームへ送ることができます。

これにより、ロボットの開発者は、NVIDIA Isaacが提供するAIモデルやシミュレーションツールを活用して、ロボットの学習時間を短縮し、現実世界での動作テストを効率的に進めることが可能になります。

STマイクロエレクトロニクスのアナログ・パワー・MEMS・センサ グループ マーケティング & アプリケーション担当バイスプレジデントであるMarco Angelici氏は、人型ロボットが製造工場や物流、小売など幅広い分野で活躍する未来に期待を寄せ、今回の協力を通じて、人間に似た認識能力を持つAIアプリケーションの普及を加速させるとコメントしています。

モジュールに組み込まれた先進技術

Leopard Imagingのビジョン・モジュールには、STマイクロエレクトロニクスの以下のような先進的なセンサー技術が組み込まれています。

  • 画像センサ: 車載グレードの「VB1940」や産業用途向けの「V**943」というイメージセンサが、高品質な2D画像を提供します。これらは、明るい場所と暗い場所の両方で鮮明な画像を捉えることができます。

  • モーション検知機能: 「LSM6DSV16X」という慣性センサは、ロボットの動きを正確に把握するだけでなく、AIによるエッジでのデータ処理や、電力消費を抑えたセンサーフュージョン(複数のセンサー情報を統合する技術)の機能も内蔵しています。

  • 3D深度センシング機能: 「VL53L9CX」というLiDARモジュールは、最長9m先までの距離を非常に高い精度で測ることができます。約2,300のゾーンで、55° x 42°という広い範囲をカバーし、小さな物体も素早く検出できるため、ロボットが周囲の環境を詳細に把握するのに役立ちます。

STマイクロエレクトロニクスは、今後もNVIDIA社との連携を深め、ロボットやエッジAI(デバイスの近くでAI処理を行う技術)の分野での技術革新を進めていく方針です。

STマイクロエレクトロニクスについて、さらに詳しい情報は以下のウェブサイトをご覧ください。
STマイクロエレクトロニクス

Leopard Imaging Inc.は、2008年に設立されたAIビジョンイノベーションの世界的リーダー企業です。自律機械やスマートドローン、AI搭載IoT、ロボット、オートメーション、医療技術分野でのコンピューテーショナル・イメージング性能の向上に取り組んでいます。詳細は以下のウェブサイトで確認できます。
Leopard Imaging

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