アートとテクノロジーで社会を変える!CCBTが2026年度アーティスト・フェロー5組を募集、テーマは「シビック・ファッション」
アートとデジタルテクノロジーを組み合わせることで、私たちの社会や都市をより良く変えていく活動を支援する「シビック・クリエイティブ・ベース東京[CCBT]」(以下、CCBT)が、2026年度の「CCBTアーティスト・フェロー」5組の募集を2026年4月1日(水)より開始します。

国内最大規模のアーティスト・フェロー制度
CCBTの主要プログラムの一つである「アート・インキュベーション」は、クリエイターが新しい作品を生み出す機会を提供し、その制作過程を一般の方にも公開することで、都市をより良く変える表現や探求、行動を促すことを目指しています。
2022年の開所以来、これまでに20組のアーティスト・フェローがこのプログラムに参加し、クリエイティブな活動を展開してきました。5年目を迎える2026年度も、クリエイティブとテクノロジーの力で東京に新しい価値を生み出す5組のフェローを募集します。
2026年度の活動テーマは「シビック・ファッション」
今年の募集テーマは「シビック・ファッション」です。「シビック」とは、市民の関わりや参加によって生まれる都市や公共のあり方を意味し、「ファッション」は社会の動きを映し出しつつ、個人の多様な表現を可能にするものです。
このテーマのもと、ファッションが持つこれらの性質を手がかりに、テクノロジーを使ってこれまでの常識や習慣を超えるような「まだ見たことのない何か」を形にし、実践するクリエイティブな企画や表現活動が求められています。
例えば、都市空間での人々の行動や関係性を変えるパフォーマンス作品、新しい公共の形を試作するパブリックアート、身の回りのイメージや記号を再編集して文化的な背景を示すビジュアルアーカイブの制作などが例として挙げられています。
創造性を加速させる充実したサポート体制
CCBTアーティスト・フェローに選ばれたクリエイターには、活動を具体化し発表するための手厚いサポートが提供されます。
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制作費の提供: 上限1,000万円の制作費が支給されます。
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専門家による伴走: キュレーターや建築家など、多様な専門知識を持つメンターが、企画の具体化から実現までをサポートします。
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制作環境の提供: 制作スペースや必要な技術支援が提供されます。
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広報・マネージメント: 作品の広報活動、公的機関との調整、展示やイベントの運営など、CCBTスタッフが全面的にバックアップします。
これまでの活動事例(2025年度)
2025年度のプログラムでは、「これからのコモンズ」をテーマに、5組のフェローが多様なプロジェクトを展開しました。
上田麻希「Olfacto-Politics: The Air as a Medium(嗅覚の力学 〜メディウムとしての空気〜)」
「空気は共有資源である」という考えから、匂いを手がかりに、目に見えない空気の流れを可視化し、体験するプロジェクトです。夢の島熱帯植物館でのインスタレーションを通じて、匂いがコミュニケーションの手段になり得ることを示しました。

岸裕真「平行植物園」
植物の視点から現代のAIを捉え直し、独自の「植物知性(BI)」を開発するプロジェクトです。夜の人工森林を舞台にした展覧会では、植物からの信号で変化する音と光のインスタレーションを発表し、新しい生態系のあり方を試行しました。

土井樹「Weather」
広い範囲の気象データでは捉えられない、個人が感じる微細な環境変化(微気象)を観測し、そのデータと観測行為を共有するプロジェクトです。オリジナルの気象センサーデバイスを開発し、市民と共に天気を観測・共有する取り組みを行いました。

藤嶋咲子「コエノクエスト —都市に残されたセーブデータ」
ゲームの手法を使って、都市で暮らす人々の見過ごされがちな声をすくい上げ、普段交わることのない人々との対話の場を生み出すプロジェクトです。ワークショップで集めた声をもとに作られたNPC(ノンプレイヤーキャラクター)と対話するゲームインスタレーションを発表しました。

山内祥太「未知との遭遇」
「未知なるものとは何か?」という問いから、言葉に頼らない対話のあり方を考えるプロジェクトです。中目黒公園に設置された大型のオブジェとパフォーマーの声が連動し、その場の状態を変化させるパフォーマンス・インスタレーションを展開しました。

これらのプロジェクトは、CCBT内だけでなく、植物館や埋立地などの公共空間でも展開され、5,000名以上の参加・来場がありました。


プログラムがもたらす変化
このプログラムは、フェローの活動を多角的に支援し、様々な成果を生み出しています。
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多様な表現の実現: 「匂い」や「天気」といった身近なテーマから、先端技術と社会の関係性を問い直すものまで、幅広いプロジェクトが実現しています。
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制作クオリティの向上: 制作費だけでなく、メンターによる助言、制作場所の提供、技術支援、広報・マネージメントまで、CCBTが全面的にサポートすることで、企画の質を高めます。
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市民との協働・交流: ワークショップやトークイベント、公開制作などを通じて、クリエイターの知識や思考、プロジェクトの全体像が市民に共有され、創造的な活動への理解と参加が促されます。
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国内外への展開: CCBTを中心に、都内の様々な公共空間で展示やイベントが開催され、都市全体がクリエイティブな場へと変貌します。さらに、多くの作品が国内外で発表され、東京から世界へ新しいクリエイティブを発信しています。
2026年度 募集概要
2026年度も、キュレーターの四方幸子氏、一般社団法人コード・フォー・ジャパン代表理事の関治之氏、建築家の津川恵理氏らがメンターとしてフェローをサポートします。今後、追加のメンターも発表される予定です。

募集要項
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エントリー・申込期間: 2026年4月1日(水)~4月19日(日)(応募資料等必着)
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一次選考(書類): 2025年5月上旬
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二次選考(面接): 2025年5月下旬
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選考結果発表: 2025年6月中下旬(公式ウェブサイト内で発表)
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フェロー委嘱予定期間: 2026年7月1日(水)~2027年3月31日(水)
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採択数: 5組
応募者の条件
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日本在住であること
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18歳以上であること
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5年以上の活動履歴を有すること
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応募した企画を2026年12月~2027年2月の間にCCBTまたは都内で発表すること
詳細な募集要項は、以下の公式サイトでご確認ください。
CCBTアート・インキュベーション・プログラム 公式サイト
お問い合わせ先
CCBTアート・インキュベーション・プログラム運営事務局[TASKO内]
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Email:contact@ccbt-art-incubation.jp
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電話:03-6456-5210(受付時間:10時00分~18時00分/土日祝日を除く)
あなたの創造力で、東京を、そして社会をより豊かにする新しい一歩を踏み出してみませんか。

