
AI英語学習ツール「VerbSpark」が2025年より本格展開
スパトレ株式会社は、小・中・高等学校向けのAI英語学習ツール「VerbSpark(バーブスパーク)」の提供を2025年より本格的に開始しました。このサービスは、すでに複数の公立学校で導入が進んでおり、教育現場でのAI活用に新たな動きをもたらしています。
開発の背景とこれまでの実績
GIGAスクール構想によって生徒一人ひとりに端末が普及したことで、「英語を話す・書く」といったアウトプットの機会を増やすことと、先生方の指導の負担を減らすことが、学校現場での大きな課題となっていました。
スパトレ株式会社は、これまで学校向けの英語サービスを累計450校、15万人以上の生徒に提供してきた経験があります。これらの知識と、言語の習得方法に関する理論(第二言語習得論)に基づいて開発されたのが「VerbSpark」です。2023年からAIを使ったオンライン英会話を提供してきた経験を活かし、2025年のリリース直後から、その使いやすさと学習効果が評価され、公立学校での導入が進んでいます。
VerbSparkの3つの特徴
「VerbSpark」には、生徒と先生双方にとって魅力的な3つの特徴があります。
1. 減点ではなく「加点法」で英語が好きになる
従来の「間違いを指摘する」指導方法ではなく、「できた!」「すごい!」と良い点を評価する「加点法」を取り入れています。毎日変わるミッションや、学習するごとに貯まる「スター」といったゲームのような要素が盛り込まれており、生徒が休憩時間にも自分から進んで学習に取り組むほど夢中になる仕組みです。AIが相手なので、発音の間違いを恥ずかしがることなく、何度でも挑戦できます。
2. 「話す」も「書く」もこれ一つで完結
小学校5年生から高校3年生まで対応しており、学習指導要領に完全に沿った120以上の単元が標準で用意されています。
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AIスピーキング: 音の細かな部分までAIが分析し、リアルタイムで発音のコーチングを行います。
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AIライティング添削: 文法の誤りだけでなく、「もっと良い表現」をAIが提案してくれます。
教科書の種類に関わらず、その日の授業の進み具合に合わせて単元を選べるため、授業の導入や宿題に活用しやすい設計です。
3. 準備0秒で先生の負担を軽減
先生はQRコードを表示するだけで授業を始められます。IDやパスワードの管理は不要です。
また、「教材自動瞬時生成機能」を使えば、時事問題や学校行事など、先生が教えたいテーマを入力するだけで、オリジナルの英会話やライティング問題がすぐに作れます。生徒の学習データはリアルタイムで確認でき、成績データもまとめてCSV形式で出力できるため、評価にかかる先生方の負担を大幅に減らすことが期待されます。
導入実績について
「VerbSpark」は2025年の提供開始以降、特に公立学校などの教育機関で「現場での使いやすさ」が高く評価され、有償での導入が順調に拡大しています。自治体単位での導入も進んでおり、現場からの意見を取り入れながら、機能の改善が続けられています。
サービス概要
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名称: VerbSpark(バーブスパーク)
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対象: 小学校・中学校・高等学校
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対応デバイス: タブレット、PC、スマートフォン(ブラウザベース)
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主要機能: AIスピーキング、AIライティング添削、CEFRレベル判定、学習管理機能(LMS)

