ITエンジニア向けの転職・就職・学習プラットフォーム「paiza」を運営するpaiza株式会社は、「プログラミング言語に関する調査(2025年版)」の結果を発表しました。この調査は、paizaの登録者であるITエンジニアやプログラミング学習者を対象に行われたもので、生成AIが開発現場に浸透する中で、市場のリアルな「需給バランス」から高年収や企業ニーズの高い言語を明らかにしています。
提示年収ランキングTOP10:「Go」が3年連続でトップ
2025年の調査では、プログラミング言語別の平均提示年収ランキングで「Go」が3年連続で1位を獲得しました。2位には「TypeScript」、3位には「Ruby」が続いています。
Go言語が高い並行処理性能と安定性を持つことから、大規模なWebサービスやマイクロサービスといった現代のインフラ構築に不可欠であるため、高年収につながっていると考えられます。

企業ニーズランキング:実務で最も求められる言語はJavaScript
企業が最も求めている言語のランキングでは、「JavaScript」が1位、次いで「Java」、「PHP」という結果になりました。これは、企業の既存システムや大規模サービスの維持・運用ニーズが高いことを反映していると言えるでしょう。
一方で、提示年収でトップのGo言語がこのランキングではTOP10圏外であることから、Goのスキルを持つ人材が「求人数は少ないが高年収」というスペシャリストとして高く評価されていることが裏付けられます。

paizaのデータから読み解くプログラミング言語トレンド2025
人気言語ランキング(社会人編)
社会人の人気言語ランキングでは、順位に大きな変動がなく、「Python」と「Java」の「二強」体制が定着していることが示されました。
PythonはAI・機械学習やデータサイエンス分野で広く使われており、業務効率化やWeb開発など多様な活用範囲が人気の理由です。Javaは大規模システム開発や金融、エンタープライズ分野で長く採用され続けており、信頼性と実績に基づいたBtoB領域での需要が社会人エンジニアからの安定した人気を支えていると考えられます。

人気言語ランキング(学生編)
学生の人気言語ランキングでも順位の変動がほとんどなく、大学や専門学校における情報科学・プログラミング教育の基礎カリキュラムが安定していることを反映していると推測されます。

「穴場言語」トレンド2025:Kotlin、Swift、Goが上位を維持
「穴場言語」とは、企業ニーズは高いものの、スキルを持つ人が少ないため年収が高くなる傾向にある言語を指します。2025年の調査では、2024年と変わらず「Kotlin」が1位、「Swift」が2位、「Go」が3位という結果になりました。
Go言語が年収トップを維持しつつ「穴場言語」にも挙げられているのは、膨大なデータを扱うサービス開発に関わる人材が不足しており、高い需給ギャップが続いているためだと考えられます。

スキル習熟度の評価度合い:「スキル別内定率指数」ランキング
学生はRubyで周りに差をつけられる可能性
新卒の内定率においては、「Ruby」がトップとなりました。特にpaizaランクB以上(※)のスキルを持つ学生は、内定獲得指数が非常に高いことが示されており、スキルの習熟度が内定獲得に直結すると言えるでしょう。また、Rubyを習得している学生は平均2.88の言語を学習している傾向があり、”プログラミングポテンシャル”が高いことが内定率向上の一因と推測されます。

社会人ではC#、C++、Javaが上位に
社会人の内定率では、「C#」、「C++」、「Java」が上位にランクインしました。これらの言語は、企業の基幹システムや金融機関のシステム、大規模な業務アプリケーションなど、信頼性とパフォーマンスが求められる分野で長年採用されてきたため、保守や機能追加には経験豊富なITエンジニアが常に必要とされています。単にコードを書くだけでなく、設計やパフォーマンスチューニング、デバッグといった専門的な経験が強く求められることから、経験者の市場価値が高く評価されていると考察されます。

(※)paizaランクにおける習熟度レベルについて

生成AI時代のITエンジニアキャリア戦略
以前行われたITエンジニアを対象とした調査によると、生成AI時代においてもプログラミングスキルは必要とされているという結果が出ています。生成AIがコーディングの効率化を進める一方で、企業はより高度なスキルを強く求める傾向にあると言えるでしょう。
ITエンジニアが市場価値を高めるためには、多くの人が学んでいるスキルだけでなく、自身のキャリア戦略を見据えたスキルの習得が重要になると考えられます。
paizaでは、ITエンジニアが生成AI時代に対応したスキルを身につけられるよう、学習コンテンツやスキルを客観的に可視化する「paizaスキルチェック」を提供し、キャリアアップを支援しています。
paizaについて詳しくはこちら: https://paiza.jp


