2025年12月23日、メタリアル・グループの株式会社ロゼッタは、農業法人の農機具更新タイミングをAIが分析するエージェント「Metareal アグリマシン(Metareal AM)」のプレミアムプランの提供を開始しました。この新プランは月額5万円(税込)で、1日20回・月200回利用可能です。

Metareal AMとは
Metareal AMは、気象データ、作付カレンダー、SNS投稿、自治体の補助金情報といった様々な情報をAIがまとめて分析し、農業法人ごとに「いつ農機具を更新したり購入したりするのか」を自動で予測するレポートを作成します。これにより、営業担当者は、農機具の購入を考えている農家を見つけるタイミングを逃さずに、一番良い時期に提案できるようになります。
開発の背景
これまで農機具の更新時期は、収穫の時期や天候、補助金の情報など、たくさんの要素に影響されるため、予測が難しいとされていました。そのため、営業担当者は経験や勘に頼ることが多く、せっかくの提案の機会を逃してしまうこともありました。Metareal AMは、このような「予測が難しい購入タイミング」をデータでわかるようにして、農家と営業担当者の間の情報ずれをなくすために開発されました。
Metareal AMの主な特徴
Metareal AMには、主に以下の3つの特徴があります。
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様々なデータを統合して需要を予測
気象データ、作付けのサイクル、SNSの投稿、自治体の補助金情報などを組み合わせて、AIが農業法人ごとの農機具を更新したい気持ちを数値で示します。 -
リアルタイムで最適な訪問時期を提示
農機具の更新確率が70%以上の農業法人を自動で見つけ出し、営業担当者が優先的に訪問すべきリストを作成します。これにより、営業のチャンスを逃しません。 -
提案資料を自動で作成
営業する農業法人の経営の規模や作物の傾向に合わせた営業資料を自動で作ります。これにより、すぐに提案ができるようになり、営業現場の作業効率が大きく向上します。
このサービスは、農機具メーカーや販売店で働く営業担当者、全国に販売拠点があり、地域ごとの気候や作物の違いに合わせた最適な営業タイミングを見つけたい企業、そして営業活動をもっとデータに基づいて行いたい、若い営業担当者を育てたいと考えている組織などで活用されることが期待されています。
メタリアルAIの取り組み
株式会社ロゼッタは、「Metareal DD」を第一弾として、金融業界だけでなく、さまざまな業種に特化した生成AI「シゴトオワルAI」シリーズを展開しています。このシリーズは、それぞれの現場が抱える「困りごと」をより簡単に解決することをサポートします。AI導入の成功には、現場で「使える・使いたくなるAI」をいかに早く提供するかが重要だと考え、開発を含めた「高速な試行錯誤」を重視したコンサルティングを提供しています。
メタリアル・グループのAIコンサルティングの特徴は以下の通りです。
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汎用性より専門性に特化
これまでの6,000社・2,000分野以上との実績を活かし、業界トップクラスの専門知識を提供。各業種の専門業務にすぐに使えるAIシステム開発が得意です。 -
複数のLLMを連携させる「Metareal Agents」
一つのAIモデルでは対応しきれない現場のニーズに応えるため、独自の「AIオーケストレーション」技術を活用。複数の大規模言語モデル(LLM)の特性を組み合わせることで、より正確で最適な結果を出します。 -
グローバルな知識を活かしたAI開発
CTO米倉氏やCSO三好氏が海外で得た生成AIの知識を必要に応じて取り入れ、世界の成功事例を取り込んだ開発を行います。
関連リンク
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Metareal AMサービスページ: https://metarealam.cmplt.ai
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シゴトオワルAIシリーズ: https://www.metareal.jp/department/shigotoowaruai/
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Metareal AIのコンサルティングの特徴: https://www.metareal.jp/metareal-ai-experience/
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プレジデントオンライン掲載記事: https://president.jp/articles/-/97438
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株式会社メタリアル: https://www.metareal.jp/
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株式会社ロゼッタ: https://www.rozetta.jp/

