マクニカ、製造業向けデータプラットフォーム市場でシェア第1位を獲得

ビジネス活用

株式会社マクニカは、自社開発の生産現場データプラットフォーム「DSF Cyclone」が、株式会社富士キメラ総研の調査において、製造業向けデータプラットフォーム市場（パッケージ）で市場占有率ランキングの第1位（2024年度実績、ベンダーシェア）を獲得したことを発表しました。

製造業向けデータプラットフォーム市場シェアNo.1

日本の製造業が直面する課題とデータプラットフォームの重要性

日本の工場は、労働人口の減少という社会的な問題に直面しており、生産現場での効率アップは避けて通れない課題です。今後は、多種多様な製品を少量ずつ生産する「多品種小ロット化」や、製品のライフサイクルが短くなる傾向がさらに進むと予想され、製造現場はますます複雑になります。

このような状況で、製造業では、現場に負担をかけずに生産の実績データを集め、それを各部門が活用して業務を改善することが求められています。この目的のために、データプラットフォームを導入する企業が増えています。

DSF Cycloneが実現する製造現場のデジタル化

マクニカが提供する「DSF Cyclone」は、生産現場で発生するデータの収集、整理（正規化）、そして活用までを一貫して行えるようにするソリューションです。

DSF CYCLONEロゴ

このプラットフォームは、製造現場が抱えるさまざまな課題に対し、実績データと生産計画をわかりやすく整理し、見える化することで、素早く正確な判断を可能にします。これにより、これまでの経験や勘に頼った現場運営から、データに基づいた改善活動へと変わることができ、現場の力を高めることに貢献します。

DSF Cycloneは、異なる設備や製品のデータを一つのパッケージで標準化し、複数の生産ラインや製品をまとめて管理することで、工場全体の最適化を支援します。

製造業の生産管理・最適化システム概要図

導入の際は、まず小規模なラインで試してみて効果を確認し、その後、工場全体へとスムーズに広げていくことができます。これにより、投資した費用に見合う効果を確かめながら、組織全体の生産性を向上させることが可能です。

幅広い業種での活用と今後の展望

「DSF Cyclone」は、自動車部品、農機械、素材・材料、電子機器、電子部品、食品、製薬といった幅広い業種で活用されており、それぞれの課題解決と競争力強化に貢献しています。

マクニカは今後も、より多くの企業に「DSF Cyclone」を提供し、工場のデジタル変革（デジタルトランスフォーメーション）の実現に向けて尽力していくとのことです。

参考情報

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