自治体向け「プレゼン資料AI」ChatSense、実証キャンペーンを開始
株式会社ナレッジセンスは、法人や自治体向けの生成AIサービス「ChatSense(チャットセンス)」について、自治体・官公庁での業務活用を推進するための実証実験パートナー募集を開始しました。これは2025年10月に続く20期目の募集となります。
このキャンペーンでは、簡単な日本語の指示からプレゼンテーション資料をAIが自動で作成するサービスを、セキュリティがしっかり守られた環境で自治体が利用できるよう支援します。特に、まだ予算が決まっていない段階でも「プレゼン資料AI」機能の導入を試せる点が大きな特徴です。
自治体でのChatSenseについて、詳細はこちらのリンクで確認できます。
https://chatsense.jp/case/gunma?utm_source=261

行政機関が抱える生成AI導入の課題をサポート
近年、ChatGPTのようなAIチャットボットは、まるで人間と話しているかのように自然な会話ができ、業務を効率化したり、サービスの質を高めたりするために多くの企業で使われ始めています。株式会社ナレッジセンスが提供する自治体向け生成AIサービス「ChatSense」も、高いセキュリティや社内データを学習させる機能など、企業向けの強みが評価され、500社以上の大手企業に導入されています。
特に、プレゼン資料をAIが作成する技術には、自治体からの関心が高まっています。プレゼン資料作りは、多くのオフィスワーカーが日常的に多くの時間を費やす仕事です。たくさんの「プレゼン資料のAI生成サービス」が登場していますが、まだ多くの人が実際の業務で十分に活用できていないのが現状です。
自治体の担当者からは、行政機関で生成AIやスライドAIを導入するには、通常の企業以上に手厚いサポートが必要であることが分かってきました。主な課題は以下の3点です。
- 徹底したセキュリティ: 自治体で生成AIを使うには、IPアドレスによるアクセス制限や、SSO認証(一度のログインで複数のサービスを使える仕組み)、SLA(サービス品質保証)による事前約束など、非常に高いセキュリティが求められます。
- 見積もりの透明性: 自治体でITツールを使う場合、単価の見積書や納品書など、多くの事務処理書類の発行が必要になることがあります。
- 予算がない状態での無償検証: 自治体で生成AIを導入する上で最も難しいのが予算の問題です。来年度の予算を立てるにあたり、職員がどれくらい生成AIを使うのか、どんな用途があるのかが検証できていないため、まずは無料で試したいというニーズが多くあります。
これらの特別なニーズに対応するため、ChatSenseでは実証実験パートナー向けに特別プランを用意しました。「まずは試してみたい」「プレゼン資料AIを使ってみてどうなるか確認したい」という行政・自治体の要望に応えるため、今回の実証実験パートナー募集が決定されました。
スライド生成AI機能の詳細については、こちらのリンクで確認できます。
https://chatsense.jp/function/slide-gen
法人向け生成AIサービス「ChatSense」とは
「ChatSense」は、米OpenAI社が開発した大規模言語モデル「ChatGPT」を、より安全な環境で、かつコスト効率良く利用できるようにしたサービスです。企業、官公庁、大学など、多くの組織で導入実績があります。

ChatSenseには、次のような特徴があります。
- チャット内容をAIの学習から守る機能: 無料のスタータープランを含む全ての法人プランで、会話内容がAIの学習に使われないように保護する機能が利用できます。さらに、ビジネスプラン以上では、シングルサインオン(一度のログインで複数のサービスを使える機能)や禁止ワード登録、IP制限、履歴のエクスポート機能など、より高度なセキュリティ機能が追加料金なしで使えます。
- プロンプトを社内で共有できる機能など、豊富な独自機能: 通常のChatGPTにはない、企業向けの便利な機能が充実しています。例えば、AIへの指示文(プロンプト)を社内で共有する機能や、メンバーの一括管理機能、フォルダでの整理機能などがあります。これらの機能は日々アップデートされており、ほとんどが無料プランでも利用可能です。
- 初期費用が無料、最低利用期間の縛りがない: 「実際に使ってみないと分からない」という企業や行政のニーズに応えるため、導入のハードルを下げ、無料で利用できる範囲を広く提供しています。
ChatGPTを企業で利用する際のセキュリティ対策については、こちらの記事も参考にしてください。
https://chatsense.jp/blog/chatgpt-security
スライド生成AI機能の詳細

ChatSenseが提供する「スライド生成AI」機能は、プレゼン資料作成の効率を大幅に向上させます。
- 社内データを参照し、要点を自動抽出してスライド化: 企業内に散らばるPDF資料、議事録、知識ベースなどのデータをAIが横断的に読み込み、重要なポイントを自動で選び出して整理し、スライドにします。人間が資料を読み込んで構成を考え、スライドにまとめるのに数時間かかる作業を、わずか数分で完了させることが期待できます。
- 複数ソースを数分で解析し、5〜10枚のスライドに自動構造化: 複数の社内情報を広範囲に参照し、その情報をもとにスライドを生成します。ChatGPTによる単純な要約とは異なり、段階的に内容を検討しながら、自動で構成案を作成します。そして、5〜10枚程度のプレゼンテーションスライドとして、章立て、見出し、箇条書きといった形で自動的にまとめることができます。
- 小回りの利く微修正で、手作業の調整工数を削減:
ChatSenseのプレゼン資料AI機能には「自動編集機能」があり、これまでPowerPointなどで手作業で行っていた細かな調整を、AIが部分的に再生成することで置き換えることが可能です。これにより、最終的な仕上げにかかる時間を減らしつつ、スライド全体の見た目やデザインの統一感を保ったまま、すぐに使えるレベルの資料作成をサポートします。
スライド生成AI機能の具体的な料金や詳細な説明はこちらで確認できます。
https://chatsense.jp/function/slide-gen
実証実験パートナーに採択されるメリット
「ChatSense」は、パートナーにならなくても多くのメリットがあるサービスですが、実証実験パートナーになることで、自治体・行政機関にとってさらに大きなメリットがあります。
- AI活用方法の模索に伴走: 通常のプランとは異なり、ChatSenseの活用方法が組織に浸透するまで、しっかりとサポートします。経験豊富なエンジニアとの週ごとまたは月ごとのミーティングに加え、職員向けの研修開催も支援します。また、ChatSense独自の「プロンプト掲示板」を使った社内での知識共有方法も丁寧に伝授します。
- 実証実験に伴う広報活動の支援: 行政機関のPRの観点から、導入効果を最大限に引き出すため、AI技術や成果内容を一般の人にも分かりやすく解説する記事やプレスリリースの作成を、株式会社ナレッジセンスのPRチームが支援します。
- 今年度の予算がない状態での検証: チームで約10万文字まで、無料でAIとの会話を試すことができます。さらに、「スライド生成AI」機能オプションも1ヶ月間無料で利用可能です。これにより、自治体のデータを使ったスライド生成AIが、実際の業務でどれくらい役立つかを無料で体験できます。もし、もっと多くの文字数で検証したい場合は、一度相談してください。
第20期募集の概要
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対象: 日本の行政機関に属する団体(部署やチーム単位での応募も可能です)
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募集上限: 5組織程度(原則として先着順となります)
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締め切り: 2025年1月13日(火曜)23時59分まで
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その他: 採択された組織には、実証実験の事例として共同でプレスリリースを出すことをお願いする場合がありますが、必須ではありません。
応募を希望される場合は、こちらのリンクよりお問い合わせください。
https://chatsense.jp/contact/?utm_source=261
株式会社ナレッジセンスについて
株式会社ナレッジセンスは、企業や行政・自治体のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させ、社員の生産性を向上させるために、ビジネス向けChatGPTサービス「ChatSense」や事業コンサルティングを提供しています。ChatSense以外にも、生成AIに関する複数のサービスを開発し、世界中のユーザーに提供している実績があります。生成AIを活用して業務効率を向上させたい企業や行政機関からの相談を受け付けています。
株式会社ナレッジセンスは、生成AIを活用して社員の生産性を大きく高め、デジタルトランスフォーメーションを進めるための活動に力を尽くしていきます。
ChatGPTの法人契約のメリットについては、こちらの記事もご覧ください。
https://chatsense.jp/blog/chatgpt-business-plan?utm_source=261
その他の関連情報:
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Teamsの内容を学習させる機能について: https://chatsense.jp/function/rag-teams
-
ChatGPTとスライド生成AIの関係について: https://chatsense.jp/blog/chatgpt-slide-ai
