noteは、日本語で書かれたコンテンツを世界中の読者に届けるための、自動多言語対応の試験運用をスタートしました。

AIを活用した自動翻訳で世界へ
noteは、Googleの生成AIなどを利用して、記事を英語をはじめとする様々な言語に自動で翻訳します。これにより、海外の検索結果やSNSで記事が見つけられる機会が増え、日本のクリエイターのコンテンツが世界中の人々に読まれる可能性が広がります。
例えば、日本で活動するクリエイターが、海外にいるファンに直接作品を届けたり、日本の伝統工芸に関する記事が海外のバイヤーの目に留まったり、企業の製品にまつわるストーリーが海外市場で注目されたりするかもしれません。クリエイターは、特別な海外向けプラットフォームや翻訳サービスを使わずに、世界中の読者に作品を届けることができるようになります。
noteはこれまでも、GoogleやNAVERといったグローバルなパートナーと協力し、サービスの開発を進めてきました。特に、検索やAIとの相性の良さを重視しており、2025年に株式会社ヴァリューズと共同で行った調査では、noteへの生成AI経由のアクセスが、検索からのアクセス予測値を約4倍も上回ったことが明らかになっています。
*1出典:2025年10月30日 ヴァリューズ × note共同調査
翻訳対象と今後の展開
自分のコンテンツを翻訳の対象にするかどうかは、クリエイターが自由に選べ、設定はいつでも変更可能です。対象となるのはnoteに投稿された「テキストコンテンツ」で、画像、音声、動画のコンテンツは現在のところ対象外です。対応言語はまず英語から始まり、将来的には他の言語への拡大も検討されています。
この取り組みは、まず一部のクリエイターの無料記事で試験的に運用され、その結果をもとに、順次対象を広げていく予定です。

自動翻訳された記事の例はこちらからご覧いただけます。
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なぜ自動多言語対応に取り組むのか
経済産業省によると、2023年の日本コンテンツの海外売上は約5.8兆円に達し、これは鉄鋼や半導体の輸出額を上回る規模です。政府は2033年までにこれを20兆円に増やす目標を掲げ、「新たなクールジャパン戦略」を進めています。
2出典:経済産業省「通商白書2025」
3出典:経済産業省「エンタメ・クリエイティブ産業戦略」(2025年6月)
しかし、この成長をけん引しているのは主にアニメやマンガです。日本の暮らしや仕事のスタイル、価値観に対する海外からの関心は高いものの、それらを伝える文章コンテンツは、言葉の壁によって十分に届いていないのが現状です。noteには、エッセイや小説、ビジネスの知識、企業の物語など、1日に7万件を超える多様なコンテンツが投稿されており、どれもその人にしか書けない体験や考えが詰まっています。
AIの進化により、言葉の壁は以前よりも低くなっています。noteは、AIに創作そのものを任せるのではなく、クリエイターの創作活動を助ける手段としてAIを活用してきました。今回の自動翻訳も、クリエイターのコンテンツを世界中の読者に届けるためにAIを利用するものです。AIによる自動翻訳の特性上、元の文章と全く同じ表現にならない場合もありますが、作品の魅力が自然に伝わるよう、継続的に改善が行われます。
note CEO 加藤貞顕氏のコメント
noteのCEOである加藤貞顕氏は、「自分のアイデアや作品を広く届けたいというクリエイターの皆さんの普遍的な願いを叶えるため、様々な施策を行ってきた。今回の自動多言語対応もその一つである」と述べています。また、「クリエイターの皆さんの作品が日本以外の多くの人々に届くことで、新しい出会いが生まれ、新しい世界が拓けることを願っている」とも語っています。
今後の予定
この取り組みは、クリエイターが安心して利用できるよう、段階的に進められます。
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2026年2月〜3月:一部記事での試験運用開始
協力クリエイターの作品を対象に、自動多言語対応の精度や表示方法、海外からのアクセス傾向などが検証されます。
先行して自動多言語対応を利用したいクリエイターや企業の担当者は、以下のフォームから登録が可能です。
https://forms.gle/Zfari7awiYTcZDh98 -
2026年春:対象の拡大と有料コンテンツへの対応
対象が広げられ、より多くのコンテンツで多言語展開が可能になります。有料記事やメンバーシップ特典の記事も、海外の読者に届けられるよう、段階的に対応が進められる予定です。これらのステップを通じて、対応言語の拡大や改善を重ねながら、クリエイターの作品を世界中の読者に届けていきます。
noteについて
noteは、クリエイターが文章や画像、音声、動画を投稿し、ユーザーがそのコンテンツを楽しんだり応援したりできるメディアプラットフォームです。誰もが創作を楽しんで続けられるよう、安心できる雰囲気と多様性を大切にしています。2014年4月にサービスを開始し、約6,407万件の作品が生まれ、会員数は1,052万人(2025年8月末時点)に達しています。
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iOSアプリ:https://itunes.apple.com/jp/app/note-noto/id906581110
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Androidアプリ:https://play.google.com/store/apps/details?id=mu.note
note株式会社は、「だれもが創作をはじめ、続けられるようにする」をミッションに、表現と創作の仕組みづくりを行っています。
- コーポレートサイト:https://note.jp

