人工知能(AI)を使ってロボットなどの機械を自分で動かす技術を「フィジカルAI」と呼びます。例えば、人型ロボット(ヒューマノイド)などがこの技術で動きます。株式会社日経BPが発行する『日経ビジネス』は、米国の知財情報会社レクシスネクシスと協力して、このフィジカルAIに関する特許の競争力を詳しく調べました。
中国がフィジカルAI特許競争力で世界トップに
調査の結果、国や地域ごとの特許の総合力では、中国が世界で一番強いことが明らかになりました。米国が中国に僅差で続いていますが、韓国と日本は大きく引き離されている状況です。
この調査は、レクシスネクシスの特許情報分析ツール「PatentSight+(パテントサイトプラス)」を使って行われました。具体的には、「ロボット技術(ロボティクス)」「機械学習(マシンラーニング)」「AI」に関連する、現在有効な特許の数を国ごとに計算しています。特許の数は、その技術が将来どれくらい成長する可能性があるかを示す大切な目安とされています。この結果から、中国がフィジカルAIの分野で優位に立っていることが分かります。

企業・機関別でも中国勢が上位に
さらに、企業や研究機関ごとの特許の価値を「総合スコア」として調べたところ、上位10社・機関のうち、中国の5社・機関がランクインしました。特に、百度(バイドゥ)がその筆頭です。
この総合スコアは、ロボット技術や機械学習、AIに関する有効な特許の「数」と「質」の両方を考えて計算されたものです。総合スコア上位企業の中でも、特許の「質」だけで見ると米国勢が上位にいましたが、特許の「数」では中国勢が圧倒的に多かったことが分筆で示されています。
今回の調査では、フィジカルAIだけでなく、自動運転、AI半導体、半導体製造装置、量子関連、宇宙関連といった分野についても、中国の競争力が分析されました。これらの詳しい調査結果は、『日経ビジネス』2026年1月19日号、および日経ビジネス電子版(https://business.nikkei.com)で確認できます。

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