まるで人間同士!AIアバターとテンポ良く会話できる「NEUVOX」のトライアルがスタート
AI(人工知能)と人間がまるで友達のようにスムーズに会話できる日が、もうすぐそこまで来ています。株式会社FEIDIAS(以下、FEIDIAS)が開発する、双方向対話型の新しいAIソリューション「NEUVOX(ニューボックス)」の本格的なサービス化に向けたトライアルが始まりました。
この取り組みには、FEIDIASに加え、関西電力グループの株式会社オプテージ(以下、オプテージ)、そしてGPUクラウドプロバイダーのGMI Cloudの3社が協力しています。彼らは、AIアバターとの会話でよくある「少しの待ち時間」や「不自然な話し方」といった課題を解決し、人間同士のような自然なテンポで話せるAIの実現を目指しています。

「NEUVOX」とは?人間らしい会話を可能にする新技術
「NEUVOX」は、FEIDIASが提供する、自然な発声や表情に特化したAIアバター「AGENTIA(エージェンティア)」を土台にしたAIソリューションです。この技術の大きな特徴は、以下の2点です。
1. 「音声テキスト化」をなくしたダイレクト認識(特許出願中)
これまでのAIチャットボットでは、人の声を聞いてから文字に変換し、それをAIが理解するという手順がありました。この「文字に変換する」段階で数秒の待ち時間が発生し、会話が途切れる原因となっていました。
NEUVOXでは、この文字変換のステップを省き、音声を直接AIが認識・処理するFEIDIAS独自の技術(特許出願中)を採用しています。これにより、AIが人の話に「食い気味に返事をする」ことや、人がAIの話を「スムーズに遮って質問する」ことが可能になり、人間同士のような途切れない会話が実現します。
2. 日本語特有の「自然なイントネーション」の再現
現在普及しているAIアバターの多くは、日本語の抑揚(声の高低)が苦手で、どこか機械的な読み上げに聞こえることがありました。
NEUVOXは、日本語の自然なイントネーションを作り出すための新しい技術を取り入れています。これにより、単に言葉を発するだけでなく、文脈や感情に合わせた「人間らしい話し方」を再現できるようになります。
なぜ今、NEUVOXが必要なのか?
AI技術は、文字や画像を認識するだけでなく、音声や動画を作り出す能力も急速に進化しています。しかし、AIアバターを使った双方向の会話では、まだ「本当に人間らしい話し方」や「文脈を深く理解する能力」に課題が残っていました。
このトライアルは、これらの課題を解決し、人間とAIが自然に会話できる社会を早く実現することを目的としています。特に、小売りや接客業、さまざまな窓口業務など、人手不足が深刻化している分野での労働力不足解消に貢献することが期待されています。
3社が協力!トライアルの進め方
今回のトライアルは、オプテージとGMI Cloudが2025年4月に発表した協力関係に基づく、初めての有料トライアル案件です。
オプテージが提供する最新のNVIDIA B200搭載GPUサーバーや通信ネットワークといったAIを動かすための基盤と、GMI CloudのAI推論プラットフォーム「GMI Cluster Engine」「GMI Inference Engine」を組み合わせます。この環境で、NEUVOXの音声・動画生成がどれだけ高度に、速く、そして多くの人が使えるように(拡張性)、さらに費用を抑えて実現できるかを検証します。
トライアルで得られた知識をもとに、高精度で応答の遅れがないAIアバターの導入を検討している企業へ「NEUVOX」の提供を進めていく予定です。
これからの展望
FEIDIASの「AIによる高精度な動画生成・音声処理技術」、オプテージの「AIインフラをまとめて提供する力」、GMI Cloudの「AIプラットフォームを作る技術」が一つになることで、人手不足が深刻な日本社会に対し、AIによる新しい解決策を提供します。
3社は「NEUVOX」を、受付、無人店舗、遠隔接客など、あらゆる場所でのデジタルな接客に広げていく計画です。「待たされるAI」から「人間と対話できるAI」へと、AIのあり方を変えていくことを目指します。
また、NEUVOXで培われた高度な音声生成技術は、GMI Inference Engineを通じてSaaS(サービスとして提供されるソフトウェア)として展開される予定です。これにより、エンターテインメント、カスタマーサポート、教育など、幅広い業界でこの技術が利用されることが期待されます。
各社概要
株式会社FEIDIASについて
生成AIを活用したクリエイティブ制作や運用支援を提供し、企業の表現活動における課題解決を目指すAI×クリエイティブ企業です。
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社 名: 株式会社FEIDIAS
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代表者: 代表取締役CEO 鹿野 智裕
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本 社: 東京都港区東麻布1-9-11 GROWTH BY IOQ 1302
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設 立: 2022年
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U R L: https://feidias.jp/
株式会社オプテージについて
独自の光ファイバーネットワークを基盤に、法人向けには通信ネットワーク・ソリューションサービスを、個人向けにはインターネットサービス「eo光ネット」や携帯電話サービス「mineo」などを提供する、関西電力100%出資の総合情報通信事業者です。
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社 名: 株式会社オプテージ(関西電力グループ)
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代表者: 代表取締役社長 名部 正彦
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本 社: 大阪府大阪市中央区城見2丁目1番5号
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設 立: 1988年
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U R L: https://optage.co.jp/
GMI Cloudについて
米国カリフォルニア州に本社を置き、最先端のGPUインフラとAI推論プラットフォームを提供するグローバル企業です。最新GPUへの迅速なアクセスや、マルチモーダルAIモデルなどのソリューションを提供し、次世代AIサービスの実現を支援しています。
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社 名: GMI Cloud
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代表者: CEO Alex Yeh
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本 社: Mountain View, California, USA
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設 立: 2023年
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U R L: https://www.gmicloud.ai/

