セールスAIエージェント「Effic」がSFAと商談構造を結びつける新構想を発表
株式会社Efficは、セールスAIエージェント「Effic」をSFA(営業支援システム)と連携させ、商談内容を自動で整理・分析する新しいAIエージェントの構想を発表しました。このシステムは、次に取るべき営業アクションまで提案することで、営業組織の課題解決を目指します。まずはSalesforceとの連携から始まり、今後、他の主要なSFAにも対応を広げていく予定です。
Efficは、2025年に特許を取得した独自の商談構造分析技術を活用します。これにより、商談を組織の貴重な知識として蓄積し、SFAの活動データと結びつけることで、「なぜ売れるのか」「なぜ売れないのか」といった本質的な理由を解明し、営業活動の再現性を高める支援を行います。
営業現場の現状と課題
現在、多くの企業で人手不足を背景に営業DXやSFAの導入が進められています。しかし、営業現場では、商談の具体的な状況を正確に把握することが難しいという課題が残されています。
例えば、営業会議で「案件は順調に進んでいる」と報告されても、実際には顧客の予算承認が進んでいなかったり、意思決定者の懸念が解消されていなかったりするケースがあります。

このような状況は、SFAに記録される情報の多くが、営業担当者の主観的な判断に頼っていることが原因です。商談の進捗は記録されても、「なぜ進んでいるのか」「どこでつまづいているのか」といった、より深い判断材料が体系的に整理されていないため、マネージャーや組織全体での判断に十分に活かせていないのが実情です。
その結果、成果を出す営業担当者の成功は「個人の能力」として片付けられがちで、失注の理由も「価格が合わなかった」「タイミングが悪かった」といった表面的な理由で処理されてしまいます。
人材の流動化や営業人材の不足が進む中で、経験や勘に頼る営業モデルには限界が見え始めています。営業活動を単なる記録としてではなく、商談の中身や判断の背景まで含めて明確にし、組織全体の知識として活用することが、今、強く求められています。このような背景を受けて、EfficはSFAとの連携により、次に取るべき営業アクションまで導く独自のセールスAIエージェント構想を提案しています。
Efficのアプローチ
Efficが目指すのは、SFAを単なる営業活動の記録・管理ツールとしてではなく、商談の中身や判断の背景をAIが読み解き、営業組織の意思決定を支援する「思考するエージェント」へと進化させることです。
商談の記録から分析、評価、そして次のアクションの提案までをAIが一貫して行うことで、営業担当者やマネージャーがデータ入力や状況把握に費やしていた時間を削減し、本来注力すべき判断や顧客対応に集中できる環境を実現します。
多くの企業でSFAが導入されているにもかかわらず、「なぜ売れたのか」「なぜ売れなかったのか」という本質的な理解につながっていない現状に対し、EfficはSFAの価値を最大限に引き出す以下のアプローチを提供します。

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商談内容の自動入力による負荷削減
商談内容をAIが自動的に整理し、Salesforceをはじめとする主要なSFAへ連携します。これにより、営業担当者の入力作業を大幅に減らし、SFAへの継続的なデータ蓄積を可能にします。 -
AIによる客観的な商談分析
商談の音声や議事録をAIが分析し、顧客の関心事や懸念点、意思決定の進捗状況を客観的に把握します。営業担当者の主観に頼らないデータをSFAに蓄積することで、より正確な状況把握を支援します。 -
商談構造とSFAデータの結合による「なぜ?」の解明
特許を取得している商談構造分析技術を活用し、商談を組織の知識として体系的に蓄積します。これをSFAの活動データと結びつけることで、「なぜ売れるのか」「なぜ売れないのか」を明確にし、組織全体の学習や戦略的な意思決定を支援します。
今後の展開
Efficの今後のロードマップは、以下の段階で進められる予定です。
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Stage 1: 商談記録の転送(Salesforceへの連携)(2026年1月〜)
Salesforceへの商談記録と分析結果の自動転送が開始されます。これにより、営業担当者の入力負担が軽減され、正確なデータ蓄積が実現します。 -
Stage 2: パイプライン分析(2026年夏~)
商談構造データとSFAの活動データを組み合わせて、組織全体のパイプラインを横断的に分析します。「どのステージで、なぜ停滞しているのか」を解明し、受注確度の予測や優先すべき案件の特定を通じて、マネージャーの意思決定を支援するでしょう。 -
Stage 3: インサイドセールス支援(2026年秋~)
電話商談の自動記録・分析機能が追加され、インサイドセールスチームの生産性向上を支援します。フィールドセールスとインサイドセールスの商談データを統合して分析することで、リード育成から受注までの一貫したパイプライン管理が実現するでしょう。
会社概要
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社名: 株式会社Effic
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設立: 2023年1月27日
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所在地: 東京都豊島区南池袋1-16-15 ダイヤゲート池袋5階
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代表取締役: 菅藤達也
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ミッション: 働く人の創造力を引き出す
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事業内容: AIエージェントの開発
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ウェブサイト:

