双日テックイノベーション株式会社(以下、STech I)、さくらインターネット株式会社、株式会社neoAIの3社が協力し、企業向けのAIチャットサービス「neoAI Chat for さくらインターネット」の提供を2026年1月29日より開始しました。
このサービスは、特に高いセキュリティが求められる金融機関や医療機関、製造業、官公庁などで、安心・安全にAIを活用できるようにすることを目的としています。
なぜ今、国内完結型AIが必要なのか?
近年、企業でAIを業務に使うことが増えていますが、情報が外部に漏れるリスクや、海外のサーバーにデータが送られることへの不安が高まっています。そのため、データが国の外に出ない、国内で全てが完結するAI(「ソブリンAI」とも呼ばれます)へのニーズが世界中で高まっています。
日本政府も2025年9月に発表した「人工知能基本計画」の中で、信頼できる国産AIの開発を支援することを盛り込んでおり、この動きは今後さらに加速すると考えられます。
- 内閣府 人工知能基本計画: https://www8.cao.go.jp/cstp/ai/ai_plan/ai_plan.html
このような状況の中、STech I、さくらインターネット、neoAIの3社は、国内で全てが完結するAIチャットサービスを共同で開発しました。
「neoAI Chat for さくらインターネット」の主な特長
このサービスは、さくらインターネットの国内クラウド基盤の上で動き、国内で全てが完結するAI業務支援サービス「さくらのAIソリューション」の一部として提供されます。

1. 国産クラウド基盤による高いセキュリティ
さくらインターネットの国内クラウド基盤でサービスが完結するため、データが海外のサーバーに送られる心配がありません。また、外部の情報を学習に利用しない設計なので、非常に安全に利用できます。
2. 企業利用に特化した機能
企業での利用に最適なAIチャットの画面と、必要な情報を探し出してきて、より正確な回答を作る「高精度RAG(Retrieval-Augmented Generation)」という技術を搭載しています。
3. 3社の強みを結集
このサービスは、さくらインターネットのインフラ技術、neoAIのAI技術、そしてSTech Iが持つシステムを導入・運用する能力を組み合わせた、企業向けの特別なソリューションパッケージです。
サービスの詳細については、以下のページをご覧ください。
双日テックイノベーションの役割
STech Iは、このソリューションにおいて、顧客がAIを安全かつ効果的に利用できるよう、システム導入のサポートを行います。
顧客の既存のシステム環境や業務の流れを深く理解し、サービスの導入設計から環境の構築、そして導入後の利用がスムーズに進むよう、継続的に支援します。これにより、AIチャットサービスを単なるツールではなく、企業の価値を高めるための大切なITインフラとして機能させます。
今後の展開
双日テックイノベーションは、このソリューションの導入支援役として、顧客の既存システムに最適な導入サポートを提供していく予定です。3社の知識と技術を結集し、安全で信頼できる国産AI環境の構築を通じて、日本企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に貢献していきます。
このサービスは、金融機関、医療機関、製造業、官公庁など、高いセキュリティと安定した稼働が求められる業界を中心に展開され、日本企業のAI活用を力強く推進していくことでしょう。

