サーブコープジャパン株式会社は、2025年9月より、日本国内の全拠点でAI(人工知能)技術を本格的に導入した「AI-Enhanced Workforce」構想をスタートしました。これにより、レンタルオフィス、バーチャルオフィス、コワーキングスペースといったさまざまなオフィスサービスが、AIの力を借りてさらに便利になります。

AI導入の背景:人手不足と高まる期待
日本では、少子高齢化によって働く人が減っており、特にデジタル技術に詳しい人材が不足しています。経済産業省の推計によると、2040年には約328万人のデジタル人材が不足すると予測されています。
一方で、AIの市場は大きく成長しており、IDC Japanの調査では、2023年に約6,858億円だった国内AI市場が2030年には2兆円を超える見込みです。
このような状況の中で、AIを使って仕事を効率化し、人材の力を高めたいというニーズが高まっています。サーブコープは、こうした社会の動きを受けて、AIをオフィスサービスに取り入れることで、企業や個人事業主がより自由に、そして創造的に働ける環境を提供し、新しい働き方を応援していきます。

人とAIが協力する新しい働き方
サーブコープは、「AIは人間の能力を置き換えるのではなく、もっと引き出すものだ」と考えています。AIが簡単な作業をサポートすることで、働く人々は、よりアイデアを出したり、戦略を考えたり、新しい価値を生み出すといった大切な仕事に集中できるようになります。
サーブコープジャパンのゼネラルマネージャーであるオルガ・フリートストラ氏は、「AIをサービスに融合させることで、ビジネスリーダーや起業家をはじめとするビジネスパーソンの皆さまが創造性や戦略立案、価値創出といった本質的な業務に集中できる環境を実現しています。私たちはこれからも、お客様の力を最大限に引き出し、働き方の未来をともに切り拓くテクノロジーへの投資を続けてまいります」と述べています。

日本のニーズに合わせたAI活用
日本では、サービスの「品質」や「信頼性」、そして「きめ細やかな対応」がとても重視されます。そのため、AIの導入には慎重な企業も少なくありません。
そこでサーブコープは、AIのサポートと、人の手による最終チェックを組み合わせた「ハイブリッド型運用」という方法を採用しました。これにより、AIによる効率の良さと、人が提供する温かいサービスの両方を実現し、高い信頼性を提供します。
日本国内でのAI導入状況を見ると、IPAの調査によれば、AIを導入している企業は約3割にとどまっています。
- IPA: https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/discussion-paper/f55m8k00000039kf-att/dx-talent-shortage.pdf
サーブコープは、AIを積極的に取り入れることで、他のオフィスサービスとの違いを明確にし、「AIを使いこなす力」「品質保証」「信頼性」で、お客様に選ばれる存在を目指しています。
AIがもたらすオフィスサービスの価値
AI技術の導入は、単に仕事を効率化するだけでなく、お客様がもっと大切な仕事に集中できる環境を作ることを目的としています。これにより、日々の業務の負担を減らしながら、ビジネスの成長を加速させる具体的なメリットが期待できます。
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スピードアップ:AIが簡単な作業を素早く処理することで、仕事にかかる時間が短くなります。
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品質向上:AIが内容をチェックすることで、人間がうっかりしてしまうミスを減らし、より正確なサービスを提供します。
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コスト効率化:無駄な作業を減らすことで、生産性が向上し、結果的にコスト削減につながります。
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一人ひとりに合わせた体験:お客様の状況やビジネスに合わせて、AIが最適な情報や対応を提供します。
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人手不足への対応:AIが一部の業務を担うことで、働く人が減っている現代の課題解決に貢献します。
特に、起業したばかりの方やスタートアップ企業、中小企業など、少ない人数でビジネスをしている方々にとって、AIのサポートは大きな助けとなるでしょう。

AI活用の具体的な内容
サーブコープのAIサポートは、すべて「AIが完全に一人で行う」わけではありません。各拠点のプロフェッショナルなバイリンガル秘書が最終的なチェックと修正を行う「ハイブリッド運用」で提供されます。AIが活躍する主な分野は以下の通りです。
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問い合わせ対応・メール作成支援:AIが文書の構成を考えたり、よくある質問への返信を自動で作ったり、英語と日本語の両方での対応をサポートします。
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議事録・要約支援:オンライン会議の音声から、議事録のたたき台を自動で作成したり、大切なポイントを抜き出したりします。
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情報検索補助:業界の新しい情報や法律に関する情報など、必要な情報をAIが調べて提示してくれます。
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翻訳・多言語コンテンツ支援:AIが英語と日本語の文書作成をサポートし、翻訳も手伝った上で、最終的にはネイティブ(その言語が母国語の人)がチェックします。
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内部運用支援:予約の管理や、定型的な作業の自動化をAIがサポートします。
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セキュリティ・品質チェック支援:文書ややり取りの内容がプライバシーに関わらないか、情報に間違いがないかなどをAIがチェックします。
これらのAI技術を積極的に活用することで、レンタルオフィス、コワーキングスペース、バーチャルオフィスを利用するビジネスパーソンが、もっとスムーズに、もっと効率的に仕事を進め、時間を有効に使えるようになります。
未来への展望
サーブコープは、AIが進化する時代においても、「人の可能性を広げ、お客様の成長を支えるオフィス」を目指しています。AIが日々の業務をサポートすることで、スタッフはより戦略的で創造的な仕事に集中し、お客様の成功に直接つながる支援ができるようになります。
人とAIが協力することで、働く人々の生産性や満足度を高めながら、仕事とプライベートのバランスを保ち、ビジネスでの成功も実現することを目指しています。信頼と革新を両立させ、日本のビジネスパーソンが「安心して新しいことに挑戦できる」次世代のオフィスを提供していくとのことです。

関連情報
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サーブコープ公式ウェブサイト: https://www.servcorp.co.jp
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コワーキングスペース: https://www.servcorp.co.jp/ja/coworking/
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