デジタルハリウッド、最先端バーチャルプロダクション環境で映像教育を革新
デジタルハリウッド株式会社が、映像制作の教育研究をさらに発展させるため、新しいバーチャルプロダクション環境を導入しました。
バーチャルプロダクションとは、LEDウォールなどに映し出された仮想の背景と、現実の俳優やセットを組み合わせることで、リアルタイムで映像を制作する技術です。これにより、撮影現場にいながらにして、最終的な映像のイメージを確認し、制作上の判断をすぐに行うことが可能になります。

導入された主要設備
今回の環境整備では、以下のような最新設備が導入されました。
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LEDウォール: Absen社製PL1.9 Pro V10(幅6.5m×高さ2.5m、ピクセルピッチ1.9mm)
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映像入出力・制御システム: Brompton社製Tessera SX40
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カメラトラッキングシステム: HTC社製MARS
これらの組み合わせにより、背景の表現が非常に自由になり、撮影と編集作業の境目がほとんどなくなります。企画、演出、撮影、CG制作といった工程での意思決定を、同じ場所でリアルタイムに行えるようになります。
教育・研究への期待
この新しい環境は、実践的な教育において試行錯誤の回数を増やし、様々な分野の知識や技術を学ぶ機会を広げることが期待されます。研究や共同制作においても、試作品の検証がすぐにできるようになり、制作と探求のサイクルがより速く進むことを見込んでいます。
新たな教授の招聘
バーチャルプロダクションを用いた教育と研究をさらに推進するため、米国で活躍するクリエイティブディレクター兼VFXスーパーバイザーのクリストファー ハンス エカート氏が、デジタルハリウッド大学の教授として迎えられました。

エカート氏は、AI、ICVFX、アニメーション、3DCG、バーチャルプロダクションの分野で30年以上の制作経験を持ち、国際的な映像制作に携わってきました。また、米国OTISカレッジなどで20年以上の教育経験もあります。最近では、2025年、2026年のスーパーボウル放映CMのVFXスーパーバイザーやシネマトグラファーとしても活躍しており、世界最高水準の現場で培った知識と経験を、これからのクリエイター育成に役立てていくことでしょう。
今後の展望
デジタルハリウッドは、実制作と最先端テクノロジーを融合させた実践的な教育を通じて、次世代のクリエイターを育成し、デジタルコンテンツ業界の発展に貢献していく予定です。
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