生成AIで翻訳がもっとスムーズに!「XMAT」に新機能「AIポストエディット」が登場

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翻訳作業を助ける「XMAT」がさらに進化

翻訳作業は、言葉の壁を越えるためにとても大切ですが、時間や手間がかかることも少なくありません。そんな翻訳作業をサポートする機械翻訳活用プラットフォーム「XMAT(トランスマット)」が、この度、新しい機能を追加してさらに便利になりました。

株式会社川村インターナショナルは、2025年11月14日より、「XMAT」の最新版を提供開始しました。今回のアップデートでは、特に「AIポストエディット」という新機能が注目されています。

XMATのメイン画像

生成AIが翻訳を自動で修正・補完する「AIポストエディット」

「AIポストエディット」とは、人工知能の一種である「生成AI」の力を借りて、機械翻訳された文章を自動で修正したり、足りない部分を補ったりする機能です。

これまで、機械翻訳後の文章は「ポストエディット」と呼ばれる人の手による修正作業が必要でした。これは、機械翻訳が完璧ではないため、自然な文章にするために人の目と手で調整する作業のことです。しかし、この「AIポストエディット」機能を使うことで、この修正作業がぐっと効率的になり、手間を減らしながら、より良い品質の翻訳文が作れるようになります。

この機能は、生成AIの利用が許可された組織のユーザーだけが利用できます。

最新のAI翻訳エンジンにも対応

今回のアップデートでは、「XMAT」で使える機械翻訳エンジンも新しくなりました。具体的には、「Google Cloud Vertex AI (Gemini 2.5)」、「Anthropic (Claude 4.5)」、「Amazon Bedrock (Amazon Nova)」といった、世界的に注目されている最新のAIエンジンが追加されています。これにより、より高性能な機械翻訳を利用できるようになります。

さらに、翻訳エディタの画面には「固有表現抽出結果」が表示されるようになりました。「固有表現」とは、人名、会社名、地名、日付、金額など、特定の意味を持つ言葉のことです。これが表示されることで、翻訳者がより正確な判断を下しやすくなり、翻訳の質を高める助けになります。

「XMAT」ってどんなサービス?

「XMAT」は、「すべての人に機械翻訳を」というコンセプトのもと、多くの人が機械翻訳を簡単に使えるように作られたプラットフォームです。主な機能には、以下のようなものがあります。

  • Quick MTテキスト翻訳: 「みんなの自動翻訳@KI(商用版)」や「OpenAI」など、8種類以上の多様な機械翻訳エンジンを使って、テキストを翻訳できます。

  • Quick MTドキュメント翻訳: Word、Excel、PowerPoint、PDFなど、10種類以上のファイルをまるごと機械翻訳できます。

  • Quick PE: 翻訳された文章をさらに良くするための高機能なエディタで、効率よく作業を進めることができます。

  • 言語資産作成や機械翻訳エンジンのカスタマイズ: 翻訳のルールや用語集など、企業独自の「言語資産」を作り、機械翻訳エンジンを自分たちのニーズに合わせて調整することも可能です。

利用料金は1ユーザー月額5,500円(税込)からで、月間の翻訳文字数に制限はありません。また、2週間の無償トライアル期間も用意されています。

製品の詳細については、以下のページで確認できます。

「XMAT」は、これからも最新の技術を取り入れ、利用者の要望をスピーディーに機能に反映させることで、ビジネスの効率化に貢献していくことでしょう。

会社概要

会社概要のイメージ

株式会社川村インターナショナルは、翻訳や機械翻訳、通訳など、言葉に関する様々なソリューションを提供している会社です。

  • ホームページ: https://www.k-intl.co.jp/

  • 本社所在地: 東京都新宿区神楽坂6-42 神楽坂喜多川ビル6階

  • 設立年月日: 1986年1月

  • 代表取締役: 森⼝ 功造

  • 事業内容: 翻訳・機械翻訳・ポストエディットなどの翻訳ソリューション、通訳、制作、⼈材派遣・紹介

  • 資本金: 50,000,000円

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