
株式会社Mavericksが提供する動画生成AI「NoLang(ノーラン)」に、mp3などの音声ファイルをアップロードするだけで、AIが自動でテロップ(字幕)付き動画を生成する新機能が加わりました。この新機能は、これまで費用や手間がかかっていた「文字起こし」や「効果音の挿入」といった作業をAIが自動で行うものです。これにより、企業の中に眠っている大切な音声データを「動画の知識(ナレッジ)」として活用したり、音声コンテンツをYouTubeのような動画プラットフォームで展開しやすくなり、情報としての価値を最大限に引き出せるようになります。
活用されずに眠る「音声データ」の現状
現代社会では、オンライン会議の録音やコールセンターの通話記録、ウェビナーの録音など、たくさんの音声データが企業に蓄積されています。しかし、これらの音声データは、そのままでは十分に活用されていないのが現状です。
音声だけで情報を聞くことは、集中力を保つのが難しく、内容を深く理解したり記憶に残したりするのに負担がかかります。例えば、コールセンターではほとんどの通話が録音されているにもかかわらず、実際に品質管理のために聞かれるのはごく一部(※1)に過ぎません。多くの音声データが活用されないままになっています。
また、最近人気のポッドキャストのような音声コンテンツも、聞く人にしか届かず、YouTubeなどの動画プラットフォームではそのままでは発信しにくいという課題があります。国内でポッドキャストを月に1回以上聞く人は17.2%(※2)であるのに対し、YouTubeは日本国内だけで月に7,300万人以上(※3)が利用するほど、多くの人にとって身近な存在です。従来の音声コンテンツは、動画に変換しないと、より多くの人に情報を届けられない状況でした。
こうした課題を解決するためには、音声データにテロップ(字幕)を付けて文字に起こし、目に見える形にすることが重要です。これにより、検索や分析、教育に使える価値ある情報へと変わります。しかし、これまでは音声データを動画にするための文字起こしや編集には、一本あたり数万円もの費用がかかることが多く、なかなか予算を割きにくいという実情がありました。
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(※1:Enthu.ai等のQA解説「従来は1〜3%の通話のみをサンプリング評価」 enthu.ai)
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(※2:オトナル・朝日新聞社「第5回ポッドキャスト国内利用実態調査」 audio-marketing.jp)
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(※3:Google「日本におけるYouTubeユーザー数」(Think with Google) Google Business)
音声ファイルから「テロップ付き動画」を自動生成する新機能
株式会社Mavericksは、このような「録音しただけ」の音声資産や、限られた層にしか届かなかった音声コンテンツの課題を解決するため、「NoLang(ノーラン)」にmp3などの音声ファイルをアップロードするだけで、AIが自動でテロップ(字幕)付きの動画を生成する新機能の提供を開始しました。
この機能により、これまで時間と費用、そして専門的な編集スキルが必要だった「音声の動画化」作業がAIによって完全に自動化されます。企業に眠る大切な音声データを「動画の知識(ナレッジ)」として再活用したり、ポッドキャストなどの音声コンテンツをYouTubeのような大きなプラットフォームへ展開できるようになり、情報資産の価値を最大限に高めることが可能になります。
mp3機能の主な特徴とメリット
この新機能は、「AIによる音声ファイルからの自動動画化」「企業における音声資産の再活用」「制作コストの劇的削減」という3つの大きな価値を提供します。
特徴1:AIによる音声の自動文字起こしとテロップ生成
アップロードされた音声データ(mp3)をAIが高い精度で分析し、自動で文字起こしを実行します。これにより、瞬時にテロップ(字幕)付きの動画が生成されます。生成されたテロップは、後から簡単に修正したり、自分好みにカスタマイズしたりできます。さらに、「NoLang」が持つ100種類以上のAIアバターや、フリー素材の背景映像、BGMを自由に組み合わせることで、音声ファイルだけでは実現できなかった、見た目にも魅力的なリッチなコンテンツを誰でも簡単に作ることができます。これにより、「聞く」だけだったポッドキャストなどの音声コンテンツを、「見る」動画コンテンツへと変え、より多くの人に情報を届けられるようになります。
特徴2:既存の資産(音声)を「動画」として再活用
この機能を使うことで、オンライン会議の営業商談の録音データ、コールセンターの顧客対応記録、オンラインウェビナーや新卒向けイベントの会社紹介の音声など、企業が持っているさまざまな「音声資産」を動画として有効活用できるようになります。動画はテキストに比べて約9倍も記憶に残りやすいと言われており、セミナー録音などを学習コンテンツとして動画にすることで、学習効果やその資産価値を大きく高められます。また、優れた営業対応やカスタマーサポートの音声を動画の知識(ナレッジ)として蓄積することは、営業担当者やオペレーターの教育を強化し、対応品質を均一にするのにも役立ちます。
特徴3:コンテンツ制作の時間と費用を大幅に削減
これまで、1時間のセミナー録音にテロップを付けて動画として編集する作業には、文字起こしだけで2万円近くかかり、さらに動画を完成させるための編集費用を合わせると、数万円以上の外注コストが発生していました。「NoLang」は、この「テロップ付け・編集」作業をAIが代わりに行うため、編集経験が全くない方でも、特別なスキルなしで動画化を完結できます。法人プランでは、月額固定料金で動画を無制限に生成できるため、動画1本あたりの制作コストを数千円程度と、従来の10分の1に削減し、たくさんのコンテンツを効率的に作れるようになります。
「NoLang」による音声動画化の具体的な活用シーン
この新機能は、さまざまな業界やビジネスシーンで、すぐに役立つ価値を発揮します。
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コンテンツ配信(ポッドキャスト運営者、インフルエンサー)
ポッドキャストのmp3音源を、YouTubeやTikTokにぴったりの動画(横型・縦型)にすぐに変換できます。これにより、複数のプラットフォームでコンテンツを展開し、より多くの人に情報を届け、収益を最大化することに貢献します。 -
教育・研修(人事・教育担当)
過去のセミナーや講演会の録音データを、テロップ付きの復習用研修動画として資産化できます。社員の学習効果を高めながら、教育にかかる費用も削減できます。 -
コールセンター・CS(顧客の声活用、品質向上担当)
コールセンターやカスタマーサポートに毎日たまる顧客対応の録音データを、AIが自動でテロップ付き動画(文字起こし)に変換します。これまで聞き返すしかなかった「音声資産」を目に見える形・テキストにすることで、顧客の生の声の分析や、よくある質問(FAQ)の抽出が簡単になります。また、優れた対応事例を研修動画として再活用し、オペレーターの教育や対応品質の均一化にも貢献します。 -
知識(ナレッジ)共有(営業、DX推進)
大切な会議や商談の音声メモを、議事録の代わりにチームで共有動画として活用できます。音声認識によるテロップが自動で付くため、テキストだけでは伝わりにくい細かなニュアンスも正確に伝えられ、情報の学習効率を高めます。
今後の展望
株式会社Mavericksは、これからもAIによる音声認識の精度をさらに高め、対応するファイル形式(wav, m4aなど)を増やす予定です。また、AI要約機能との連携を強化し、長い音声から重要な部分をまとめたハイライト動画を自動生成するなどの機能拡充も継続的に行っていくとのことです。さらに、先日提供を開始した「NoLang API」を通じて、あらゆる企業の仕事の流れに動画生成機能を組み込み、「情報資産の価値をAIの力で最大限に高める」ソリューションとして、企業のデジタル変革(DX)とコミュニケーションの革新に貢献していくとしています。
資料請求、お問い合わせ
NoLang for Business 公式サイト:
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NoLangに関する問い合わせ:
「NoLang」の導入支援から、PoC(概念実証)の実施、AI研修の相談、企業の課題に合わせたシステム開発まで、AI開発の最前線を走る株式会社Mavericksが直接提案します。まずはお気軽にお問い合わせください。
株式会社 Mavericks 会社概要
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会 社 名:株式会社 Mavericks
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本社所在地:〒113-0033 東京都文京区本郷三丁目 43-16 コア本郷ビル 1 階 A 室
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代 表 者:Founder CEO 奥野 将太
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設 立:2023年9月12日
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事 業 内 容:
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様々な業種・業態で展開可能なシステム・プロダクトの開発
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リアルタイム動画生成AI「NoLang」や超解像化技術「カクダイ」などの提供
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最新のAI情報を届けるメルマガ「AI Newsletter」の提供
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U R L:https://www.mvrks.co.jp/
株式会社Mavericksは、自社のアイデアから生まれた生成AIのスタートアップ企業です。リアルタイム動画生成AI「NoLang」や超解像化技術「カクダイ」など、最先端の自社プロダクトを多数持っています。生成AI時代の開発現場の最先端を常に追いかけている、開発力に特化したチームです。「NoLang」に興味がある方、事業会社の方、顧客にAIサービスを導入したいと考えている方、組織のDX担当者の方は、以下のメールアドレスまでご連絡ください。
お問い合わせ先:nolang-corporate@mvrks.co.jp

