AIカメラを使った監視システムがさらに進化しました。株式会社ネクストシステムは、i-PRO製のAIカメラで使える「侵入検知アプリ for i-PRO」の最新バージョン1.4.0を2025年10月30日に提供開始しました。この新しいバージョンでは、これまで1箇所しか設定できなかった監視エリアを、なんと最大5箇所まで同時に設定できるようになります。

複数エリアの同時監視で、よりきめ細かな安全管理を実現
今回のアップデートで最も注目されるのは、「複数エリア対応」です。これにより、1台のAIカメラで、映像の中の異なる複数の場所を同時に監視できるようになりました。例えば、工場や倉庫などで「ここは立ち入り禁止」「ここは危険物があるから注意」といったように、細かくエリアを分けて設定できます。

それぞれのエリアごとに、人が侵入してから「異常だ」と判断して通知するまでの時間を変えることも可能です。これにより、現場の状況に合わせて、より柔軟で効率的な監視システムを構築できます。

実際の解析画面では、設定した複数のエリアで人体が検知されている様子が確認できます。


「侵入検知アプリ for i-PRO」とは?
このアプリは、i-PRO製のAIカメラと組み合わせて使うことで、指定したエリアに人が侵入した際に自動で検知し、アラートを通知するシステムです。株式会社ネクストシステムが開発した姿勢推定AIエンジン「VisionPose」が使われており、人の体全体だけでなく、特定の体の部位(例えば手だけ、足だけなど)を検知することもできます。
i-PRO製の監視映像システムと連携すれば、侵入時の映像を証拠として残したり、異常があった際にメールでリアルタイムに通知を受け取ったりすることも可能です。これにより、予期せぬ事故の防止や、普段と違う行動を自動で見つけ出すのに役立ちます。
※このアプリケーションを動かすには、i-PRO製AIカメラが別途必要です。
i-PRO AIカメラに関する情報はこちらで確認できます。
https://i-pro.com/products_and_solutions/ja/surveillance/products/network-camera
株式会社ネクストシステムについて
株式会社ネクストシステムは、「未来のシステムを創造し、世の中に変革をもたらす」というビジョンを掲げ、AIやXR(AR/VR/MR)といった最先端の技術を研究・開発しているIT企業です。特に、姿勢推定AIエンジン「VisionPose」は、エンターテインメント、スポーツ、医療、製造業など、さまざまな分野でのDX(デジタルトランスフォーメーション)に貢献しています。
同社は、これからも革新的な技術やサービスを提供し、より豊かで便利な社会の実現を目指しているとのことです。
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