大切な情報を自動で隠す!AI-OCR「ジンベイGenOCR」にマスキング機能が追加
「AI-OCR」という言葉を初めて聞く方もいるかもしれませんね。これは、AI(人工知能)の力を使って、紙の書類に書かれた文字をコンピューターが読み取り、データとして使える形に変換してくれる便利な技術のことです。ジンベイ株式会社が提供するAI-OCRサービス「ジンベイGenOCR」に、この度、帳票に書かれた個人情報などを自動で隠す「マスキング機能(α版)」が追加されました。

なぜマスキング機能が必要なの?
会社や病院、学校など、さまざまな場所で使われる書類には、氏名や住所といった大切な個人情報がたくさん含まれています。これらの情報を扱う際には、間違って外に漏れてしまわないように、とても厳重な管理が求められます。これまでは、個人情報を隠すために手作業で黒塗りをする必要があり、時間も手間もかかっていました。
この新しいマスキング機能を使えば、手作業で行っていた黒塗り処理をAIが自動で行ってくれます。これにより、情報が漏れるリスクを減らしながら、今までよりもっと早く、効率的に書類を処理できるようになります。
マスキング機能ってどんなことができるの?
この機能は、あなたが指定したキーワード(例えば「氏名」)に合わせて、帳票の中にある該当する項目を自動で探し出し、黒塗りしてくれます。まだ「α版」(試作段階)ですが、どの部分を隠すか、どのくらい隠すかといった細かい調整も可能です。

どんな良いことがあるの?
このマスキング機能によって、次のようなメリットが期待できます。
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個人情報が漏れる心配が減る: 大切な情報が自動で隠されるので、うっかり漏れてしまうリスクが少なくなります。
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情報の共有が安全になる: 他の人と情報を共有したり、別の目的でデータを使ったりする際に、個人情報が保護されているので安心です。
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ルールを守るのが楽になる: 個人情報保護に関する会社のルール(コンプライアンス)を守るための手間が省け、業務がスムーズになります。
どんな場所で役立つ?具体的な使い方
様々な業界で、この機能が役立つとされています。
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人材業界: 応募書類や履歴書を共有する前に、氏名や連絡先を自動で黒塗りし、候補者の情報を安全に扱えます。
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医療・介護: 診療記録や訪問記録から患者さんの氏名や住所を自動で隠し、外部と情報を共有する際の個人情報管理を強化します。
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製造・物流: 出荷指示書や作業指示書から担当者名を隠しつつ、作業工程の情報だけを外部の協力会社と安全に共有できます。
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教育機関: 成績表やアンケート結果から学生さんの氏名を隠して分析に使い、個人が特定されない形で情報を共有できます。
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自治体・公共団体: 住民情報を含む申請書類を黒塗りしてから、内部での審査や外部への委託処理に回すことで、個人情報保護のルールに効率的に対応できます。
ジンベイGenOCRってどんなサービス?
「ジンベイGenOCR」は、ジンベイ株式会社が独自に開発したAIを搭載したAI-OCRサービスです。これまでのOCR(文字認識)技術では難しかった、手書きの文字や、決まった形ではない書類のデータ化も、高い精度で実現します。今まで人の手で行っていた面倒なデータ入力作業を、ジンベイGenOCRに任せることができます。
ジンベイGenOCRが解決できること
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殴り書きのような手書き文字や、図形・グラフの読み取りにも対応し、読み取り精度は99%以上(※)です。
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事前の設定がほとんど不要で、誰でも簡単に使い始められます。
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月額2.5万円から利用でき、クラウド版では無料で試せるトライアルも用意されています。
(※読み取り精度、データ入力時間などの数値は、ジンベイ株式会社内での検証結果に基づいています。)
サービスについてもっと詳しく知りたい方は、以下のページをご覧ください。
ジンベイ株式会社について
ジンベイ株式会社は、「働くを変える」を目標に、最新の生成AI技術を使って仕事のDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めている会社です。同社が提供する「ジンベイ生成AIエージェント」は、それぞれの業務プロセスをデジタル化し、過去のデータや社内外のコミュニケーション情報を活用することで、会社の生産性向上と成長をサポートしています。

