renueが「広告代理AIエージェント」を開発、Web広告運用をAIが完全代行

AIツール・サービス紹介

株式会社renueは、Web広告の運用をまるごとAIに任せられる新しいツール「広告代理AIエージェント」を開発しました。このAIエージェントは、広告のアイデアを考えたり、広告の素材(画像や動画)を作ったり、作った広告を配信したり、さらにその効果を見て改善したりする、といった一連の作業をAIが自動でやってくれます。

Web広告運用の課題をAIが解決

最近、インターネット広告の市場はどんどん大きくなっていますが、一方で広告を運用する専門の人材が足りないという問題があります。いろいろな広告のプラットフォーム(Meta広告やGoogle広告など)を使いこなすには、それぞれの使い方をよく知っている人が必要です。さらに、広告の素材を作ったり、広告をクリックした後に表示されるページ(ランディングページ、LP)を作ったり、広告の効果を測るための設定をしたりするにも、それぞれ専門のスキルが求められます。

「広告代理AIエージェント」は、このような広告運用の手間をAIがまとめて引き受けることで、企業の負担を大きく減らすことを目指しています。

AIエージェントの主な機能

このAIエージェントは、Anthropic社が提供する「Claude Code」という技術をベースに作られています。Meta広告(InstagramやFacebook)、Google広告(検索やYouTube)、X(旧Twitter)、TikTokといった主要な広告プラットフォームで、次のようなことを自動で行います。

  • 広告キャンペーンの設計: どんな人に、どんな内容の広告を見せるか、という計画を立てます。

  • クリエイティブ制作: 広告に使う画像や動画、テキストなどを自動で作ります。

  • 広告の入稿: 作った広告を各プラットフォームに設定し、配信を開始します。

  • 運用最適化とPDCA: 配信中の広告の効果を常にチェックし、より良い成果が出るように改善を繰り返します。

広告代理AIエージェントの概要。AIチャットで戦略立案、ペルソナ定義、セールスポイントを決定し、Meta広告プラットフォームへ広告を自動入稿する一連の流れを示しています。

すでに複数の企業と約3か月間の実証実験を行い、これまで人が行っていた広告運用の大部分をAIエージェントに任せられることを確認しています。これにより、広告運用にかかる人の手間を大幅に減らしながら、データに基づいた継続的な改善を実現できることが示されました。

複数の広告プラットフォームを一括管理

「広告代理AIエージェント」は、Meta広告、Google広告、X、TikTokといった様々な広告プラットフォームをまとめて管理できます。通常、これらのプラットフォームはそれぞれ違う管理画面や操作方法がありますが、このAIエージェントを使えば、一つの画面からすべての広告を管理できるようになります。

広告のフォーマットや入稿のルールが媒体ごとに異なっていても、AIエージェントが自動で最適な形に調整してくれます。また、各媒体での広告の成果データ(どれくらいの人が広告を見たか、クリックしたかなど)もリアルタイムで集め、AIが分析して、より効果の高い広告に予算を集中させたり、効果の低い広告を見直したりといった判断を自動で行います。

コンテンツ管理システムのグリッド画面で、9つの画像カードが並んでいます。各カードには画像、ファイル名、日本語の説明文が含まれており、自然素材、飲料ボトル、動物の彫刻、ブランドロゴなど、多様なマーケティング素材が確認できます。

AIによるクリエイティブの自動制作

広告に使う画像や動画の素材も、AIエージェントが自動で作ってくれます。商品の写真を使ったバナー広告や、15秒から60秒程度の短い動画広告など、様々な形式に対応しています。さらに、企業のロゴやブランドの色、デザインのルールなどを事前に登録しておけば、AIがそれらを守りながら広告素材を作ってくれるので、ブランドのイメージを統一したまま、たくさんの種類の広告を素早く作ることができます。

広告を配信した後も、どの広告素材が一番効果があったかをAIが分析し、その結果をもとに新しい広告のアイデアを考え、さらに良い広告を作っていくサイクルを自動で回します。

Meta広告の管理画面で、ビジネスパーソンが写る採用広告をプレビュー中。若手社員がラップトップを囲んで議論する画像が使われ、「成長スピードを最大化したい」を訴求する広告の設定画面です。

ランディングページ(LP)や効果測定の管理も

広告の効果を最大限に引き出すためには、広告をクリックした後にユーザーが訪れるランディングページ(LP)の質もとても大切です。このAIエージェントは、LPのデザインから作成、公開までを一貫してAIが担当します。広告の内容とLPのメッセージを合わせることで、ユーザーがスムーズに情報を受け取れるようにします。

また、広告の効果を正確に測るために必要な「Facebook Pixel」や「Google広告のコンバージョンタグ」といった、様々な計測タグの設置や設定もAIがまとめて管理してくれます。これにより、「広告はクリックされているのにLPで離脱が多い」「効果測定が正しくできていない」といった問題を根本から解決し、広告からLP、そして計測まで、デジタルマーケティングに必要なウェブの仕組みをAIが総合的に管理します。

Meta広告のクリエイティブ修正案と、Meta採用キャンペーン「ミドル即戦力層」の詳細が示されています。ターゲットペルソナの課題(成長機会やキャリア形成の不足)や、それに対応する訴求軸(裁量、市場価値向上)が整理されています。

今後の展望

現在、「広告代理AIエージェント」は6つの広告媒体に対応していますが、今後はLINE広告やPinterest広告など、さらに多くの媒体に対応していく予定です。また、Microsoft Excelと連携して、広告の企画書やクライアント向けの報告書を自動で作る機能も開発が進められています。

将来的には、SEO対策(検索エンジン最適化)やメールマーケティング、SNSの運用など、広告以外のマーケティング活動全体もAIがサポートできるよう、機能の拡充を目指しています。

利用上の注意点

AIによる広告運用の自動化は、キャンペーンの設計やクリエイティブ制作、入稿、効果分析、改善策の実行といった主要な部分に限られます。最終的な広告の公開や予算の上限設定など、大切な判断については、人間が確認して承認するプロセスが設けられています。

AIが生成する広告の文章や画像、動画には、AIの特性上、事実と異なる情報や少し大げさな表現が含まれる可能性があります。そのため、広告を配信する前には、景品表示法などの法律に違反していないかを含め、必ず人間が内容を確認し、承認してください。このサービスは、特定の広告成果を保証するものではありません。

また、AIが生成した画像が、意図せず実在の人物に似てしまったり、すでに存在する著作物や商標に似た表現になってしまったりすることがあります。肖像権や著作権、商標権などの知的財産権を侵害していないか、配信前に必ず確認してください。

株式会社renueについて

会社名:株式会社renue
所在地:〒105-7105 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター 5階
代表者:山本悠介
事業内容:AIコンサルティング業
URL:https://renue.co.jp/
メール:info@renue.co.jp

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