生成AIサービス「ChatTAKUMI」が音声対応で進化
サイバーコム株式会社は、自社の生成AIサービス「ChatTAKUMI」(チャットタクミ)に、新たに音声活用オプション機能を搭載し、2026年2月25日より提供を開始することを発表しました。
これにより、会議や商談といったビジネスシーンで交わされる貴重な音声データが、AIによって効率的に活用できるようになります。これまで埋もれがちだった「声のナレッジ」(経験から得られた知識や情報)を組織全体で共有し、業務の生産性を高めることが期待されています。

開発の背景:失われる「声のナレッジ」をビジネス資産に
「ChatTAKUMI」は、「RAG(Retrieval-Augmented Generation)」という技術を使って、安全な環境で生成AIを社内で利用できる点が評価されてきました。RAGは、社内の情報とAIを連携させることで、より正確な回答を引き出すための機能です。
しかし、利用者との対話の中で、「会議や商談の内容が議事録以外に活用されていない」「優秀な社員のノウハウが個人に留まってしまっている」「キーボード入力が難しい現場でも記録・報告ができたら」といった、テキストになっていない「声の情報」が共有されずに失われている現状が浮き彫りになりました。この課題を解決し、企業の競争力に変えるために、今回の音声活用機能の開発に至ったとのことです。
新機能「音声活用機能」の具体的な内容
新しく追加された音声活用機能は、主に以下の2つの機能で構成されています。
- 音声によるチャット入力機能
マイクに向かって話すだけで、手軽にテキスト入力ができるようになります。キーボード操作が苦手な方や、手が離せない状況でもAIチャットを利用できます。 - 音声ファイルの自動テキスト化とRAG連携機能
会議や顧客対応の録音データ(MP3、MP4など)をアップロードすると、AIが自動で高精度に文字起こしを行います。さらに、文字起こしされたテキストはAIによって要約され、「ChatTAKUMI」のRAG機能を通じて社内のナレッジとして登録・活用できるようになります。

期待される効果と活用シーン
この音声活用機能は、単に業務を効率化するだけでなく、社内のあらゆる「音声」を企業の成長を加速させる「ナレッジ」に変えることが期待されます。
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議事録作成業務の大幅な効率化
録音データからAIが自動で議事録の骨子を作成するため、担当者の負担が大きく減ります。会議での議論や意思決定の経緯が記録され、後から参照できる資産となります。

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コールセンターの応対品質向上
優れたオペレーターの通話記録をナレッジとして共有することで、顧客対応の品質が均一になり、向上します。個人の経験に頼りがちだった対応が、組織全体の知識として活用できるようになります。

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現場作業のハンズフリー報告
製造現場や建設現場、医療機関など、パソコン入力が難しい環境でも、音声での報告や記録が可能になります。これにより、情報共有がスムーズに進みます。

提供開始日と価格
音声活用オプション機能は、2026年2月25日(水)より提供が開始されます。
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基本ライセンス:現行価格から変更はありません。
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音声活用オプション:導入時のSI(システムインテグレーション)サービスと合わせて個別見積もりとなります。
サイバーコム株式会社は、2026年度に50社への導入を目指しているとのことです。
サイバーコム株式会社について
サイバーコム株式会社は、1978年の設立以来、通信分野でのソフトウェア開発実績を基盤に、AI、RPA、IoTといった最新技術を活用したソフトウェア開発を提供しています。クラウドサービスを利用したシステム構築やセキュリティ確保のSIサービス、DX(デジタルトランスフォーメーション)支援ソリューションなどを展開し、国内7拠点からビジネスの成長と変革をサポートしています。
ChatTAKUMIの公式ページはこちら: https://www.cy-com.co.jp/chattakumi/
サイバーコム株式会社の公式ウェブサイト: https://www.cy-com.co.jp/

